国際結婚 EU夫と日本で婚姻手続き、フランス移住まで

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。


国際結婚で、フランス移住するまでの道のりについてお話ししています。


日本で国際結婚手続きをして、移住までの書類手続きがとにかく手探りで情報がなさすぎて大変でした...。


私の場合、フランス人配偶者とフランスへ住むのではなくて、

EU国籍者とフランスに住むという手続きなので「フランス大使館」に行くこともないし。





・ビザなし
・観光ビザ→現地で滞在許可取得


という流れ。

EUファミリーメンバーというカテゴリーがあり、その手続きをしたお話しです。




2016年に日本で国際結婚をし、フランスへ移住しました。


日本で結婚手続きする際に、夫が所持するフランス国籍以外のEU国籍で日本で結婚しました。


フランスに住むけど、「フランス人と日本人カップルがフランスで国際結婚した」話とは別です。



あまり情報がほとんどなく手探りで手続きを進めました。



複雑な国際結婚の手続きに追い討ちをかけるようにトラブルも色々あったので、ものすごく長い道のりだったから「すごく大変だった思い出」ですw



・大使館の担当者が2ヶ月も不在で彼の書類が作成できなかった
・彼とは日本とフランスで遠距離でコミュニケーション
・仕事のランチタイムに大使館とずっと電話w


手続き完了まで、半年近くかかったので「書類を待ってるだけ」でも精神的にも疲労した...。



手続きに関してあまり情報がないので、この記事が近い状況の方にとって、参考になれば嬉しいです。



日本国際結婚手続き


日本で国際結婚といっても、
結婚手続きの大筋は日本人同士のカップルと同じ手続きです。
ただ書類が多いっ!!



そして、国際結婚の場合は、相手の国に報告する必要があるので、忘れないようにしましょう。



大まかな流れ
①婚姻届を記入し、役所に提出
②相手の国籍の大使館へ報告



相手の国籍の大使館へ報告が必要なのは、日本の結婚手続きのみだとお相手は戸籍上未婚のままになってしまうからです。


日本の役所の公式な書類をもって「報告」することで、大使館が相手の戸籍情報を変更し、独身→婚姻の状態にしてもらう⇨両国で認められる⇨婚姻手続き完了!





国際結婚の婚姻手続き必要書類と流れ


必要書類と流れはこちらです。
あくまで参考程度で、事前に役所でお問い合わせされることをお薦めします。


相手の国籍によって必要書類がさらに必要なケースもあります。



私:日本人
夫:外国人 と表記しています


手続き場所:日本の区役所



婚姻届提出




★婚姻届提出時の必要書類


【日本人】

・戸籍謄本(全部)
・婚姻要件具備証明 / 独身証明書




【婚約者外国人】

・出生証明書原本+その日本語訳
・独身証明+その日本語訳
・パスポート



【補足】

・相手(外国人)の必要書類を日本語に訳す場合は公式に翻訳してもらう必要があります。

⇨法定翻訳家、相手の国籍の在日大使館で翻訳してもらえる




・婚姻要件具備証明=独身証明書

国際結婚だとできてしまう重婚を避ける為に必要なもの。
名前がややこしいのですが、独身であることを証明する必要が必要ということ。



⇨日本の役所で、すぐに作成してもらえます。



相手の国籍の大使館へ「報告」


日本側での婚姻手続き完了後「婚姻届記載事項証明書」を受け取る。



婚姻の受理は国際結婚の場合、婚姻届を提出後数日かかる場合があります



私の場合は担当の方より翌日になるかもと言われていましたが、
その日中に受理されました。


午前中(11時とか)に婚姻届を提出⇨午後16時くらいに電話で連絡下さって数時間で手続き完了しました。



受理されると「婚姻届記載事項証明書」をもらうことができます。



厳密に言うと、婚姻自体は正式には終わっていないため日本側では婚姻状態であることの証明書です。


⇨相手国大使館での報告時にこの書類を提出する





外務省でアポスティーユをもらう



「婚姻届記載事項証明書」を相手の国籍の大使館へ持って行く前に、外務省へ行く必要があります。




日本の公的書類を海外でも公的書類として有効にしてもらう際
「アポスティーユ」という公的印を取得する必要があります。





アポスティーユ...日本語の公的書類を海外でも公的書類として有効にさせるためのスタンプのようなもの。




外務省は東京または大阪にあり、専用窓口へ直接行きます。
遠方の方は郵送も可能(やり取りに2週間ほどかかります。)




【アポスティーユが必要な対象書類】

・新しい戸籍謄本(全部)
・婚姻受理証明書


新しい戸籍謄本には婚姻済みであることが記載されています。




アポスティーユ申請は2つ同時に申請できる
受け取りは最短で翌日の朝からです
申請書を含む、詳細はこちら
www.mofa.go.jp




アポスティーユ付き書類を相手の在日大使館へ持っていく



相手の戸籍上に婚姻関係を反映してもらう為の手続きを行います。


事前に「報告」の際に必要な書類は何か具体的に確認しておきましょう。
大使館のホームページに記載されている場合もありますので確認してください。




在日大使館での戸籍反映が無事に完了すると全ての婚姻手続きが終わります。
相手国の言語で書かれた「婚姻証明書」を受け取りますので、大切に保管してください。










国際婚姻手続き時に気をつけたいこと



・相手の国によって求められる書類が異なるため、事前に役所の方と直接お話されることをおすすめします。 



・相手の国の在日大使館にも婚姻手続きを始める前に一度連絡を入れることをお勧めします。


・必要書類を確認する以外にも手続きがすぐに可能か(できない期間などないか)、流れはどのような感じかなど確認されると良いです。

⇨私たちの場合、夫側のパリにある大使館が2カ月の夏休みに入ってしまい書類を受け取ることができなかった...

日本では、夫側の大使館のシステムトラブルがあり、婚姻手続きは今はできない(!)と言われてしまったw



・必要書類が1年前に発行されたなど、少し前のものだと受け付けられないこともあるので、余裕を持って準備は大切ですがあまり早過ぎないようにしましょう。

公的書類の有効期限は半年以内と書いてあることも多い





婚姻手続きがトラブル続き



書類や流れだけでも正直面倒くさそうとわかるのですが、


実際に小さなトラブルが重なったり、思うようには進んで行かなかったです。

今思えば国際結婚最初の試練wという感じだった。



日本の役所は丁寧で時間をかけてもきっちりやってくれたけど、相手国がやっぱり日本とは違うんだということをただただ突きつけられたw





多分これを読む方は「これから結婚!」という幸せな時期にこんなことを言って申し訳ないのですが・・w





あくまで私たちのケースですが、ご参考までに「婚姻手続き中の不安要素」をご紹介します。



・日本の役所の担当者が不慣れで時間がかかってしまう

・婚約者がなかなか必要書類を準備しない

・大使館は日本であって日本でない

・相手国担当者バカンスにより不在

・婚約者がまだ来日しないので、話がうまく進められない

・あとどのくらい時間がかかるのか不明で不安になる

・自分で何をやっているかよく分からない(相談できる人も少ない)

など




婚姻届を提出するだけのはずがなかなか上手く進めれらず、
これはマリッジブルー?と言うのか(不確か)と言う現象に陥りました。

大変だった〜



その後の海外生活への準備期間だったわ、今思えば。

乗り越えられるっ!


フランスに来てからも当然、あらゆる手続きが進みません...



手続き中のトラブルと婚姻完了まで


日本で手続きを行うと言うことは、
日本人側の負担はやはり大きめになったなと個人的には思います。

手続きが進まないと不安やイライラがあるためカップル間でもよく揉めました。




トラブルの連続

手続きが長いだけではなくて、トラブルが結構続いてしまいました。
一瞬絶望的な状態にはなりましたがwなんとか乗り越えられました。


ここではトラブルの内容と、最終的に手続きを終えるまでをまとめています。




・遠距離恋愛でコミュニケーションが取りづらい

多くの婚約中国際カップルもそうかもしれないのですが、結婚前は遠距離恋愛でした。


手続きのことですぐに話したいのに時差で話すことが難しかったり、
日本での手続き方法を調べるのは必然的に日本にいる私が主導となりました。


日本語でも手続きがややこしいのを外国語に訳して彼に説明したりするのは面倒だし、簡単ではなかった。


私は平日の仕事の合間に夫に連絡したり、ランチタイムは日本の大使館に連絡したり...大変だった。



「海外の洗礼」大使館が2カ月閉館



彼が本来用意して、日本へ持って来るはずの「独身証明書」がなんと作成できないことが発覚した。

日本へ来る前に、パリにある大使館で作成してもらう必要があったのに、大使館が2カ月間も閉鎖されていた。



彼が来館しようにも連絡が一向に取れず、やっと繋がった他のセクションの担当者が言うには、領事部は2ヶ月間の夏休みなので誰も担当者が居ないことがわかった。



しかも、それがわかった時点で、彼が来日する航空券も購入済みだったので、予定変更もできないし、日にちが迫っていました。

彼が早めに行動しないのも、原因の一つではあったが(怒)



私が東京にある夫の国籍の大使館へ相談すると、

「パリの問題だから受け付けれない、フランスの他の地方の領事館へ行くか、フランスではなくて夫の国籍の国まで行けばいいのではないか」
「夏休み明けまで待ってはどうか」と言われてしまう。そりゃそうだ...



始めは断られてしまったのですが、
何度か交渉を重ねていたら、「委任状」をもって東京で対応してもらえることになったのです。交渉というか、助けて欲しくて他にできる方法をしつこく聞いていたw

私たちの計画では夫が日本にバカンスで来たタイミングで籍を入れる手続きもしてしまいたかったため、予定をずらせなかった。

最終的にはまさかの東京で手続きが全てできることになって本当によかった。

かなり焦りましたが、海外あるあるで、交渉するともしかしたらいける!







彼が来日、大使館へ委任状を取りに行き、
週明けに役所で婚姻手続きの予定でした。


が、なんと、夫の国籍の大使館がシステムメンテナンスがあり、一切書類を受け付けられないことが判明してしまう。


まさかの彼が帰国してからしか「婚姻の報告」ができないことが分かった。
本人不在でも受け付けられたのですが、もうわけわからん。




一人で婚姻手続き


夫がフランスへ帰ってから、一人で手続きw
想像と違ったな〜と思いつつ長い手続きをほぼ一人で終えました。



【EUファミリーメンバー】EU夫の配偶者のビザの種類

ついに婚姻手続きが完了、移住の準備を始めるにあたりふと疑問がわきます。
ビザはどこに申請するのか??


フランスへ行くけど、夫の国籍はフランスではないEU国。


どこでビザ申請するのか??

と考えていたのですが、結果としては「ビザが存在しない」とわかった。




観光ビザで入国し、フランスに来てから直接滞在許可申請を行いました。



・復路は念のため変更可能チケットで持っていました
・最終的にもらえた滞在許可書はEUファミリーメンバーというもの


フランスへ着いたら着いたで、「滞在許可申請時はなぜビザがないのか?!」と毎回尋ねられて私も知らん!となりましたが、



滞在許可は観光ビザ(90日)の期限が切れる前にもらうことができました。


▼ 詳しくはこちらよりどうぞ。
www.parisimpleco.life


まとめ

準備万端と思っても予期せぬトラブルは付き物ですね。
仕事のお昼休みの間に役所や大使館と電話で連絡を取ってあの書類が届いたらこの書類を用意して。。。とばたばたと忙しい日が続き、結婚手続きにこんなに苦労するなんて!と思っていました。
今思えば懐かしい笑える話なんですが、当時は必死でした。


国際結婚というと大変そうなイメージが先行しますし、たぶんその通りだと思います。
書類1枚で良い所に他にもいろいろなものが必要なのですから。
ただ、国際結婚に関わらず、結婚はスタートなんだと身を持って感じました。
これをクリアしなかったら何も始まらなかったからです。
スタートすると、もっと困難や大変なことはどんなご夫婦にもあるわけで、それを一つ一つクリアしていくことが結婚生活でもあるんじゃないかと思います。

これから手続きなさる方、健闘を祈ります。
晴れてスタートラインに立てる日が楽しみですね!

それでは、本日もお読み頂きありがとうございました。


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