【日仏家族】バイリンガル子育て中の5歳児の現状

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。

 

 

今日はバイリンガル子育て奮闘中の私たち親子の現状についてお話ししたいと思います!

 

私たちは日仏家庭でフランス在住。

 

息子は現在5歳半で日本語とフランス語をそれぞれ話します。

 

 

現状は日本語の方がやや語彙が多めです。

 

 

バイリンガル子育ては簡単ではないと聞きますし、我が家もまだまだスタートしたばかり。

 

できるだけ私も力を入れて頑張りたいし、

 

同じようにバイリンガル(マルチリンガル)教育を始めるみなさんにとっても参考になることがあれば良いなと思います!

 

 

● バイリンガル教育中の我が家はこんな感じ

● 息子の同級生と比較して感じたこと

● バイリンガル成功の大人に初めて会った!

 

我が家もまだまだこれからですが、今は息子が日本語もフランス語も必要な相手と場面で使い分けて話しています

 

 

海外在住で日本語を取り入れていくことはいつも簡単ではないですが、我が家の現状を皆さんと共有して、もし役に立てれば幸いです!

 

 

 

 

【日仏家族】バイリンガル子育て中の5歳児の現状

フランスで出産をして住んでいるため、息子は生まれた時からフランス語と私が日本語を話しています。

 

現在はフランス語・日本語を分けて話しバイリンガルと呼べる状態です。

 

 

将来的に日本語をどのくらい習得して欲しいか?

 

え、それって私が決めることなんだろうか?などと漠然と感じているところもありますが、

 

今のところは息子が日本語に大きな興味を持ってくれているので現在はそれで十分。

 

フランス在住 幼稚園では何語で話す?

息子の幼稚園はフランスの公立幼稚園(保育学校)です。

3歳から義務教育として通い、現在は年長です。

 

 

また週に1度日本語教室に通っています。ひらがなの練習、歌や簡単な工作などをやっています。

 

・公立幼稚園:フランス語のみ、週4日、クラス25人位

・日本語教室:週1日、90分、少人数

 

【息子について】

・5歳半

・日本語とフランス語話者...日本語がやや優勢

・フランスの公立幼稚園の年長

・習い事で週1(90分)の日本語教室を4歳から継続中

 

フランスにいると、バイリンガル(マルチリンガル)の家庭はそこらじゅうにいます。

 

 

様々な言語が飛び交う環境にいると、

新しい言語に対する抵抗感も少なく外国語でも子育てしやすいと感じます。

 

幼稚園では100%フランス語の環境ですが、時々先生が他の言語を話す保護者に特別授業をしてもらったこともありました。

 

 

息子は幼稚園外で日本語・フランス語以外の言語も、

 

かなりラフに習得していて英語やスペイン語の単語もお友達の影響でいくつかは勝手に!覚えています。

 

フランス語優勢だったが日本語優勢に変わった

今は相手や環境に応じて日本語とフランス語を話している息子ですが、実は3歳までフランス語しか発語していませんでした

 

 

日本語を理解しているけど、8割くらいはフランス語しか聞こえてこなかった。

 

 

3歳直前だったのでそもそも、まだ文章をちゃんと組み立ててお話し出来るレベルではないにしてもフランス語ばかりでした

 

 

劇的に変化したきっかけは日本への長期滞在で、単語が混ざった文章や日本語で質問するとフランス語で答えるという状態がなくなり

 

 

日本語とフランス語を分けて話すようになりました。

▶︎詳しくはこちらに

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幸い、うまく使い分けられるようになってから

 

日本語が楽しくなってきたのかひらがなへの興味やネトフリも日本語吹き替えで観たいと言ってくれるようになりました。

 

日本語教室へ行っています

元々、夫婦の考えとしては幼稚園の間は日本語教室へ行かせることまで考えていませんでしたが、

 

 

せっかくモチベーションが高まっているから、行かせてみようということで年中クラスに登録しました。

 

昨年1年間楽しく通えたし、年長になってまた行きたい!と言ってくれたので引き続き通うことにしました。

 

*フランスの幼稚園がない日に毎週90分

*7~9人くらいの少人数クラス

*ひらがなの読み書き、季節のイベントのカレンダー作り(折り紙)、日本の童謡、日本のテレビを見たりする時間もあるらしい。

毎週図書館で絵本を借りて読んでいます

 

 

 

 

 

 

フランス語だけ話す息子の同級生の語彙力に驚く!

息子は比較的おしゃべりなタイプで、

 

よく知っているお友達のママや近所の人にもどんどん話しかける性格です。

 

いい性格だと思うし、そうやって新しい言葉を習得できるならなお良い。

 

 

と、まさかいいことばかりではなく、誰にでもグイグイ話しつつも

 

①「えーっと、えーっと」と言って言葉を探すことがかなり多い

 

②文法が微妙に間違っている③相手に伝わりきらない

 

ということがよくあります。

 

まぁ年齢的にもこんなものなのかな(フランス語難しいからね!!!)と思っていましたが、

 

息子の同級生で両親がフランス人の子供達の話す姿を見てびっくり!

当たり前ですが、断然上手にお話しできている!!

 

 

具体的には、

・語彙が圧倒的に多い

・大人っぽいフレーズwを使いがち

・息子や私が文法や単語を間違えると訂正してくれるw

 

 

そして、私の甥っ子(5歳)にも上の二つは全く同じことを感じました。

日本語だけを集中してやっているし、お兄ちゃんもいるからか、息子と同じ年齢とは思えないくらい語彙が多い!

 

 

バイリンガルはどちらの言語も中途半端なレベルになるなんてよく聞こえてきますが、

 

それまで「まぁ息子は普通にどちらも話せているじゃん、うちは大丈夫じゃない」と思っていた私でしたが若干心配になってきました・・。

 

 

 

▶︎自宅ではこんな感じ。出来るだけ日本語に触れておきたいよね

www.parisimpleco.life

 

 

【バイリンガル成功例】日仏ミックスの女性が話しかけてきた!

 

やっぱりバイリンガルはそれなりに時間がかかるんだな・・と思っていてた頃、

 

息子と日本語教室帰りの電車の中である女性に話しかけられました!

 

 

息子が図書館で借りた日本語の絵本を開いて見ていると、

私の向かいに座ったお姉さんが微笑ましく見ているのがわかりました。

 

そして「もう字読めるの?すごいね」と第一声、日本語で言われたので私も息子も一瞬びっくり!w

 

お姉さん(20歳くらいの若い方)が日仏ミックス、しかも幼少期に息子と同じ日本語教室に長く通っていたということが分かりました!

 

 

色々と食い気味に聞いてみたい気持ちはありましたがw、

 

お姉さんも実家をすでに出ているから最近日本語を話す機会があまりなくあれこれ話すのを楽しそうにしてくれました。

 

むしろお姉さんが色々と日本語教育について教えてくれた!さすが、わかっている!!

 

日仏ミックスの「大人」にはなかなか実際に会ったことがなかったのですが、

 

日本語はの会話は何の違和感もないし、

語彙や言葉遣いなども一般的な大人と同じだと感じました。

 

 

読み書きを見聞きしたわけではないけど、

 

話す分には言われなければミックスとは思わないでしょう。

 

途中、「Infirmièreってなんて言うんでしたっけ?」と一瞬忘れてしまってるのが可愛らしかったです。

 

 

去り際も「ではこの駅で降りるので、失礼しまーす(会釈)」と帰られてバイリンガル成功例を初めて目の当たりにしましたw(言い方)

 

彼女が自ら幼少の頃どんな風に日本語を学んでいたかを積極的に話してくれました。

 

 

【自宅学習】

・お母様が日本人で、家で日本語のみ(フランス人のお父様は日本語話さない)

・お母様がフランス語を話せることを10歳くらいまで知らなかった

・日本語教室とこどもちゃれんじ(日本から送ってもらう)をやっていた

・夏休みなどよく日本へ行っていた

・日本の小学校への体験入学を行っていた

 

 

 

【思春期の葛藤】

・人前で日本語を話すのが嫌になった(みんな不思議な顔をする)

・なぜ自分だけ一般の勉強も大変なのに、日本語もやらないといけないのか

 

話を聞いてみて、「お母さん(家族)すごい!!」が強く感じたことでした。

 

 

かなり日本語学習に力を入れていたんだなと思います。

 

 

家族間で日本語を貫くのは結構難しい(面倒)ことも私はよくわかるし、日本語学校以外にも積極的に学習させていらした労力に脱帽・・。

 

 

彼女が思春期にさしかかかる10歳ごろから日本語学習への葛藤があり一旦勉強をやめてしまったけど、

 

基礎が十分できていたからその後は独学でやっても全然問題がなかったし。

 

Bac(高校卒業試験)でも日本語を選択して余裕だったということ。

 

 

大学生の現在、日本語という言語で職業には就くことを考えていないそう。

 

普段話していなかったとはいえ何の問題もなく日本語を自由に使えているしバイリンガル子育て駆け出しの私にもかなりポジティブな印象を与えてくれました!

 

日本でハーフが話すと外国人扱い?

息子とは0,1,3,5歳で日本に一時帰国しています。

 

 

3、5歳の帰国時には周囲から「日本語上手ー!」と驚かれることがあります。w

 

 

息子本人はよくわかっていないと思いますが、

 

私からすれば息子は日本人でもあるし、ずっと日本語で育ててるのになぁと思ったりしますが、

ミックスであることはそう感じられるのかなと思います。

 

 

そういう私もフランスで日仏ミックスのお姉さんと話した際に日本語完璧!と思ってしまっているから同じなのかもしれませんが。w

 

 

息子は日本語を話せる人がいると嬉しいし、日本語上手!と褒められるのは嬉しそうなので、ポジティブにいて欲しいですね!

 

 

一方で、同じ日仏ファミリーの友人は彼女のお母さんから「もっと○○くん(息子くん)の日本語、がんばろうね!(=ちょっと日本語レベルがまだ勉強が必要だよの意)」と言われたと聞いて(!)

 

なかなか厳しい指摘だなとは思いつつ日本で外国人扱い(言い方)を受けるよりもちゃんと日本人と扱ってくれているのはある意味嬉しいなと思いました。

 

 

考え過ぎかもしれませんが、子育てとなると気になっちゃうんですよね。

 

 

 

バイリンガル(マルチリンガル)は気長に進めよう

人によって目指したいレベルや向き不向きもあるので、親として今のベストの状態をサポートすることがいいのかなと思っています。

 

 

夫婦間のバイリンガルに対する考え方

実は私よりも夫の方が「日本語は絶対やらないとダメだ!」みたいなことを言っています。

 

 

息子は日本人だし、私の両親や甥っ子たちは日本語を話すわけだから習い事は絶対続けさせるし、

ちゃんと漢字までコンプリートしないと!と言っています。

 

(と言っても日本語学習や宿題をフォローするのは私だけな。)

 

夫は日本語はほとんど話せません。w

 

 

確かに夫の言うことは理想ではありますが、私の考えとしては「会話ができればいいんじゃないか」が最低・最高で求めているレベルです。

 

 

「ある程度やってみて、息子が嫌になったらやめればいい」

「日本人の礼儀や文化の方が大事」と思っています。

 

家族との会話はもちろん出来る方がいいし、私も家の中ではずっと日本語を話していますが、あくまでオプションと言うのがどこかにある考え方です。

 

日本が今後どんな風になっていくんだろう(経済面・日本語話者の減少?・マイナー言語を習得するメリット)と言うのも漠然と疑問があります。

 

 

人一倍時間を割いてやらなくてもいいんじゃないか・・と言うのは何となく思っています。

 

もし今後も息子が楽しく続けられるのであれば、それは私も嬉しいしサポートしたいと思っています。

 

フランスはその点、漫画などの影響で日本語を勉強したい人や興味が高い人も多いのでもしかしたら続けることでたくさんのチャンスがあるのかもしれないとも感じています。

 

 

我が家は息子が生まれて5年が経過し、こんなことを考えています。

 

本日もお読み頂きありがとうございました!

 

 

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