【国際結婚】フランスの名字事情 別姓が良いのか同姓に変えるか

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。

 

今日は国際カップルの夫婦の名字のお話しです。

 

日本では結婚による夫婦同性が現状のルールですが

国際結婚はその限りではなく選択することができます。

 

と言うよりも、夫婦別姓が基本です。

 

ちなみに私は夫の名字に変えたのですが、メリットデメリットなどをまとめたいと思います。

 

国際結婚】フランスの名字事情 別姓が良いのか同姓にするべきか

私たち夫婦は8年前に日本で国際結婚し、私がフランスへ移住しました。

 

結婚の際、国際結婚では夫婦が別姓で良いということを知りました。

同姓でないといけないのは日本だけらしい..。

 

別姓がデフォルトの中で、私は最終的には夫と同姓になったのですが、実際にフランスで生活すると色々思うところもあります。

 

 

メリット、デメリットはこれからご結婚を考える方にとって気になるところだと思いますので、実際の生活にどんな影響があるかなどのリアルをお伝えしていきます。

 

なぜ国際結婚は別姓なのか?

国際結婚は別姓と言いますが、実際はそれぞれの国でのルールや慣習が異なることで、日本人が外国人と結婚する場合は別姓でもOKという戸籍法でのルールがあります。

 

 

海外の事情では別姓が大多数ですが、選択できたり、複合(二人の名字をくっつける)することもできます。

 

 

ただ、様々な国の慣習がある中でも、結婚後に姓を統一しないといけないのは実は世界でも日本だけ。

 

 

【国際結婚後の名字パターン】

① 旧姓

② 相手の姓

③ パートナー姓 + パートナー姓 

 

国際結婚 名字を変えるには手続きが必要

国際結婚は名字を変えなくても結婚手続きとして成立するので、名字を変える時の方が手続きが増えます

 

と言っても、婚姻時であれば、書類が1枚増える程度。

(他にも紙が沢山いるから大したことではないかも)

 

 

日本で婚姻の場合、婚姻手続きから半年以内は名字変更は書面の手続で名字を変更することが可能。

 

 

●名字を変えるための書類

「外国人との婚姻による氏の変更届」という書類があり、婚姻届と一緒に提出することができます。

 

 

 

日本では婚姻後半年を過ぎる場合は、家庭裁判所で手続きが必要です。

 

国際結婚で姓を変えてよかった?メリット デメリット

国際結婚においては旧姓を維持する人はかなり多いです。

 

わざわざ名字を変えて夫婦同じ名字になるときのそれぞれのメリット、デメリットはなんでしょうか。

 

夫婦で同じ名字にするメリットとデメリット

 

【メリット】

・夫婦だとすぐに分かる

・家族で名字を統一できる

 

 

【デメリット】

・各種名義変更手続き

・書類手続き、家庭裁判所の許可要

・旧姓の公式書類がなくなる

 

 

【番外】デメリットというほどではないけど、夫の名字(ラテン系)で私(アジア系)が現れると、病院などの受付でやや驚かれたり、電話口ではポルトガル語が話せると勘違いされたことは実際あるw

 

また、自分の苗字なのに私の発音がぎこちないwということが当初はあった。

 

 

自分のアイデンティティである名前の一部が変わってしまうのには少なからず抵抗があるかもしれません。

 

国際結婚だと、名字を変えなくてもいいことは利点だと感じる人もいると思います。

 

しかし、別姓であることはカップル間で各種書類が違う名字なのであらゆる書類を個人で管理する必要あります。

 

また、子供にはどちらかの姓を選択するか、複合でつける必要があります。

フランスは父親の名字をつけることが多い。

 

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【フランス生活】結婚後、夫の名字になったら...

私は結局、夫の名字を名乗ることにしたのですが、正直抵抗がなかったわけではないです。

 

 

急にめちゃくちゃ外国人の名字になるのか〜ということが違和感としてありました。

 

日本人同士でもきっとそうですよね?

生まれてからずっと名乗ってきた名前から突然全然違う名前になるって、よく考えたらすごい話ですよね・・!

 

 

フェミニズムの話をしたいわけではないですが、不思議な話ではありますよね。

 

反対にフランスは夫婦別姓が原則だと言われていますが、体感的には複合性を使っている人もいる印象です。

 

 

では、私はなぜ夫の名字にすることにしたのか?

私はどっちでもいいなと思っていたのですが、夫の名字と私の顔あってなくない?という違和感がとにかくあった。

 

結局、夫からは「同じ名字にしてほしい」と言われ、私の母も「結婚したんだから変えるでしょう」と言われたから変えることにした、というのが理由です。

自分の意思のなさ!w

 

今現在も、どっちでもいいんですが、唯一変えるんじゃなかった!!!と思ったのは、あらゆる書類の面倒な手続きを私一人で行った時!!!!

 

周りは変えろというけど、パスポートも口座も何もかも変えないといけないのは自分一人!じゃあ変えなくてもよかったじゃん、とも思います。

 

複合バージョンも考えましたが、長くなるの嫌だなという理由でやめました。

 

夫の名字が結構長く、それを足すの嫌だなぁと。

利点としては、家族三人が同じ名字ということ。

 

【Nom de jeune fille 】フランスでは常に旧姓を聞かれる

フランスに移住して思い知ったのですがとにかく手続きをする際に、旧姓を聞かれます。

 

旧姓を聞かれたら答えればいいんですが、役所での手続きでは私が旧姓を証明する公的な書類がないとかで名前が不一致だと言われたり、当初かなり面倒でした。

 

 

移住当初のセキュリテソーシャル(保険証)の手続きする上で何度も同じやり取りを繰り返した記憶...。

 

子供の手当をもらうCAFという機関でも名字がおかしなことになって登録されている(今も)。

 

確かにフランス女性は結婚していても、旧姓の人がおそらく大多数、もしくは複合性(女性の名字が先)が結構多い印象です。

 

書類にNom de jeune fille(旧姓)と記入欄がやたらとあってこんなことなら変えなきゃよかった・・・と思ったことはあります。

 

名義変更したせいで旧姓の書類なんてないのよ...。

 

フランス 子供の名字はどうなるのか?

フランスは結婚していないカップルもそもそも多いし、PACSも多い。

 

別姓や複合姓の名字はカップル間ではいいとしても、子供の名字ではどちらかを選択する必要があります。

 

幼稚園の名簿や周囲の人を見ると、なぜかパパの名字を名乗るケースが多いです。

 

複合性の場合は二人の名字を子供にもつけている家庭もあります。

名前長い子多い!!下の名前も二つ付いている場合もあるし。

 

日仏カップルの事情

日仏カップルの場合、フランスでは複合姓で日本のパスポートは旧姓という女性も多い。

 

そしてそのお子さんは日本パスポートはママの旧姓という場合もある。

 

▶︎国際カップルは子供の名前をつけるのも色々悩むことがあるよね

記事を読む:【国際カップル】赤ちゃんの名付け

 

 

ポルトガルの複雑な名字事情

フランスから少し離れて、私の夫はポルトガル系家系で、ポルトガル人は基本複合性を名乗っていて、結婚したカップルの子供はそれぞれのお父さんの名字を引き継いで全く新しい名字が生まれます

 

妻:A B さん(Aは母方、Bは父方の父の名字)と夫:C Dさん(Cは母方、Dは父方の父の名字)が結婚すると、妻は夫の名字のC Dさんに変わる。

 

しかし、子供が生まれると、B Dさんというそれぞれの父方の名字をとって、新しい名字になる。

 

親と子供の名字が違う現象が起きる!きょうだいは同じ名字。

 

夫と結婚の際にそう説明を受けましたが、夫はそのパターンは使わず自分の名字だけを息子につけることにしました。(義両親は色々言ってきたけど)

 

ポルトガルの伝統的?な方法に則る場合は、

 

息子の名字が私の旧姓+夫のお父さんの名字になるのですが、私がそもそも旧姓を名乗っていないのに息子の時だけ出てくるのも謎すぎるためやめました。

 

結局 別姓か同姓かどちらが良いのか

別姓で良いなら、別のままで良いような気もしますね。

 

特に各種名義変更などはびっくりするほど面倒な手続きなのでそれをやらなくて良いって最高ですよねぇ。

 

フランスのように旧姓をよく使う場合は、別姓のままの方が何かと楽かも知れません。

 

同姓であれば、夫婦であることがわかりやすい・同じであることに喜びを感じられる人にとっても良い選択です。

 

 

また、子供をもつカップルには家族で名字を統一することができるというメリットはあります。

 

あいだをとって名字を二つつける複合パターンもあるので、パートナーと話し合って、最終的に自分が納得できる方法をぜひ選んでくださいね。

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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