国際結婚 クリスマスが辛い!理由と対策とは

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みなさん、こんにちは。国際結婚で誰もが一度は通る苦行...それは華やかなイメージとは全く違うクリスマスの日です!!
私は夏が終わって涼しくなってくると、またクリスマスのことを考え始めます。
ヨーロッパをはじめとするクリスチャンにとっては一年で最も重要な日の一つでもあるこの日。
日本でも楽しい、幸せなイメージも多いクリスマスですが、まぁ私はとにかくこの日が憂鬱で、クリスマスがやって来るのがそして過ごすのがとても辛いと言う人です。


とにかく、くらーい話を綴ります。

国際結婚 クリスマスが辛い!妊娠中と赤ちゃん連れでさらに辛い

クリスマスといえば、ここフランスをはじめとしたキリスト教の国々では1年で最も大切な日です。
日本でいうお正月のような日なので、クリスマス休暇中に家族みんなで過ごしてお祝いをするというのが一般的な過ごし方。
日本のクリスマスは恋人同士で過ごすロマンチックな日という意味合いもあるイベントですがそういった要素はこちらではなさそうです。
と言っても大切な人【家族や真剣交際の恋人】と過ごす日であるのは確かですが、日本人の私にとってなんとも辛い日でもあるのです。

フランスでクリスマスを過ごすなんておしゃれ!羨ましい!と言ってもらう事はよくあります。
それはパリの街並みと美しいノエルのデコレーションやシャンゼリゼ通りのイルミネーションの光景を思うと確かに納得できますが、私の実際に過ごしているクリスマスイブ、クリスマスはイメージとは遥かに違うと思います。

義理家族とのクリスマスが日本人には大変すぎる

※写真はイメージです
クリスマスが近づくと、憂鬱です。(暗くてすみません)

日本にいた時には持ったことのない感情です。
「彼氏のいないクリスマス」「予定のないクリスマス」が年頃の私にはなんだか惨めで辛い!みたいな事は確かにありました。
寂しい人と思われるのは嫌だとかありますよね。
家族で過ごす子供の頃のクリスマスに至っては楽しみしかないくらいの日でした。クリスマスケーキやプレゼントがあって。

ただ結婚後にフランスに移住してからの義理家族と過ごすクリスマスがとにかく辛い・・・。
誰も決していじわるじゃないんですよ、みんなむしろ優しい。
それでも、まだハロウィーンも来ていないのにもう憂鬱なんですよね。
ご馳走を食べて過ごすだけのはずなのに何がそんなに辛いんでしょうか。
 

なぜ?クリスマス(ノエル)がしんどいのか


・とにかく拘束時間が長い!夜中まで永遠に続く。翌日も集まる。
・ひたすら喋り続ける人たちにうんざりする、人が話しているのに同時に話し始める
・ひたすら食べ続け。(ご馳走とは言え重めなので和食が恋しくなる)
お昼ご飯を食べ終わると夕方。アペロが始まり、深夜の夕食とデザート
・待てど暮らせどプレゼント交換が始まらない
・謎のプレゼントをもらい、反応に困る
・妊娠中、子連れ参加はリズムがかき乱されて悲惨
・子供を寝かせたがらない、子供が寝られない(騒音・子供がテンション高すぎる)
・こんなに私はアウェー感を感じているのに、みんなはハッピー


1年で一番ハッピーなクリスマスという日(年始までパーティーモード)。
日本で言うところのお正月のような感じなので、集まれる親戚がどんどん来て家族やその人の大切な日と親戚と言った具合にあらゆる人が集まります。

・私は大勢でのパーティがそんなに好きじゃない
渡仏当初は特に言語の問題も大きかった
・妊娠中・産後は自分の体調や睡眠不足、まさか食事もままならない状態

ノエル〜年始までのみんなワイワイした雰囲気を過ごすのが苦痛で仕方ないのでした。
私が楽しめる要素がまるでないのがしんどいと思う原因でした。

フランスの家族の集まり、食事会は体力勝負!

とにかく集まった人がみんなよく喋る。
永遠に喋る。
私の義家族の場合、24日クリスマスイブのお昼ごろに集まってアペロ(食前のお酒や軽い食事をつまむこと)が始まり、前菜、メイン、デザート、コーヒーを頂いているともう夕方
普段の週末さえ、義母が急がないと14時, 15時にランチがスタートすることも多々。
ノエルはゆっくりしているのでいつまでも始まりません。

ようやくアペロで食べ物が出てきても何時間かけて「お昼ご飯」食べるんだろう?というくらいの長期戦なんですよね。
その間ひたすら喋り続け、飲み続けます。

全くお腹も空いてないんですが、ここからが本番。笑
また、前菜が始まっても昼間から5時間くらいオーブンで焼かれているお肉をメインで頂いて、時刻はもう23時。誰も焦ったり、帰りたがったりしないで終始楽しそうに食べて飲んで・・・まぁそういう日なんですよね。
日本のお正月を思えば似たようなことですよね。

みんな超絶ハッピーなのに私だけ憂鬱になっている

この人たちのテンションにはついていけない、全然興味ない話が永遠繰り返されている。私はアウェー感を感じるのにみんな最高に楽しんでいてハッピーなんです。それがまた辛い。
帰りたいと初めから思っていても、毎年少なくとも午前3時くらいまでは拘束されています。
(コロナ禍が始まって随分短縮されてきましたが♪)
80代半ばのおばあちゃん、おじいちゃんもその時間までずっとおしゃべりしていて驚愕しました・・。やっぱり特別な日・・・にしても凄すぎる。

そして、フランスらしいわと思うのが離婚した両親のそれぞれの家に前半後半で子供が参加したりするので人の出入りも激しいです。
真剣交際の恋人は家族でなくても家族同然なので、このカップルもまたそれぞれの家を訪問します。入れ替わり立ち替わり人がやってきて挨拶をします。
誰だっけ?と言う人にもプレゼントを用意しないといけない文化。
何を用意するかも悩むし、その時点で疲労します。

プレゼント交換は家によってルールがマチマチのようですが、小さい子供がいないため義家族の方針は日付が変わった時にプレゼント交換します。と言っても、0時廻っても誰も気にしていない。

やっと始まったと思ったら、なんか微妙なプレゼントをもらってしまい、反応に困ってしまったことも多々あります。
去年は夫とお揃いのマグカップをある人に頂いたんですが「ベストママ」「ベストパパ」みたいなおみやげ屋さんでありそうなデザインのもの、正直いまだにどうしていいかわかりません。笑

気に入らないプレゼントをもらうと、26日の朝以降ネット転売やお店で返品する人がかなりいるそう。(やめればいいのに・・・)
返品できるようにラッピングするときにレシートも入れておく人もいるそうですよ。(だから、やめればいいのに・・・)

ちなみに家族で教会に行くと言うご家庭もあると思いますが、それは経験したことがないです。それはそれで大変だろうなぁ・・。

やっと長かったクリスマスイブを乗り切ると大抵同じようなメンバーでまた25日も午後に集まります。前日(と言うかさっきまで一緒!)の疲れがあるので昼過ぎに集まって、豪華な夜のディナーが待っています。
いやぁ、もういろんな意味でお腹いっぱいなんですけどね。
この時期休暇を取っている人も多いので、バカンスモード。早く帰ろうとする人もいないですし。あぁ、長い・・。

妊婦、赤ちゃん連れのクリスマスも辛い

2年前の妊娠中のノエルも辛かった。妊娠中は日常生活だけでも十分しんどいのに朝3時まで付き合う羽目になりました。
ひたすら食べていればいいやと過去を教訓にしたものの、妊娠中は食べられないものが多すぎて食べることさえ楽しめない。もちろん飲めない。

息子が生まれると「初めてのクリスマス」でフィーバーしまくる義理の家族。喜んでもらえてこちらも嬉しいけれど、昼寝させようにも誰かしら抱っこしているからいちいち「寝かせますので・・」と断ってベビーベッドではない場所で寝かせようにも全然寝たがらない。
寝かしつけに手こずっていると、誰かしら交代で「寝かせてあげるよ」と部屋に入ってきますがまぁ寝かしつけたことのない人に抱っこされてギャン泣き、じゃあみんなのところに戻ろうと連れていかれる・・寝てないので不機嫌でギャン泣きみたいなカオスな状態も経験しました。

夜の就寝も同じで慣れない環境だしそもそもみんな盛り上がっているので騒がしい家の中で寝られない、という悪循環。
もともと憂鬱にプラスでイライラして過ごしました・・。

在仏友人に聞いたノエル実話と対策 【実録 みんな病んでいた】

どうやら私だけではなさそう、クリスマスが辛いと思っている人はたくさんいるようです。

もはやクリスマスを義家族と過ごす方の「国際結婚あるある」の一つではないでしょうか。
ある時、日本人の友人にクリスマスをどう過ごしているか聞いてみました。


●体が拒否反応を起こし、途中下車して逃げ出した
その友人は割と気が強くてはっきりものを言うタイプですが、その彼女でも「ノエルは辛い」と言っていました。
旦那さんのご実家はフランス中部にありパリから電車で向かったのですが、乗り換えの駅で逃げ出したと言うからびっくり。
ストレスがかかると過呼吸になると自分で分かったのでそうなる前に旦那さんに「無理!」と言って1人でパリに帰ったそう。

●対策はこれしかないw
別の友人もノエルは本当に憂鬱だけど、かれこれ5年くらい経験して見出した対策があると言うのでぜひ教えてもらいました。
それは「石になること」と言った彼女に爆笑してしまいましたが、言いたいことはなんとなくわかりました。一応そこにはいるんだけど、会話にも参加しないでひたすらご飯を食べて過ごすだけと言うある意味修行のような対策です。
果たしてOKなのかは分からないですが、その心折れず耐え抜く精神は見習いたいかも。

●あえて仕事しますと名乗り出る
会社が休みの方はどうしようもないんですが、以前の職場は接客業でしかもノエルが超繁忙期という会社でした。
フランス人は誰も働きたがらないノエルに敢えて仕事をしますと名乗り出た日本人の同僚。元々優秀だし、いつも誰かのフォローをしてくれる責任ある人だから引き受けちゃったんだろうなぁと思っていたのですが「ノエルの家族の食事会に遅れて行けるから敢えて働きますと志願したのよ!」と言っていてなるほど!と思いました。
もしノエルに働きますと言えば上司も喜ぶし実は対策としても使える・・。チャンスがあれば働こう。笑

感覚的に言うと、日本のお正月に義理の実家に行きたくないと言うことに似ていると思います。色々勝手も違うし、気も遣うし・・。
言葉や文化が違うともはや未知の世界なんですよね。
受け入れるしかないんでしょうけど。

一応クリスマスのいいところ

一年で1番のご馳走だらけ
フランスでの生活は時折辛いこともありますが、美食の国だけあって美味しいものが多い。ノエルは特にご馳走を食べる日でもあるので定番のフォアグラ、生牡蠣、シャンパンはもちろん、終日美味しいものに囲まれているのは確かに幸せ。

食べていると喋らなくていい。(究極)
ちなみにメインでは鶏の丸焼きを食べるイメージがあると思いますが、シャポンと言われる雄鶏を毎年義母が焼いています。中にミンチやフルーツ、栗などを入れています。
デザートもブッシュドノエルをはじめとするクリスマスケーキがありますね!そしてチョコレートを贈る日でもあるので、そこら中にチョコレートが置いてあります。これは嬉しい。
www.parisimpleco.life


他にいいところは・・・
今年見つけられるように頑張りたいと思います。笑

▼この記事は割とポジティブな話です。
クリスマス時期以外も家族の集まりが頻繁にあって、日本人の私から見た少し不思議な光景と家族から絶対の信頼を得ているあの人の話です。
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1人じゃないよ、みんな頑張ろう!

根暗な話ばかりですみません、しかしこれが現実でもあります。
濃厚な義理家族との付き合い、長丁場の晩餐会、プレゼント交換の怪など色々辛いのですが、これから経験する方も毎年うんざりしている方も「辛い」と思う方は決して1人ではないので、安心してくださいね。
そして無事に乗り切りましょう!

あ、最後にもう一個辛いのが、せっかくクリスマスを乗り越えてもその後のお正月ムードがないということ。
「新年おめでとう!」と年が明けたら翌日から仕事が始まります。
日本人としてはなんだか味気なくて急に故郷が恋しくなったりします。
これも1人じゃないので心配しないでください。

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本日もお読み頂きありがとうございました。



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