みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。
今日はパリの移動に欠かせないメトロチケット・Navigo(ICカード)のお話しです。
・パリの地下鉄チケットをお得に買いたい
・ナヴィゴの種類がよく分からん
・子供って何歳からチケットが必要? など
結局、どれを買えばいいのか迷っている方はぜひ読んでみてください。
Navigo(ICカード)は旅行者もお得に使えるものがあり、パリの移動には欠かせません!
滞在期間・利用頻度によって使い分けがおすすめです。
各種ナヴィゴの特徴を比較していますので、ご自身に合ったものを選んでみてくださいね。
*メトロのチケット1枚は2.15ユーロ(2024年9月現在)
*現状、紙のチケットはまだ買える&使える(廃止予定)
この記事は、
・フランス在住8年目
・メトロの乗り換え図を見るのが好きな
Yocoが書いています。
- 【2024最新】メトロチケット価格・旅行者のNavigo使い分け方法
- Navigo Easy (メトロチケット・回数券・空港バス)
- Navigo Découvert(中長期用 乗り放題パス)
- 子供料金について 何歳からチケット必要?
【2024最新】メトロチケット価格・旅行者のNavigo使い分け方法
上記の地図をPDFでダウンロード(RATP公式)
パリのメトロチケットの価格や旅行者も使うことができるNavigoを紹介しています。
滞在日数や利用頻度などによってお得に使い分けてくださいね。
パリのメトロチケット価格(2024年9月現在)
・1枚(Billet)⇨2.15€
・10枚綴(Carnet)⇨17.35€
紙のチケットは現状購入&使用することができますが、近々廃止予定。
(...と2021年くらいから言われている)
メトロチケットの種類
メトロチケット Ticket t+
*メトロチケットは1枚2.15ユーロ
(バスの中で購入する場合は2.5ユーロ)
*行き先別で料金が変わるわけではなく、パリ市内(Zone1-2)で一律同料金
メトロチケットですが、メトロ以外にも乗ることができます。
基本情報はこちら⬇︎
▶︎パリからオルリーまでメトロで行けるようになりました
※メトロチケットではなく専用チケットが販売されています
ICカードNavigoの種類と使い分け
旅行者も使えるICカードのNavigo(ナヴィゴ)は種類があります。
名前もややこしいし、違いが分からん!と感じている人も多いのではないでしょうか?
お得に使えるナヴィゴ2種類の大きな違いは一言で言うと、
① Navigo Easy(ナヴィゴ イージー)...回数券
② Navigo Découvert(ナヴィゴ デクヴェール)...定期券
①...Easyはメトロチケット、空港バスチケット(パリ市内ーシャルル・ド・ゴールまたはパリ市内ーオルリー)など回数券をチャージして使うことができます。
②...Découvertは1週間用、1ヶ月用など乗り放題パス(定期券)として使えます。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
ご自身に合ったもの、または併用することでお得に使うことができますね。
Navigo Easy (メトロチケット・回数券・空港バス)
Navigo Easy(ナヴィゴ イージー)=回数券をイメージすると分かりやすいです。
・メトロのチケット
・回数券
・空港バスチケット
をチャージして使うことができます。
発行手数料に2ユーロかかります。
窓口や券売機で購入できます。
【特徴】
単体で買うよりも、回数券を買うことで少しお得です。
チケットの種類:
Ticket t+の10枚綴り(Carnet)、空港バスチケット、1日乗り放題パス
・Ticket t+ 10枚回数券: 17.35ユーロ
・1日乗り放題(Forfait Navigo Jour(Zone1-2)): 8.65ユーロ
(前はMobilisと言われていたもの)
⇨Zoneを選ぶことができる
⇨子供料金は設定なし
・Roissy Bus(シャルルドゴール空港ーオペラのバス)はNavigo Easyで購入すると14.5ユーロ(紙のチケットは16.6ユーロ)
※1枚のNavigo Easyに上記の複数の種類のチケットをチャージできません。
⇨メトロ10枚綴りが残っている状態で新たに空港バスチケットを追加でチャージできない。
日本のSuicaのようにお金をチャージしたら自動的に運賃が引かれていくシステムとは異なりますね。
【補足情報】
・チケットは10年間有効
・子供料金は4~10歳は半額料金(Tarif reduitを選択)
・1日乗り放題はNavigo Découvertでも購入できますがEasyの方が手続きが楽でおすすめ。(Découvertは写真要、発行手数料が5ユーロかかるため)
※ICカード1枚ごとに一種のチケットしかチャージできません
Zoneごとの1日パスの価格↓
出典:île de france mobilités
▶︎旅行前に必読!メトロなどは特にスリに気をつけて
Navigo Découvert(中長期用 乗り放題パス)
Navigo Découvert(ナヴィゴ デクーヴェール)=乗り放題チケット(定期券)として使うことができます。
パリ、パリ近郊の移動が多く中長期で滞在する方で頻繁に交通機関を使う方におすすめです。
発行手数料は5ユーロ、証明写真(パスポート用サイズ)添付が必要です。
窓口で購入できます。シャルルドゴール空港にもSNCFの窓口があります。(時間:6am-0amですがフランスなのでしまっていることも悪しからず..)
【特徴】
一定期間の定期券として使うことができます。
・定期の種類: 1日(Navigo jour)、1週間(Navigo Semaine)、1ヶ月(Navigo Mois)を選んで利用Zoneを選択して利用できます。
・1日券は翌0時まで有効。Navigo Easyでも購入できます。
・1週間用は月曜日から日曜日まで有効なので、週の途中での購入はおすすめしません。
⇨例) 水曜日に購入した場合、有効期限は次の水曜まではなく、週末の日曜で切れてしまいます。
週の途中ではNavigo Easyとの併用もおすすめ。
・1ヶ月用はその月の1日〜月末まで有効
価格
Zone1-5で使うことができます。
Semaine(1週間):30.75ユーロ
Mois(1ヶ月):86.40ユーロ
※パリオリンピック前後には上記の1日用・1週間用が販売停止されています。
詳しくは、オリンピック期間の交通事情をまとめたこちらの記事からどうぞ。
【Zone1-5】 空港・ディズニー・ヴェルサイユ宮殿は何ゾーン?
メトロやバス用のチケット(Ticket+)ではパリ市内からZone2までしか乗ることはできません。(Zone1-2)
また、フランスは乗り越し精算がないので適切なチケットを持っていないことが発覚すると罰金を支払うことになりますので注意してください。
▶︎わざとじゃなくても罰金対象になりうる?
記事を読む:メトロ、ヴェルサイユ行きのRERなどで罰金を支払うことになったら
シャルル・ド・ゴール空港・ディズニーランドパリ・アウトレット(Val d'Europe)...Zone5
ヴェルサイユ宮殿...Zone4
郊外を含む移動がある場合はゾーンを確認して、ゾーンをカバーしているチケットを購入することがおすすめです。
実際お得なのか?
⇨シャルルドゴール空港ーパリ市内を往復するだけで30ユーロくらいかかります。
1週間用を購入すると30.75ユーロなので、
週の始めに到着して活用できる方にはかなりお得感があると言えます。
Navigo Decouvertを到着時に空港で購入して有効的に利用できるとお得感がありますね。
【注意点】
※ Navigo Découvertは証明写真が必要で、本人以外は使うことができません。
駅には個人写真を撮れるマシンが設置されているところもあります。
スマホでNavigoをチャージ・通過できる
スマートフォン内のアプリでNavigoチャージして、改札することができます。
Bonjour RATPアプリ
Bonjour RATPアプリをダウンロード、アプリを開いた携帯をカードにかざしてチャージできます。改札ではNavigoカードで通ります。
スマホ・アップルウォッチで通過
2024年5月21日〜ようやくNavigoのカードを使わずスマホ・Apple Watchで通過できるようになりました。
ただ治安の面を考えると、スマホはあまり使いたくないような...
※一部のチケットは対象外なのでご注意ください。
【対象】
・メトロチケット(billet)
・10枚綴り(Carnet)の正規運賃および半額運賃
・空港チケット
・Navigoの一日乗車券
【対象外】
・ナヴィゴ デクベール 1週間 (Navigo découvert semaine)
・ナヴィゴ デクベール 1か月 (Navigo découvert Mois)
・若者(~26歳まで)向け週末運賃 (Navigo Jeunes Weekend)
スマホの盗難には十分にお気をつけて。
私はショルダータイプのiphoneケースをつけています。
【ネット環境の確保】アプリを駆使してパリを楽しむ
パリの交通事情は普段から心配な点も多いですが、
アプリや情報検索が気軽にできれば、ストレスない移動ができます。
というか、今どきネットのない環境って怖いくらい慣れてないですよねw
都度、無料Wi-Fiを探すのも大変だし、
無料Wi-Fiがセキュリティ上安全とも言い切れません。
パリはメトロの中にはWi-Fiはないです。
普段使っているスマホをそのまま海外で使用して情報を集めるのが最も効率的ですよね。
必要な分だけのesimを利用して、
オンライン上の切り替えだけで、そのまま海外で利用できます。
従来の【simカードを受取⇨差し込んで切り替え】と言う必要はなく、QRコードを読み取るだけで手続きができます。
使用量に合わせて価格もバリエーションがあるため、念のため持っておいて損はなし!
▶︎eSIMについて詳しく知りたい場合は
日本語対応で安心できるTRAVeSIM
▶︎どちらが合っているのか、詳しく読む
▶︎OUIGOはLCC版フランスの新幹線!
子供料金について 何歳からチケット必要?
フランスは子供が交通機関でチケットが必要になる年齢が4歳からです。
0~3歳は無料です。
子供運賃は4-11歳に適応され、基本的には大人の半額です。
一部回数券などは子供運賃の設定がなく、大人と同じになる場合があります。
券売機で購入時はTarif reduitで半額のチケットを購入することができます。
▶︎パリ在住の子供は24ユーロで1年間、乗り放題!
記事を読む:子供のためのNavigo 「Imagine R Jounior」
▶︎パリの治安の本当のところ
記事を読む:悪名高きパリ北駅の話と在住者が思う「治安の悪いエリア」について
【在住者向け】パリ市内で便利なNavigo Liberte
パリ在住者で結構メトロに乗る人はこちらもおすすめ
TGV・OUIGOについて
本日もお読み頂き、ありがとうございました!
▶︎杏さんの動画でも語られています!