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フランス生活4年目 生きるために必要な術

 

国際結婚&フランス移住4年目の私です。

フランスで生活していく上で年々大事だなと感じてきていること、生きる上で(苦手でも)必要なことをお話ししようと思います。

 

特におしゃべり好きなフランス人と話す時こんなことが大事だなぁと。

 

・自分の意見を言うことが大事!すぎる!

・意見しない人は「何も考えていない人」

・違いはあれど、結局は人間同士の話し合いである

 

最近こんなことをよく考えています。

 

 



【フランスで国際結婚】自己主張の国で主張する

フランスに移住して5年くらい経過し、(実に長くも短くもない・・)暮らしていくことには段々慣れてきたなぁと感じています。

日本で生まれ育ってきた私は、時々フランス人の「主張の強さ」に驚いたり感心するのですが、ここで生きていくには客観的に見てるばかりではなく自分も主張する必要があると感じています

確かに年々気は強くなっていますが、やたら強くものを言ったりハッキリ言い過ぎるのは苦手でそうされるのはもっと苦手です。

要するに、気が弱いタイプの人間です。

そんな私が4年の間に感じていることを綴ろうと思います。

できないことはやらない!働き方も主張しまくる妊婦の同僚

以前の職場で、ある同僚が妊婦さんになったのですが、その1ヶ月後に私も妊娠を公表して職場に二人の妊婦がいました。

同僚の自己主張にはもはや脱帽!してしまったことが多々あったのですが、私は一方で何にも主張しない(できない)で過ごしていました。あまりに対照的な二人なので他の同僚たちも驚いていました。

フランスの人々は「権利の主張」が特に強いです。

例えば、妊婦さんは仕事を無理なく続けられるように、法律で必要な休暇はいつでも取れることになっています。

妊婦さんの従業員はこの「権利」があるので、同僚はとにかく自分の仕事環境をあらゆる方向に変える主張をしていました。

私ももちろんそのことを知っていましたが、なかなか体調不良でも言い出せなかったり、わざわざ上司に手間を取らせることはとても言えずにいて、それはそれで悩みました。

同僚ほどつわりなどに悩まされていなかったとは言え、きちんと主張する彼女は「お母さん(になる人)としてちゃんとしている」と思いました。一方自分は上手く主張できず、ヘトヘトで仕事を続けていました。(妊娠後期からは辞めてしまったのですが)

人によって体調やできる範囲は変わってきますし、それを判断するのは妊婦である本人が一番わかっています。

自分と赤ちゃんのためにも働きやすいように業務の負担を減らしてもらうことが可能なら言った方がいいですよね。

幸い会社のメンバーにはとても恵まれていて周りが無理してないか?椅子に腰掛けてやれば良いからねといろいろ気を遣ってくれていたのですが、かたやその同僚は自分が働きやすいようにさほど忙しくない店舗で時短勤務で週休3日で、産婦人科の先生にもできない業務などを書いてもらって「ドクターストップ」を出してもらったりしていました。どんどん自分のやりやすいようにアレンジしてもらっていました。

残念ながら結構それにあぐらをかいて態度が横柄だったり、無理難題も多くて周囲へのしわ寄せすごいし、ひんしゅくをを買ってしまっていたんですが・・。

めちゃくちゃやってはダメですが、あくまで自分ができないことはハッキリと言えるのは感心したし、うらやましかったです。

彼女も私も無事に出産することができましたが、同僚や上司も「あの子(妊婦の同僚)はあんなにいろいろやってるんだからもっとあなたもいろいろ言った方がいいよ!」と別の同僚に言われたほど。笑

嫌なら嫌と言えば良い

愚痴のつもりはないんですが、お義母さんがまぁしきりたがるタイプであれもこれも決めたがるんですよ。例えば「今度の日曜、家に来てランチしてから息子を預かるから買い物してくれば良いじゃない」みたいな予定を決めてきたりすることがあったりなかったりするんですが、例は優しいですけどこんな風に勝手に決められることって嫌だったりしますよね。息子の教育の話とか引越し先とか、家族でもあなたが決めることじゃないよ!ってことを遠慮して曖昧に返事しているとOKだと思われるので、注意が必要です。この辺はもう実被害になってくるので、ハッキリ断る術を身につけました。

それで嫌な気分になることはないと思うので(多分)、う〜んマみた

いな曖昧な言い方はおすすめしません。

フランス語のフレーズはいろいろ丁寧に断る方法やちょっと皮肉っぽく言う方法もあるので学んでおいて損はないかと・・。笑

夫には「嫌なら嫌と言えば良いんだよ」と何回言われたことか・・。

 

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【議論好きなフランス人】意見を言わないと人は何も考えていない人

フランスでそれだけみんな個々の主張が強いと喧嘩や言い合いも多いです。バイクのおじさん同士が突然道のど真ん中で喧嘩をし始める場面も何度か遭遇します。笑 一つ良いなと思うのは言い合った後、後腐れなくスッキリ終わること。人にはよるでしょうけど根に持たない人も多いです。前のアパルトマンの下の住人の男性が足音がうるさい!と怒鳴り込んで、家の中に上がってきて夫と喧嘩したのですが(怖過ぎる)後日会ったらケロっとして笑顔で「息子さん大きくなったね〜」とか言うのでびっくりしたことがありました。

 

前置きが長いのですが、フランスの人は議論に慣れているなぁと感じます。日本人が慣れていないだけなのかな。

渡当初、議論好きな夫と義父がわーわー言い合っているのはただの喧嘩だと思っていたんですが、反対意見だからダメとかでなくて意見交換に意味がある(聞いてないだけかもしれないけど笑)らしいのです。言い負かそうと言う目的ではないのでいろんな意見を言いたい、知りたいんだと思います。

突然、あなたはどう思う?と振られる

議論の光景を見て絶対に中に入りたくない、入れない。と思っていると突然振られるんですよ。「あなたはどう思う?」とか「日本だとどうなの?」みたいな無茶振りが!議題によりますが、政治だったり難しい語彙だと本当に困ります・・。日本語でも難しいくらいの話なんじゃ・・?って。

当初は振られても答えられないし、ずっと黙って座っていて苦痛を感じていました。

議論好きさん達は何も言わない人は意見がない人(話のわからないおバカな人)と思うそうです。

発言しない人はネガティブな印象を持たれるのですよね。辛い。日本人同士だったり、そこに日本語が少し分かる外国人がいたりすると話を振ったり「大丈夫?」と声をかける人もいると思うんですが白熱した議論している人達はお構いなしで孤独感も感じたりしていました。

まぁ語学力がないと「この子バカなの?」とまでは思われないにしても、冒頭にも述べた【主張】がここでも大事で、自分がどう思っているかを伝えることは大事なんですよね。

夫と義父で言うと、二人同時に話しててうるさいし聞き取れないし、入れないので完全スルーですが、突然私が話すとその場にいる人全員がバッと私を見るので緊張していまいます(たいした事言えないのに笑)。

ここ最近はもう、小さいことは気にならなくなって話せる話題の時にはどんどん参加してよく分からなくなってきたらフェードアウトしたり、「その単語分からない、どう言う意味?」と聞ける程度には成長しました。会話の途中だとそう言うこともなかなか遠慮してできなかったので少しは成長した(慣れてきた)のかなぁと。

単純に話の内容も前よりも理解できるし、正直興味のない話や難しそうな話に参加したいと思わないな、とさえも思っています。(図太さも身につけた・・笑)

まず、日本だと人の話を遮ってまで話すことってないですよねぇ。失礼だし!笑 まぁ夫婦喧嘩くらいでしょうか。

私も夫婦喧嘩だと被せまくるし「いま私が話してんのよ!聞きなさいよ!」と主張できるんですけどね。笑

 

▶︎ 3年目はこんなこと言ってる・・ 

www.parisimpleco.life

 

 

在仏4年目 ある程度郷に従って生きていく

渡仏歴が同じくらいの年数の友人と話していたことがあったのですが、自分のアイデンティティーがちょっと迷子になっている現象が起きています。

日本に帰ると「海外行って強くなったわね〜」と言われながら、フランスではまだまだ主張がし切れず損したり、意見言わない子なんだと思われることもあったりするので、一体自分はどんな性格なのか?どうしてたっけ?みたいな状態です。フランスで生きている間はある程度主張して行かないと、言われっぱなしってこともあります。か弱いわけではないし、言える語彙力も多少身についたから言わないとやっぱり生きていけないなぁと思っています。別に性格を変えたいわけでも、打ち負かしてやろうと思うわけでもないですが、多少順応していった方が良いなと言うのが今の結論です。

日本に行った時はその代わり、かなり気をつけています・・。それも同じで郷に行っては郷に従え、で日本人ですし日本のやり方は尊重したいと思っています。

フランス人は、日本人は・・とある程度の国民性はあれど、結局は人と人の話し合い方なので、思いやりをできるだけ持って話すことが一番ですよね。

フランス生活に慣れてきて、今こんなことを思っています。

もしかしたら似た思いを持ってくださる方もいるのかも。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

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