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ヨーロッパ旅行で飛行機遅延・欠航したら補償金をもらえる【EU261法】

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みなさん、こんにちは。今日はヨーロッパ旅行での飛行機や遅延(欠航)時に補償金をもらえたお話しです。

EU261法というルールで、利用した飛行機の遅延や欠航によって、一人最大600€を受け取ることができます。

 

と言うと、詐欺っぽい話?!と思われがちですが、決してお金を騙し取られたりはしていませんw

 

EU圏内を旅行する人や日本ーヨーロッパ間を旅行する人は知っていて損はありませんよねぇ。

日本在住の方ももちろん対象で、日本の銀行口座で補償金を受け取ることができます。円安だからお得感もありますよね。600ユーロ=97,000円!(※2024年3月現在)

 

【遅延で600€補償】ヨーロッパ旅行の飛行機が欠航で(EU261法) 

ヨーロッパ(EU)加盟国を通過する旅行で飛行機の大幅な遅延や欠航があると、EU261法という法律で遅延・欠航の補償金を受け取ることができます。

 

と言うと、なんだかめちゃくちゃ詐欺っぽい話に聞こえるんですが...

私は実際に補償金を受け取ることができたので(もちろん詐欺ではなかった!)みなさんと共有したいと思います。

 

飛行機の遅延や欠航が発生すると、予定が狂うだけでなく、ホテル代などの予期せぬ出費もありますよね。何より疲労する!

 

欠航補償がもらえたら(数ヶ月経過したけど)疲労も多少癒えますねw

 

【EU】飛行機の遅延・キャンセルで補償金がもらえるとは?

私たちは実際にEU261法を利用して、補償金を請求し実際に受け取ることができました。

 

家族3人でパリから日本へ一時帰国時の飛行機が日本の台風が理由で欠航し、翌日への振替になりました。

 

補償金を請求するためにAirHelpというウェブサイトで申請後、3人分で920ユーロを受け取ることができました。受け取るまでは何かしら騙されてるかもしれないと、半信半疑だったw

 

【ルート】パリーフランクフルト(乗継)ー日本

【航空会社】ルフトハンザ

【理由】日本の台風で欠航⇨翌日出発

 

ヨーロッパ旅行で補償金請求できる話。日本在住者も受取可能

Regulation (EC) No 261/2004 setting out common rules on compensation and assistance to passengers in the event of denied boarding and of cancellation or long delay of flights

WHAT IS THE AIM OF THE REGULATION?

It aims to ensure a high level of protection for passengers by setting common rules on compensation and assistance to passengers in the event of denied boarding and of cancellation or long delay of flights.

引用:EU261法:EUR-LEX 

要約)

261/2004法は、搭乗拒否、フライトのキャンセル、長期遅延の場合の乗客への補償および支援に関する共通規則を定めています。

規制の目的

乗客への補償や支援に関する共通ルールを定めることで、乗客の高度な保護を確保することを目的としている。

 

フランスに住んでいると利用者(消費者)はめちゃくちゃ守られているな〜と感じることがあります。遅延や欠航は確かに嫌なことですが、補償金が出るというのはありがたいことですね!

 

 

補償金の対象となる航空便

この法律はEU法というEU加盟国(非加盟の国も含む)を発着する航空便が対象となり、補償を受けることができます。

条件がいくつかあるので事前に確認されることをお勧めします。

 

【対象となる航空便】

・EU⇨EU内

・EU⇨EU外

・EU外⇨EU内

※EU非加盟国イギリス・アイスランド・リヒテンシュタイン・ノルウェー・スイスも対象

 

【距離ごとの対象となる遅延時間】

・飛行距離3,501km以上のフライトでは出発から4時間以上

・飛行距離1,501km~3,500kmのフライトおよびEU内における飛行距離1,501km以上のフライトでは3時間以上

・1,500km以下のフライトでは2時間以上

出発が遅れた場合も距離と時間によっては対象とならない場合もあります。

 

 

補償対象外となる事例

・霧/雷雨/強風/大雪などの悪天候

・バードストライクや航空機の被雷

・航空管制機関など航空会社以外のストライキ

・航空管制機関のトラブル​

・航空路混雑などによる航空管制機関の出発待機指示

・上記によって生じた機材繰りの破綻

引用: EU261.jpより

 

これらは不可抗力とみなされ、EU 261法の補償金の対象となりません

 

補償金の申請方法

利用した航空便がEU261法の条件を満たしていた場合に補償金を申請するための流れです。

補償金を申請するということは航空会社に対して、遅延や欠航に対する損害を訴える必要があります。

本来は裁判所を通じて申請をするものなのですが、航空会社へまず問い合わせてからメールなどでやりとりをすることが可能です。

また、他に代理で航空会社とやりとりをしてくれるサービス(チャージあり)もあります。

申請自体は難しいものではないですが、言語の面や時間が思った以上にかかる(数ヶ月単位)ことを考えると代理サービスを利用することも一つの選択になりますね。

 

補償金の申請先

●利用した航空会社

●EU261.jpなどの代理サービスサイト(AirHelp , Flight Lightなど)

 

申請時に必要なもの

・搭乗者全員のE-Ticket控え、搭乗券

・追加で発生した宿泊費、交通費などの領収書

 

【補償金受取】日本語対応、日本の口座に振込可能 EU261.jp

EU261.jpというウェブサイトがあり、EU261法を日本語で取り扱う専門サービスです。

補償金を申請するにあたり、ヨーロッパの航空会社と英語やその他の言語でやりとりするのは確かに大変なことも多いです。提出書類の内容を確認するにも全て英語です。

 

また、日本在住の場合は補償金を日本円で受け取りたい人も多いと思うのですが、こちらのサイトから申請をすると日本の銀行口座を指定して受け取ることができます。

こちらのサイトは日本語でやりとりできるメリット以外に、他のサービスよりも手数料が低いです。

 

日本語で書かれた必要フォーム(搭乗者を追加できる)を埋めて申請するだけです。

こちらは代理サービスということで補償金から25%のチャージを取っています。

私は2021年に申請した際には、こちらのサイトがまだなかった??ので、AirHelpを使いました。

こちらも問題なく、補償金は支払われたのですが、チャージは30%くらい取られるようで、割高なようなので代理サービスを使う際はチャージがどのくらいかかるかも事前に確認されると良いかも知れません。

 

チャージは取られたくないし、自分で申請できる!という方は一旦航空会社へ連絡してみるのもありですが、思った以上に返信が来なかったり私たちの場合はルフトハンザに連絡したら「対象外だ」と言われたけど、結局問題なく補償金を受け取ることができたのでめげずに色々とトライしてみてくださいね。

▷261法に関する詳しい説明:

ルフトハンザのウェブサイト

 

注意したい点

・補償金の申請期限2~5年 (早めに申請しましょう)

・コードシェア便は実際の飛行機の航空会社で申請する

・申請から補償金受取まで3~6ヶ月くらいかかる

・遅延が3時間未満の場合は対象外となる

・JAL/ANAなどの日本の航空会社には直接連絡することをお勧めします

 

 

遅延やキャンセルはない方がいいですが、補償金をもらえるかも!とラッキーな一面もあるので機会があればwぜひ活用してみてくださいね。

 

本日もお読み頂きありがとうございました。

 

 

www.parisimpleco.life

 

 

 

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