みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。
今日は、フランス(パリ)のここが嫌いだ!をまとめました。
「フランス」というと主語が大きすぎるので、
私が住んでいるパリのエリアでの出来事がメインになっています。
フランスの中でも実は、パリは別と考えるフランス人も多いようで、
すこぶる評判が悪い!w
パリは美しい街でありながらも生きていくには結構ハードモードなことも多い。
パリを旅行した人では、
好きな人と嫌いな人がものすごく分かれるのを何人も見てきました。
当然、どの街(国)でも良いところ、悪いところはありますが、
キラキライメージの強いパリの嫌いなところを挙げておきますね!w
個人的には7年以上住んでいて、日常化しているのもありますが
「嫌いじゃない」と言うのが感想です!
住めば都?
フランス、特にパリのここが嫌い
フランスの首都パリは実は、他の地方に住むフランス人からすこぶる評判が悪い。
パリはもちろん、パリジャン・パリジェンヌは結構嫌われていたりしますw
・バカンスに来てどんちゃん騒ぎ(街を汚したり、騒音問題など)
・スノッブ(「私パリジェンヌだから!」と高飛車なところがある)
など
昔、南仏にホームステイしていた筆者が、
南仏を離れて次はパリに引っ越しますと言ったところ
南仏のおじさん:
「なんでパリなんかに行くんだ!あんなに人も意地悪で汚い街なのに。しかも太陽もなくて、何にもいいところが無い」
とパリはめちゃくちゃディスられていましたw
太陽がなくてってw、当時は思っていましたが、
本当に太陽は夏の一瞬しかいないと言うくらい不在でそれがどれだけ辛いかは後から思い知らさせました...。
これは結構、死活問題で嫌なことの一つかもw(パリ以北も同じだけど)
さらに、パリの嫌いなところを色々挙げていきますね。
・衛生面が壊滅的
・物価が高い
・役所手続きがひどい
・ストライキが多すぎる
・何でも時間がかかる
・スリなどの犯罪に警戒しないといけない
臭い・汚い 衛生面がひどい
美しい街並みは上の方だけ。
あちこち汚いので子供には「汚いから触らないで!」ばかり言っている気がする。
パリ郊外に住んでいると、パリの汚さは異常です。
いろんな人が住んでいたり、訪れたりするからかもしれないが...
道にゴミが落ちているなんて次元ではないんですよね。
あ、それから夏の交通機関の中は臭いよ...w
具体的に知りたい挑戦者の方はこちらの記事へどうぞ。
▶︎【閲覧注意】パリの汚さと日本人には驚きのフランス人の衛生概念
物価が高い
・外食費
レストランなどの外食費は高く、ランチでも20ユーロ(3,000円弱)は支払わないとろくなものを食べられない。
かといって、高ければ美味しい保証はないので適当にお店を選べないw
・日用品
日常的なちょっとしたものでも質の割に高い!
特に、文房具などは特に日本から買って持ってくるか、
割高でもパリの無印で買う方が長く使える。
⇨子供用の筆記用具などを買ったら酷すぎました...
・色鉛筆の色が出ない(描けない)
・はさみが切れない(紙が挟まるだけw)
・けしごむが消えない(消しカスは出るのに消えずに字が伸びるw)
・スティックのりがくっつかない
最低限の機能も果たさないってなんなの!
しかも、全部日本の一般的な価格よりも倍くらい値段が高い!
一応メーカーを選べばマシなものもあります。
息子(6歳)はMONO消しゴムを使ったときに感動していましたw
文房具の話がヒートアップしちゃいましたが、
・税金
・光熱費
・家賃や家の値段
もものすごく高いです...
(また別の機会にでもまとめます)
役所仕事がひどい
日本でも御役所仕事なんて言ったりしますが、
日本は時間がかかったり、ミスがあっても最後まで丁寧に対応してくれるし小さなことも確認して正確に手続きを進めようとしてくれますよね。
私は日本で国際結婚の手続きを行いました。
ものすごく長くて複雑で大変でしたが、
日本で手続きして良かったわ〜と夫婦共々思っています。
▶︎記事を読む:日本で国際結婚手続き(EU国籍の夫との婚姻手続き)
フランスの行政系の手続きは破壊的な手際の悪さで有名。
特に外国人である以上、ビザや滞在許可の手続きは避けられないのですが
お役所の人たちの仕事っぷり(と人によっては態度)はひどいです。
手続きに長い時間取られた挙句、
「書類が足りない」と何度もやり直しさせられると言うのはあるあるです。
⇨筆者の実体験:
保険証(セキュリテソーシャル)を受け取るまでに半年以上かかった
滞在許可の更新手続きに1年かかった
役所の人も人によっては高圧的だったり、不親切なこともあり、手続きにストレスを感じることもある
交通機関のストライキが多すぎ
SNCF(電車)やRATP(メトロ)などのストライキが頻繁にあるのが当たり前。
(普段から遅れやキャンセルもあるのに)
⇨ストライキはバカンス時期に決行されることが多い
何十万人というより多くの人に影響を与えることで、会社に要求を飲んでもらうようにアピールするため
フランス人は慣れているのもあるし
「労働者の当然の権利だから仕方ない」と言うスタンス。メンタル強!
交通系のストライキは数週間〜2,3ヶ月続くこともあり、
もはや何が通常かわからないレベルw
飛行機や空港関連だと、旅行者にも影響が出るので油断できない。
⇨エールフランス、空港スタッフ、管制塔の職員などもストする
*最も驚いたのは、学校もストライキをして休校、学級閉鎖が度々起きること!
▶︎ストライキは当然の権利、だけども多すぎやしないか?
何でも時間がかかる
家電の修理やマンションのお湯が出なくなって
修理に来てもらうなど一刻も早くしてほしいのに
とにかく修理の人が来てくれるまでに時間がかかる。
その上、修理の人が作業してもすぐに直らないことが多い!なぜ!
⇨筆者の住むマンションでは真冬にお湯が出なくなり、
丸2日お湯が使えなかったこともありました...。
夏になっても、定期的に断水して修理?している。(毎日お湯は出るけど、たまに出ない時もある)
お医者さんの予約は数ヶ月待ち
専門医(眼科、歯医者など)の予約は数週間から数ヶ月待つことが多く、すぐに必要な時に困ります。
定期検診の場合はそれを見込んで半年前から予約しておきます...。
*夏はバカンスを2~3ヶ月取るお医者さんも多いので、
夏の病気と出産は出来るだけしないほうがいいと言われているくらい。
筆者は夏の出産ではなかったですが、
妊娠初期から担当してくださっていた産婦人科の先生が私の予定日を見て
「出産は別の先生が来ることになります。私はバカンスなので、頑張って!」
と言ってバカンスに出かけたw
▶︎フランス人は英語で話しかけると嫌がるというけど実際はどう?
常にスリなどに警戒しないといけない
パリと言えば、旅行者も在住者も巻き込まれるスリや盗難などの犯罪は常に警戒していないといけません。
さすがに毎回緊張感を持っているわけではないですが、いつ被害に遭ってもおかしくないと言うのは残念ながら事実。
パリのどこが危ないとは一概には言えないので、
私は貴重品のバッグと最悪、盗まれても良いサブバッグのトートを持ち歩くのが定番になっています。
コートなどのポケットにもティッシュ以外のものは入れないようにしたり。
【個性が大事!の結果】フランス人のここが気になる
「パリのここが嫌い」と言うよりも、
フランスの人の特徴として【個性的であること】を重視して育てられた結果、ルールを尊重するよりも個人の仕事っぷりが気になることがよくあります。
・接客の当たり外れ
・人によってルールが違う
・謝らない
・皮肉が度を過ぎている
接客がまぁまぁひどい(が許容範囲)
・スーパーの店員が同僚とベラベラ世間話しながら商品をスキャンする人もいて、対応が適当
・レストランでは永遠にオーダーを取りに来ないんじゃないかと言うくらい待たされることもある(たいてい忘れているだけ)
しかしこの程度なら全然許容範囲ですw
慣れの問題。
日本のレベルと同じように考えてしまうとイライラしてしまうので、
「この人たちは一応仕事をしているんだ」と思うことが大切w
最低限の...と言うことにはなりますが。
【個性のかたまり】人によって言うこと、やることが違いすぎる
店員や役所の人、お医者さんでも人によって言うことが違い、正反対のことを言われたりする。
「自分ルール」を貫く個性丸出しなのがフランス人。
日本だとイレギュラー時もマニュアルに沿って対応したり、責任者に判断を仰ぐところが、よくも悪くも個人レベルで判断しがち。
明らかなミスでも謝らない
明らかなミスでも「私のせいじゃない」と言い張るフランスの人に呆れる。
・私のせいじゃない
・(物が)勝手に落ちた(私が落としたんじゃない)
謝らない上に、言い訳がすごい。
日本の「言い訳するなんてかっこ悪い」の真逆で、言い訳をします。
⇨むしろ、フランス式はちゃんと釈明しないといけない文化
日本人は潔く謝って言い訳(釈明)しない=むしろ不誠実に思われることがある。
例えば遅刻して、何があったかをつらつらと言うのはかっこ悪い気がしますが、
フランスにおいては何があったかを説明する方が誠実な対応という文化的な違いがあります。
フレンチジョーク?皮肉がすぎる
フランスの「お笑い」には、他文化に対する皮肉を面白さとすることがある。
他文化に対する皮肉やジョークは度が過ぎると、不快で個人的には笑えない。
フランス国内でも、地方の方言をバカにするのがお笑いのスタイルだったりする。
何か問題視されれば「表現の自由」というまでがセットですが、
フランスの人の好きなこの手のお笑いは差別やリスペクトの欠如ギリギリなところが多い。
フランスのコメディアンの方も海外ルーツのフランス人として自虐ネタみたいなのをいうのがウケる文化。
国によってお笑いの形は当然違うけど、何となく私は笑いにくいな〜と思ってしまう。
パリオリンピックでも表現の自由と言って怒られていたよね...
嫌いなことばかりのフランス(パリ)でなぜ生きるのか
フランス、特にパリの生活には多くのストレスがありますが、
もはや私の場合は生活があるのでやーめた!というわけにはいかないのが前提ですが、実際は意外と嫌いじゃないというのが本音です。
パリに住む人は文句をたらたら言いつつもパリが一番好きで、
パリを誇らしく思っている人も多いしw
個人的にはフランスの社会は人間味があるのがとても魅力的。
誰でも自分の喜怒哀楽を爆発させるし、ミスが多くて完璧ではない社会だから苦労もあるけど、その分、適当であることが許されるという面もあります。
自分に対して落ち込んだり、嫌なことがあった後、適当で楽観的な人たちを見つけると元気をもらえますw
フランスに7年くらい住んでいると、何度も「フランスと日本どっちが好き?」ってフランス人に聞かれますが、個人的にはリアルに50%50%です。
これはずっと変わらなくて、どちらもいいところ悪いところがあるよね。
今度はパリのいいところを捻り出して書きますね!!!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!
▶︎ミニオンズはフランスで生まれた〜