みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。
今日は海外暮らし約10年の私がフランス(特にパリ)や海外旅行時に気をつけたい犯罪の事例をまとめています。
スリや盗難、詐欺などを体験を元にみなさんと共有したいと思います。
個人的には危ない目にあったことはないですが、びっくりするような話(時には命に関わるような...)を聞くことは残念ですがあります。
私はせいぜいワーホリ時代に携帯を盗まれたくらい。辛かったけど、身の危険がなかっただけマシ!と思うしかない。
海外は危ない!みたいなことを伝えたいわけではなくて、情報を知っていることで供えられるし周囲の大切な人達を守ることもできます。
嫌な目に遭うのはとても辛いことですものね。
海外旅行で気をつけたいこと スリ・盗難・詐欺
ヨーロッパって恐い!とアメリカに長く住む友人から言われたことがありますが、いや、アメリカの方が色々恐くない?!と思ってしまいました。w
事情をよく知らないとやっぱり恐いんですよねぇ。
確かに私自身もフランスに合計10年くらい住んでみて危険な話はよく聞くことはあります。
スリ、盗難などは日本の日常生活においてあまり警戒心がないですよね。
だからこそ狙われやすいのかもしれません。残念ですが、やっぱり悪い人はあちこちにいるんですよね・・。
ヨーロッパ、パリに対してすでにそういった悪い部分のイメージはあると思いますが、確かにあり得るということです。
しかし!「観光客・アジア人だから」とか「パリのこのエリアは治安が悪い場所だから」という限定的なことではなくて、どこでも誰にでもあり得るということをお忘れなく...。
私の義家族などフランスに住んでいるフランス人も被害に遭うことがあります。
事例を紹介しつつ、出来るだけ被害に遭わないように気をつけましょう。
パリ旅行者が気をつけたい 基本
スリや盗難などで悪名高いパリの観光地で気をつけるべきことはもう言うまでもないかもしれません。
交通機関、エッフェル塔などの観光名所など基本を振り返りましょう。
・交通機関にはスリ集団がいるのでバッグは前にする(同じ場所をずっと徘徊していることもある)
・観光地で「英語喋れる?」「寄付をお願いします」「かわいいね」などの声かけは子供であってもスリや盗難の可能性大
・モンマルトルでミサンガを付けられそうになったら全力で断る。⇨結ばれたら最後、代金?を要求される
・カフェやレストランのテーブルの上にスマホや貴重品を置かない。一瞬で盗まれる。
・荷物を置いて離れてはいけない!
・カード決済でPINコードを押す時は隠す
▶︎犯罪ではないけど、挨拶しないと店員に嫌な対応されるのでそれはそれで気をつけて!
フランスのスリ、盗難に関する意外な真実
フランスに長く住んでいるとわかって来たこともあります。
いわゆる狙われやすい場所、観光客だけを狙っているわけではないのが犯罪です。
「このエリアは治安が良いから安心」という情報を目にすることはありますが、むしろお金持ちが住んでいると知られているから狙われやすいということもあるんですよね。
そして観光客だけではなくてフランス人も普通に狙われます。
・フランス人も狙われる
・貧しいふりをしている人も中にはいる (本当は普通に家があったり、物乞いで大金を得て国外ではお金持ちというドキュメンタリーがあった)
・治安の良い高級住宅街が狙われる。パリ16区など
・(未遂)しょっちゅう詐欺まがいの電話、SMSが入ってくる(検索するとすぐ詐欺だと出てくる)
・子供を使って犯罪をする(子供に物乞いさせたり、アンケートや寄付を依頼させる)
日本大使館から注意喚起・情報共有がある
在外邦人は現地の日本大使館に在留届を出している人がほとんどかと思いますが、登録してあるe mailには注意喚起や被害情報を共有してくれることがあります。
パリは犯罪以外にも銃撃事件やデモなどの気をつけるべき情報を共有してくださるので長期滞在で登録していない方はぜひ登録してください。
※外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」を提出することが法律で義務付けられています。
引用:外務省オンライン在留届
旅行などの短期滞在の場合は「たびレジ」に登録することで、外務省からの安全情報を得ることができます。
▷たびレジの登録はこちらから
テロなどは現地ニュースや日本のネットニュースでも知ることができますが、ローカルな話だと情報は得にくいですからね。
何年も前に衝撃的だったのが、日本人数名が歩いていたら、突然硫酸か何かを顔にかけられたという恐ろしい事件がありました。おそらく周囲の方が日本大使館へ連絡を入れて共有してくださったのだと思います。
なぜ在留届が必要なのか?
大使館は緊急事態発生時に在留届の情報をもとに安否確認や支援活動などを行うためです。
【実話】被害に遭った話 フランス人も狙われる
スリや盗難に遭ってしまった話を聞いたら、かなりショッキングですがフランス人の反応は「しょうがない」みたいなもはや慣れてしまった?反応だったりします。
それを聞いてまたショックを受けるw
確かにしょうがないんだけど、辛いよね。
例えば、毎日通勤時間帯に物乞いをするおじさんを「それがその人の「仕事」だから」という考え方を持っていたりします。えー。
・義母が自宅前で強盗に遭い怪我、現金を盗まれた
大型スーパーで買い物をして帰宅し、家の玄関の目の前(階段)で突然後ろから襲われ、バッグを盗られ転倒、歯を折る怪我をした。直後に義母のカードから現金が下ろされた。
⇨ カードのPINコードは隠しながら押して!!!
スーパーのレジの決済時からコードなどを見られて車で追跡された可能性あり...怖すぎ。銀行に連絡してカードを止めたり、盗まれた現金は戻ってきたらしいがトラウマになる...
別の話で、夫はマクドで店員にカードをスキミングされたらしい..
・目の前でスマホを強奪された瞬間を目撃
私が仕事終わりにメトロに乗っていた時、出口付近に座っていた外国人男性がメトロが駅で停車⇨扉が閉まって再出発の瞬間に扉前にいた若い男性にパッと携帯を盗られて走り去った!
私はなんとなく視界に入っていたけど外国人男性が何か声を出したのでハッとして見ると携帯を盗られた男性がパートナーの女性と共に急いで降りて犯人を追いかけた。色々びっくり!!!!だが、メトロの扉は閉まって出発したのでその先は分からず ...。
出発した後のメトロ内で他の外国人観光客は「omg...」というショックを見せる反応だった一方でフランス人は「あ〜携帯ね。それはしょうがない」という冷静?冷酷?なリアクションだった..それを俯瞰で見る私。
⇨出口付近でのスマホは下り際にさっと盗まれてしまう可能性が高いので気をつけたい...。
場所に限らないが、起きた場所はちょうど観光客も多いギャラリーラファイエットのある駅のメトロ7番線内。
・Fete de la Musiqueの日に携帯を盗まれた
私がワーホリ時代、友人に誘われてfete de la musique(音楽の祭典)でかなり混雑したイベントへ行った時のこと。
私は斜めがけのバッグを持っていて、人をかき分けて歩いている時に友人が「バッグ気をつけた方がいいよ」と忠告してくれた時にはもうすでに盗られていてバッグが開いていました...。
⇨友人に付き添ってもらい、シャンゼリゼクレモンソー近くにある警察へ行くと日本語の訳がついた盗難届けの書類を用意してくれた。盗られたのはガラケーとiPhone。
別の機会では未遂に終わりましたが、違和感がして振り返ると10代後半くらいの子のグループの一人が私のバッグに手を伸ばしているところだった。ニヤニヤしながら「何もしてないよ」と言ってきたので咄嗟に汚い暴言を吐いてしまったw
⇨何も盗られていなかったけど、用事を終えてまた同じ駅に戻ってきた時同じグループをまた見かけた。多分、狙えそうな人をずっと探して徘徊している。
場所:チュイルリー駅の出口付近
・義弟が学生の頃の話 危険を感じて携帯を差し出した
義家族と「最初のiPhoneを持つ頃、ガラケーと2台持ちとかあったよね!」という話になり、義弟が念の為盗られてもいいようにガラケーをしばらく持ち歩いていたと言っていて、フランスっぽいな〜と思っていた。
その後、「学生の頃、終電で帰ったら「携帯出せ」と電車内で絡まれて差し出した」と言っていた。
十分ショッキングな話だが、終電でほとんど人がいないのをいいことに刃物をチラつかせてきたので、仕方がなかったと。怪我などもなく不幸中の幸いだったが、怖すぎる...ちゃっかりiPhoneは守ってたw
⇨郊外の電車にはカメラが付いているので後にその人たちは捕まったらしい。すごくない?!
▷他にも色々あったよ...ガイドブックでもお馴染みのトリコロールパリサイトより
被害に遭ってしまった場合どうしたらいいのか
在パリ日本大使館の情報を参考にすると、まずは被害届を作成→現地警察へ提出が必要。
▶︎書類:フランス語+和訳付き書類PDF
オンライン事前届があると警察署で時間短縮可能です。(フランス語のみ)
パスポートの盗難、紛失の際には「帰国のための書類」を別途作成。
詳しくは大使館ウェブサイトをご覧ください。
補償などのことでいうと、海外旅行保険や手持ちのクレジットカードの携行品補償が適応される場合があります。辛いことがあっても多少の返金などがあるといいですよね。
本日もお読み頂きありがとうございました。
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