みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。今日はフランスでの花粉症対策のお話しです。
海外には花粉が飛んでないと聞いたりしますが、フランスには花粉飛んでます!花粉の飛んでない国、羨ましい!
特にパリなどの首都圏は大気汚染もひどく、鼻や喉が前よりも敏感になっています...。
花粉症のピークである毎年3~5月が憂鬱で仕方がなく、2年前から薬以外にも花粉症対策をしています。
⇨対策を始めて2回目の春になったら、ほとんど症状がなくなってきてティッシュが手放せなかった生活から解放されました〜
花粉症対策の必要性をいよいよ本気で感じて私が試したことは
・ハーブティ
・16時間断食
・鼻うがい
まぁそんなに驚きがないよという感じですが、実際の体験をみなさんに共有させていただきたいと思います。
ちなみに私は2012年くらいに突然花粉症になり、出産以降はさらに悪化していました。花粉症が酷すぎると、何にも集中できないし不快だし、ティッシュの消費が止まらないし・・辛いことも多いのでみなさんの症状が少しでも和らぐと幸いです!
- フランスで花粉症対策のためにやっていること
- 冬のうちにデトックス、植物療法の花粉症対策
- アレルギー対策のハーブティ
- 鼻うがい 赤ちゃんから大人まで使う生理食塩水
- 定期的な断食
- 【追記】2024年3~4月現在の症状について
フランスで花粉症対策のためにやっていること
花粉症は日本だけのものではなく、私が住む欧州でももちろん花粉症はありますよ〜。
年々、私は花粉症が酷くなり、いよいよ生活に支障が出るほどになりました。
【花粉症が酷い】
・仕事や家事が手につかないほど、鼻水が流れすぎる
(鼻にティッシュを詰めていても永遠に流れるので適宜ティッシュ交換しないといけないwコロナ禍ではマスクで隠せたんですけどね〜!)
・朝起きると鼻水が詰まっていて呼吸しづらい
・子供と一緒に公園に行こうにもめちゃくちゃ辛い
・肌荒れ、敏感になる
・喉の痛み、声がガラガラ
・頭がぼーっとする、集中力なくなる
花粉症が酷い方は共感してくださる方も多いのではないでしょうか。
しかも産後さらに悪化しました。
▶︎フランスの花粉情報(エリア、花粉の種類)を知るためのサイト
エリア別で、現在どんな種類の花粉が飛んでいるかがわかります。
やはり南仏など温かくなるのが早い南の地域からどんどん北上してパリの方へ花粉が襲ってきます!!怖
薬の服用をしたりもしましたが、効き目としては鼻水はある程度止まるかなという程度でめちゃくちゃ効いてる!という感じがなかった。
日本の花粉症薬は良く効きましたが、フランスのものはあってなかったのか?しかも、3~5月の間2ヶ月強薬を飲み続けるというのが面倒だな〜、他に対策はないのかなと思っていました。
【花粉症対策のために調べたこと】
元々フィトセラピー(植物療法)に興味があるので、持っている教科書を引っ張ってきてアレルギー対策のことを調べたり、パリのフィトセラピーアトリエに参加してみて「デトックス」の効果を教えて頂きました。
【実施したこと】
花粉症対策をするために、花粉が飛ぶ前に症対策を始めるということを知り、ここ2年は冬のうちに対策を始めるようにしています。
※以下で紹介する内容は私個人の判断で実施しているものです。
ご参考にしていただく場合は自己責任でお願いします。
冬のうちにデトックス、植物療法の花粉症対策
毎年2月に花粉症対策としてデトックスをしています。
植物療法士で当時パリにいらしたカオリさんが「デトックス」のアトリエを開いていらっしゃった回に参加したことがありました。
フランスではクリスマスなどパーティシーズンにたくさん食べてお酒を飲んで内臓にダメージwが来ているので、この時期にデトックスで胃腸や肝臓を労わる人が多いということを知りました。
冬の過ごし方が春に出てくる!
冬のうちに胃腸、肝臓を整えることで体が整うだけでなくアレルギー対策にもなり、花粉症軽減に繋がります。
ハーブ薬局ではフランスの人たちから一番問い合わせが多い事項がデトックスに関することなんだそう。
春になる前に花粉症対策しておくという概念がなかったため、冬のデトックスは目から鱗でした!
▷東京にあるハーブ薬局 カオリさんのお店 Dgs Phytreatのインスタグラム
【フランス語】花粉の種類
花粉症...Allergies aux pollens
・ヒノキ...Cyprès
・ブタクサ...Ambroisie
・イネ...Riz
・シラカバ...Bouleau
・オーク...Chêne
・ヘーゼル...Noisette
・ブナ...Hêtre
・ハンノキ...Alune
RSNA(Réseau National de Surveillance Aérobiologique:大気汚染などを監視する機関)によれば、パリ地域では4月のシラカバの影響が最も大きい。
公園やお庭の芝生(芝刈り)も当然花粉を飛散させます。
パリ地区の主な花粉飛散情報
2−4月 シラカバ、ヘーゼル(ノワゼット)、ハンノキ
5-8月 イネ科
7-9月 ブタクサ
地域によって花粉の種類は異なります。
アレルギー対策のハーブティ
具体的に私が行っていることはネトル(イラクサ/フランス語:Ortie)のハーブティを飲むこと。
1日に朝、日中、夕食後に分けて飲むことを2~3週間くらい続けています。
アレルギー対策にネトルはとても有名で、ハーブティは手軽にオーガニックスーパーやハーブ薬局でも購入することができます。
特に癖もなく緑茶っぽく飲むことができます。他のものとブレンドしても美味しい。
私はネトル+ミントで飲んだりしています。
ネトルのプチ情報
ネトルについては専門書で詳しく読んで頂くのが最も正確ですが、日本名ではセイヨウイラクサという名がついています。英語ではNettleフランス語ではOrtieです。
ヨーロッパだと散歩している時にうっかり触っちゃって葉の裏のトゲに刺さって痛い!というやつです!お酢で手を洗うと和らぎます。
お茶にするともちろんトゲトゲはありませんw
スープにして飲むというヨーロッパの国もあります。
ハーブティにすると、ビタミン・ミネラル・鉄分が多い(嬉しい)だけでなく、アレルギー症状緩和に良いとして知られています。
ハーブティを1日に何度も飲むと利尿作用が高いのでそれだけでも十分にデトックスにつながります。
妊娠中・授乳中、3歳以下の子供には推奨されていません。
▶︎ネトルってこんなに重宝しているのに、うっかり触ったら大変なのよ
デトックスのハーブティは美味しくない?
ハーブティにはよく「デトックス(ブレンド)」がありますが、一度飲んだことがあるけど苦くて無理だった!ということがありました。前述のカオリさんのアトリエでも苦すぎて飲めなかった・・!
一般的に売られているものは肝臓などのケアにつながるタンポポ、アーティーチョークや牛蒡の根など苦めのハーブが入っていることが多いです。
自分に合っていないと美味しく飲めないということを植物療法の先生からも伺いました。ハーブは薬ではないけど、体が必要としているものを補うものなんだと実感・・!
ハーブ薬局で自分の症状に合わせてブレンドしてもらうということも可能。
パリのハーブ薬局店
パリの有名なハーブ薬局(Herboristerie)です。
老舗で有名な3店舗のアドレスです。
・Herboristerie Palais Royal (1区)
・Herboristerie de la Place Clichy (8区)
・Herobisterie d'Hipocrate (6区)
▶︎エルボリステリのお店は情報はこちらに。
夫がお楽しみ用?のハーブティを買ってきてくれて(珍しいw)リラックス用、入眠用のもの。デトックスと違って飲みやすい。
▶︎鼻・喉などの不調の時に、我が家では「森のジュース」と呼んでいるハーブティを重宝しています。これが1回目に買いに行った時のお話し。
油断して公園へ行くと大変なことになる...
パリ近郊は冬の日照時間が短いので、日差しがたまに顔を出すと外に出たくなるのですが、子供も一緒に公園へ行った後も、ネトルをめちゃくちゃ飲みます、飲むことになるます。
ネトルを飲み始めて1週間程度経った頃でしたが、休日に半日近く緑の多い公園の中で過ごしていたら、その夜鼻水が止まらなくなりました。
ハーブティは夜飲んでもカフェインなどはないし、ガブガブ飲みました〜!
リアルな話で申し訳ないのですが、ハーブティは利尿作用もあり、お手洗いへ行くと不要なものが出たように鼻水の症状も落ち着きます。日常生活程度なら鼻水が出まくるということは無くなったので継続することで鼻をかむこともかなり少ないし、肌が荒れたりすることも相当軽減されています。本当にやばそうだったら薬を飲みますが。
鼻うがい 赤ちゃんから大人まで使う生理食塩水
フランスの赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭には必ずある生理食塩水を使って、鼻うがいすると、公園から帰った後まさに付着した花粉を洗い流すようにすっきりします。
子供用に使うのは、もちろん花粉症のためではなく鼻をうまくかめない子の鼻洗浄やコットンを使って目の周りを拭いたりするためです。
スプレータイプは風邪で鼻水が止まらない時によく使います。
3月 初春のパリ花粉情報
2024年3月初旬の花粉情報です。
パリ(上)は一応緑ゾーンで、まだ心配のない状況なのですが、南仏エリア(下:Var 83県)は真っ赤で非常に高いということです。
・ハンノキ...Alune
・西洋ヒノキ...Cuppressacés
・イラクサ...Urticacées (まさかの、ハーブティと同じ!)
▶︎フランスのティッシュの気になるところ。ポケットティッシュの使い方がびっくりするよねwww.parisimpleco.life
▶︎花粉だけじゃなくて、フランス(欧州)にはサハラ砂漠からの砂が飛んで来ます!
鼻がムズムズするので、ハーブティ続けます...。
定期的な断食
かれこれ3年弱くらい続けているのが、16時間断食。
厳しくやっているわけではないのですが、基本は平日の夜19時ー翌日11時くらいまでは食事を取らないで過ごします。
お腹が空いた日はフルーツなどを口にしたり、週末は家族で朝ごはんを食べることもあるので毎日厳格にはやっていません。遅めのディナーもたまにはあるしねぇ。
しかし、継続していると個人的にはとにかくお腹があまり空かなくなって、体も軽い。
肌も調子がいいなどオートファジーの効果はさまざまなメリットがあります。
ダイエットに利用する人もいますよね。
毎日でなくても週に2~3回実施するだけでも効果が感じられるので試してみる価値はあり。
16時間断食を始めた理由としては「花粉症に効果がある!」と見聞きしたからで、やってみたら続けられた。
3年くらい16時間断食を定期的にやるようになったからか、花粉症の症状はかなり軽減されました!
ただ、花粉症が全くなくなったわけではないですが、一番はじめに書いたような日常生活を脅かすほどの症状はなくなりました!それだけでもすごくない?!
昨年は鼻がむずむずするかなという程度でした。
16時間断食は可能か?
16時間というびっくりする程かなり長い時間なので、初日・2日目は空腹に耐えられないでいました。16時間断食を毎日始めて1週間のうちに「程よい空腹感」を感じられるようになって心地よく過ごせるようになっていきました!
妊婦さんや成長期の子供には推奨はされていませんが、個人的には断食する時間帯が自分の生活リズムにフィットしていたということが無理なく続けられている理由になっています。
▶︎こちらに詳しく書いていますが、16時間断食を続けられるリズムが既に整っていたから続いている
16時間断食はブームがあったので、それで知りましたがただブームにただ乗るのは悔しいしw詳しいやり方がわからないと思ったのでKindleで書籍も読みました。
お医者様が書かれているもの。オートファジー自体については効果を発見した日本人のノーベル賞受賞者の方が見つけたもの。
パリでご活躍されながら、現在は日本を拠点にハーブ薬局の運営や商品開発、メディアなどでも活動を拡大されている香織さんの書籍。一家に一冊持っていたい本物のハーブの知識がつまっています。
【追記】2024年3~4月現在の症状について
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