みなさん、こんにちは。今日はもううんざりするフランスの衛生事情について怒りながら書きたいと思います。
フランスというと大袈裟かもしれないので、私がよく知っている「パリの街」について綴ります。
日本はとにかく綺麗。今やフランスの基準がだんだんデフォルトになってきて、日本は駅も道もどこもかしこもピカピカに見えてきます・・!
パリは誰もが一度は憧れる景観の美しさがある一方で、破壊的な汚さ(臭さw)があります。悲しい。
で、汚いだけじゃなくて、見たくないものも目に入ってくるし、何かしらの虫がついてくることがあるし・・・!!
日本では「聞いたことはあるけど、実際に見たことはない」みたいな病気も出てきます。生活習慣もその衛生概念に関係していると感じます。
日本もフランスも生活するには一長一短ですが、パリの最大の欠点は、汚さです。個人的に。税金高いとか治安諸々あるけども。
フランスの衛生事情 | 臭い汚いパリ | 子供が貰ってくる病気
「華の都」に憧れてパリを旅行した昔の同僚が、その汚さに幻滅してもう2度と行きたくないと言っていたことがありました。
日本人にとっては考えられないレベルで、衛生環境が悪いです。(2023年現在w)
世界の大都市の一つ、先進国、エコロジー都市とは言ってもとにかく汚い。
多種多様な人が住んでいるし、世界中の観光客が訪れる街、にしても汚すぎる。
オリンピックもある上でこの汚さをどうするのだろうか。
パリらしい景観(上の方)に見とれていると、あちこちにあるう●ちを踏むことになります!wようこそパリへ!
【パリの汚さ】閲覧注意
・道が汚い: ゴミ、タバコの吸い殻(多)、う●ち
・メトロや交通機関、駅: 座席がオンボロ、飲み掛けのジュースやお酒が置いてある、こぼれている
・夜はネズミに遭遇する確率大
・メトロの構内や細い道:トイレ臭
・公園:ゴミ、う●ち、怪しい水溜まり
もう読むのが嫌になってきましたよね、すみませんw
私ももう辛いので、もう少しライトな感じにしていきます。
私はパリ郊外在住ですが、正直パリ郊外へ行くと、びっくりするくらい街が綺麗になります。臭い場所なんて、近所にはないw
が、しかし、基本的な衛生概念が日本人のわたしたちとは違いすぎてそりゃ今も日本ではいにしえの病気が今も存在したりするわけです。
【フランスの人々の習慣】日本人には理解し難い衛生概念
①1つのスポンジで皿もシンクも床も掃除する
②土足で生活。土足禁止エリアも土足。
③子供がハイハイする場所に大人は靴を履いている
④おやつの前に手を洗わない
⑤パンを買ったらすぐつまみ食い、テーブルに直に置く
⑥髪を毎日洗わない、お風呂に入らない
など
ええええ?なことばかりです。
①スポンジの話はフランス人のあるあるで、黄色と緑のあのスポンジでとにかく全部賄います。大抵の日仏カップルは初期に一回は揉めます。
うちの夫はもう揉めたくないのでやめたと思いますがw、義母がたまたまうちに来た時に床をサッとシンクにあったスポンジで拭いたのを見てしまい久々のその現象私は「あ゛〜〜!!!」と叫んでしまいましたw
夫は察しましたが、義母は何のことかわからなかった、というのがこの話のポイントですね。
②一番敏感になりやすい子供のいる環境でもショッキングなことはたくさんあります。
基本的に土足文化なのは仕方がないのですが、ハイハイする赤ちゃんがいてもその状況は変わりません・・。息子が保育園の0〜1歳クラスの時は一応土足禁止だったのですが先生たちは土足の人もいれば、スリッパの人もいるという曖昧な状況です。そこにおもちゃや絵本、ぬいぐるみが転がっているという状態。
③一般の家庭でも玄関で靴を脱ぐ人たちは意外とたくさんいるのに、その境界が曖昧かつ、室内で混在しているのが私からすればめちゃくちゃ気になります。
そんな中で子供が育つとそりゃあ病気になりますよね・・・。いや免疫がつくのか..?!
④息子の幼稚園が終わると、おやつを持って帰り道に食べたり、公園で食べることも多いのですが、友達と分け合う時もとにかく手を洗わない・・。すぐ近くに洗う場所がないのもあり、私はジェルやお手拭きを持っていくのですが、汚れたら拭くという感覚程度。
⑤フランスパンを買ったら、すぐ先端をつまみ食いするのがフランス人ですが、その手綺麗なん?!と言いたい。しかもパンは半分くらい包みもなく露出しているの。そのパンを家に帰ったらその辺にポンっと置いて、食卓ではテーブルの上に直置き。パンって無敵なん?w
⑥フランス人は髪を洗わない、髪が傷むから何とか、とも言われていますが、単純に不潔・・。お風呂にも毎日は入らない。小児科医は赤ちゃんは毎日お風呂に入れるべきではない。肌がまだ弱いからという理由らしいのですが、2〜3日に一度でいいという人も多いのです。(うちは赤ちゃんの時から毎日お風呂に入れています)子供のお風呂って確かに重労働だけども、お風呂に入れない選択肢ってないよなぁ。ママ友は子供の髪は1週間に一度しか洗わないと言っていて、結構ショックを受けました。理由は子供が髪を洗うのが嫌いだからってことらしい。
フランスって自由な国だな〜と思いますよねぇ。段々と日本頑張りすぎなんじゃ?!と基準がよくわからなくなってきてしまう私もいますw
フランスで注意が必要な虫の病気
こうして、生活の中が不衛生であることで、あらゆる虫のリスクと戦うことになります・・・。
・トコジラミ(ベッドバク、南京虫)
・頭ジラミ
・ぎょう虫
など
これらの虫のことって、一定の世代以上の日本人にとっては馴染みないですよね?!
なぜなら昔は日本も衛生状況に不安があったから上記のような虫を警戒する必要があったけども、今は衛生概念が大幅に改善されたこともあり私たちにとっては「聞いたことはあるけど、実際にはよく知らない」虫なわけじゃないですか。
トコジラミの大量発生
フランスでは昨今、トコジラミが交通機関や映画館などで大量発生しているケースがあり、もちろん不衛生だからという理由で発生するわけではないけども、日本ではそもそもあまり聞かない事例が発生しています。宿泊施設などでも注意が必要で一度見つけてしまうと対処するのがとても大変ということです。
▶︎刺されると、痒みだけでなく精神面までやられるそうで...。
頭ジラミってほんとにいるんだ!?
同世代の方は同じかもしれませんが、小学生?くらいの時にシラミ検査ってありましたか?結局、見つかることもなく「シラミ」が何なのかよくわからないまま大人になって、フランスでは幼稚園や学校では必ず通る道としてポピュラーな存在だと知り驚きです・・。我が家も卵を発見してしまいました。
友人のところは半年くらいの間に2回は貰ってきていた・・。
▶︎フランスの親は大抵処理に追われたことがあるシラミ問題
ぎょう虫って死語じゃないの
これもまた同じ世代の皆さんは身に覚えがあると思いますが、小学校くらいの時に屈辱的なぎょう虫検査ってありましたよね?結果なんてことなく終わって、2015年辺りからは近年の罹患率が低い為学校での検査はやらなくなったもはや誰も使わないワードとなったぎょう虫。
と、思っていたら先日、息子がお尻が痒い!と・・・。
夫が発見したのですが、私はびっくり仰天です・・・。詳細は控えますが、虫がいた...
息子が夜中に起きてきたので、対応した夫の近くにいましたが、もううんざり。
ぎょう虫っているんだ?!え?!どんだけ汚いのよ?!と、息子が落ち着いた後怒りに震えました。と言ってもどうしてそうなるのか、いやお前は誰なのかと何もわからなさすぎて、まずGoogleで調べましたよ・・。
一概に周囲の衛生概念のせいにはできませんが、感染経路は周囲にあるものでやはり触れてしまったが為に罹るわけですよね。
【感染経路】
感染は蟯虫の虫卵を飲み込むことから始まります。小腸で虫卵から幼虫がふ化して、大腸に移動します。
虫卵はたいてい指や汚染された食べものから口に入ります。小児では肛門付近を触った手を口に入れて再感染を起こすこともあります。指をしゃぶる小児は、感染のリスクが高くなり、また小児と一緒に住んでいたり、口腔と肛門を接触させる性交をする成人でもそのリスクは高まります。
引用:蟯虫感染症 - 16. 感染症 - MSDマニュアル家庭版
ゾッとしますね・・・。
まずは息子が清潔な状態にさせることが親の責務ですが、にしても・・。
確かに息子は指しゃぶりはしないけど、指を口に入れることがよくあってよく注意してます...。あぁぁあぁぁああぁぁ、恐ろしい。
予防としては、寝具おもちゃなどを清潔に保つことと、お湯と石鹸での手洗いが最も効果的です。
息子とは話せばわかる年齢にはなってきたので、しっかり清潔に保つことを徹底しようと思います。
子供と出かける時やパリのメトロなどに乗っているときは、「触らないで」「そこ汚い!」ばかり言っていますが、また神経質になりそうw
はぁ〜。
公園の危険ポイント
あと忘れてはならないのが、公園では親が子供におしっこやう●ちをさせることが平気であるということです。これがフランス社会です。奥の茂みやそこら辺でも平気でトイレをさせることがあります。
なぜって理由の一つはトイレが近くにないということと、子供の尿意は急にやってくること(つまり緊急)と面倒だからなど、日本では考えられないと思いますが、トイトレをする上で「外でもトイレをできる練習」する必要があります。
練習しておかないと、公園に限らず街中にトイレがない、カフェなどではあまり貸してもらえないってこともあるので(子供と妊婦さんは交渉次第かも)そこらへんでトイレする必要が悲しかな、存在します。そういうわけで、あちこち汚い!!!!
ある時、在仏10年くらいのイギリス人のパパ友と帰り道に話していると「イギリスも汚いけど、パリほどではない。パリは酷すぎる。学校の前にう●ちが落ちているのを見た時にはショックだった。学校の前だよ?!」と驚いていたことがありましたw
日本人だから思うわけではきっとないのでしょうね・・・。
息子の幼稚園の付き添いに行った時も、車に気をつけてと同じくらいう●ちに気をつけて!と言っていましたwまじ!!
今日も修羅の国で生きています。
本日もお読み頂きありがとうございました!
- インスタグラムこちら