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フランスの子供の食育 偏食は個性・好き嫌いの意思表示

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みなさん、こんにちは。今日はフランスの食育についてお話ししたいと思います。

美食の国おフランスと言ったら何となく食育にもいいイメージがあるかもしれません。

 

・食育にも個性重視

・大人が偏食すぎる など

 

おフランスらしい考え方に疑問を持ったり妙に納得したりしています。

私はフランスに移住して7年ほど経過し、フランスの人たちとの食卓を囲むことも多いため、私の目線で現実を伝えたいと思います。

食育に対してもやはりフランスは個性が重視されています。

 

フランスの子供の食育 大人の偏食がOK

フランスの食べ物は美味しい!これは間違い無いのですが、子供たちが何でも食べるかと言ったらもちろんそれは別の問題です。

偏食の子も当然いるし、野菜全然食べないという問題は日本でもフランスでも同じ。

 

フランスの食育に対して、日本の感覚とは全然違うなぁと感じることがあります。

 

・好き嫌いは個性

・苦手なものに対して苦手と言えることが大事

 

という考え方。言ってることはわかるんですが、子育てをしている親からすればすんなり受け止めづらいな〜と思っています。

 

フランスの大人は苦手なものは堂々と残します。

お肉に添えられた野菜が苦手なら手をつけない。(レストランの生野菜は衛生的でないという考えを持っている人もいるからかも)

ただ、これは百歩譲って、お客さんとしてお金を払っているから勿体無いことだけどお客さんとして選択する権利はあるとも言えますかね。

 

家庭や学校で、子供に対して苦手なものを食べることを強制しない考え方が多い。

苦手なものは人によって違うからそれは個性だということです。

 

出されたものを残さず食べること、苦手なものも食べることが大事、と育てられてきた

文化とは正反対だなぁと。それから大人なんだから食べる、克服することが良いという空気もありますよね。

食品を無駄にすることは良いこととは言えませんが、個性を大事にするというのは考えさせられるなぁ...。親になると色んな方向で物事を考えさせられますね。

 

我が家では一応「一回チャレンジしよう」とか「食べてみて美味しいか教えて」と言って口に入れてもらうようにはしていますが、5歳児にもなれば食べない理由・言い訳を返してくることも多いです。w

チャレンジすることが大事!と何度か子供に言っているのでちょびっと口に入れて『シャレンジしたからOK』と息子自ら言ってその場を凌いで来るようにもなってきました。

親もムキになると疲れてしまうし、食事が進まないのでそういう気分じゃ無いんだねと諦めています。やたらブロッコリーを食べる日は今日はそういう気分なのねと思いますよね。

 

苦手なものに苦手と言えることが大事の代償

フランスの人は意思表示がとてもはっきりしています。

日本人は断りづらくて曖昧な返事をする文化がある中で、フランスの人は割とはっきり自分の意見を言う人が多い印象です。

フランスの家庭・社会の中で「苦手を苦手と言えることが大事」と教わって育ちます。

日本人からすると、羨ましさもあるし確かに大事なことだと思います。

ただ、苦手!とはっきり示しすぎることは時に相手を傷つけたり、リスペクトが足りないまま大人になっている人もいます。

 

特に日本とフランスの食文化には色々と違いがある中で「納豆なんて食べ物じゃない」「おせち料理って美味しくないから食べたくない」「(見た目が苦手で)おえぇぇ〜」など、相手にリスペクトのないことを意思表示してしまう人たちもいます。これは食文化に限らずですね。

教養の問題でしょと思う方もいるからもしれませんが、はっきり主張することが大事と育ってきていることの代償でもあると感じます。

たいてい悪気なく言っているのが厄介。

自分達の文化を否定されている気持ちになるのはやっぱりいい気がしない。

私も気をつけたいなと思います。

一方で、日本の人は表では言わないけど、裏でボロカスに言うことはホテルなどのフランスのサービス業界ではバレていますw

 

ある程度はっきりとした主張は必要だけど、リスペクトを忘れないのが理想!

フランスの食事の現実

フランスの人はどんなものを食べているかというと当然家庭によりますが、食に興味が薄い人たちも一定数いて、これまで聞いてきた話でかなり驚いたことをいくつか挙げていきます。

 

・テレビの前に座ってお母さんが缶詰の豆を口にひたすら運んでいた(食に興味がないフランス人旦那さんを持つ知人の幼少期の話)

・貧困層ほどファストフードを食べている。マクドナルドなどに対するイメージがとても悪い

・レストランのお子様セットは野菜ゼロ(フライドポテトにナゲット、ハムの乗ったパスタなど)

 

など

フランスの街の広告やテレビなどでも「1日に5種類の野菜・果物を食べよう」と言われていたり、食のイベント(農業・酪農など)も定期的に行われています。

以前住んでいた街でも子供向けの食イベントが開催されていたこともあって、意識が高いなぁなんて思っていました。しかし現実はそう簡単ではない。

 

子供の食育となると栄養面に注力しがちですが、食事のマナーについてはフランスは結構厳しい印象があります。何せ食事時間が長い。休日やバカンスなどは食事がイベントなので何時間もかけて大人は楽しみますが、ちゃんとテーブルについていることやカラトリーの使い方なども(日本ではお箸を習うように)子供のうちから厳しめに言われます。結構ハードルは高いと思います。子供がテーブルに何時間もいられるはずない・・w

偏食の子供を預かった時の話

偏食に関しては親の責任ではなく、その子供の味覚の個性とは言われていますが、実際問題は親として食事を食べてくれないことは心配もするし、食事を作る方も労力がかかります。

我が家は息子が食事に集中しなかったり、苦手なものを食べないことに多少手を焼いてはいるものの、食事自体には割と興味を持ってくれているので何とかなっています。

 

ある時、息子の友達の男の子を自宅で預かって、ランチしたのですが、そのお友達の偏食具合はなかなか大変でした。

と言っても家族ぐるみで付き合いがあり彼の偏食具合は分かっていたので事前に食べたいものを聞き、栄養面よりもw子供たちが楽しんで食べられそうなものを用意しました。

ナゲットとフライドポテトが食べたい!と言っていたので自宅で作りました。

ナゲットをめちゃくちゃ美味しいと喜んで食べてくれたものの、フライドポテトをオーブンで揚げ焼きにしたから「これはマクドのポテトみたいじゃ無いから食べられない。僕が食べるものじゃない」と言われてしまいましたw

 

ショックとかは全くなかったけど、ママ友つくづく大変そうだな・・・とただただ思いました。

もしかしたら食べるかな〜と思い、ミニトマト・きゅうり・チーズをピックに刺したものや人参のラペ、チーズオムレツも用意しましたが、息子が友達の分まで食べていました。というのも、息子はナゲットが全然好きじゃなかったらしい・・。

お友達はフルーツも一切食べず、フルーツはデザートではないと。

デザートにはチョコレート系のものしか食べない。マリーアントワネットかい!

お友達の弟くんは何でも食べるし、お兄ちゃんよりも多く食べるというからやっぱり偏食は家庭の問題ではないのだよなぁと実感した出来事でした。

 

子供の食事に大切なものとは

親になると「野菜を食べよう」とか「残さず食べよう」と子供に声をかけることもしつけの一つという気がしています。やっぱり個人的にはフランス式だけでは違うなぁと思います。何でも食べれればOKとは思わないし、残してもいいとは思わない。

苦手なものはあってもいいけど、ある程度挑戦してから「嫌い」と言わずに「苦手」と言おうとも伝えています。

子供も食べたい気分・食べたくない気分は当然あるだろうし、あまり強要しすぎないことと楽しい食事を一番に考えたいなぁと思います。

毎日・毎食を考えると、理想だけを語ることはできないけども食事ってとても大事だし、必ず行うことだから大切にしたいですよね。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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