みなさん、こんにちは。今日はクリスマス準備の名物である本物のもみの木を買う!ことについてのお話しです。
フランスは本物のもみの木を購入しやすいこともあり、お花屋さん・マルシェ・IKEA・スーパーなどでも購入することができます!都市部では難しいですが国内の生産者さんから買うこともできます。
我が家も毎年恒例行事として、夫が吟味して誇らしげに買って来てくれています。
どうやら、もみの木選びは一大イベントで、いかに美しいもみの木を選べるかというのが大事らしいです。
確かに本物のもみの木は爽やかな香りもあって雰囲気も素敵です。
(写真は2年前の自宅のもの)
ただ、毎年買うのってもったいなくない?!という疑問があると思います。
つまりエコなのか?森林伐採なんじゃ・・?という疑問がありますよね。
プラスティックのもみの木を長く大切に使うのならその方がサスティナブルなんじゃとも言えますよね。
クリスマスツリーは本物のもみの木 実はエコな理由
フランスの家庭やお店ではクリスマスツリーを本物のもみの木を購入してデコレーションするという人も少なくありません。
フランスを始めとする欧州の国はクリスマスにとても重きを置いているので、ホリデーシーズンを彩るクリスマスツリーはとても大事なんです。
お店でいかに綺麗なもみの木を選んで購入するというのはクリスマス準備の一大イベントとも言えます!
ところで、もみの木を毎年買うってもったいない!という考えもありますよね。
もみの木は木の種類と大きさによって値段が異なります。
生木なので1ヶ月〜1ヶ月半くらい持ちますがその後は枯れてしまいます。
しかし、もみの木を買うことが環境にやさしい理由があります。もちろんプラスティックのもみの木を大切に長く使うことも大事ですが、もみの木を購入してリサイクルすれば、地球環境や動物にも優しいというのはご存じでしょうか。
もみの木がエコな理由
● もみの木栽培は森林伐採ではなく森林業であるから
● 若いもみの木が温室効果ガスの削減に貢献しているから
● もみの木を植えていることで土壌の安定、もみの木の森に動物たちが住むことができるから
●森林業が雇用を作るから
●クリスマスの後にもみの木を木材チップへとリサイクルすることができるから
つまり、もみの木を買う⇨クリスマス休暇を楽しむ⇨自治体指定先のリサイクルへ持って行くという正しく利用することで、環境に優しい消費に貢献できます。
またフランスで栽培されているものは近隣ヨーロッパだけの短距離移動で消費者に届いているという点も環境に配慮されています。飛行機や長距離輸送をしてしまえば環境に良いとは言えませんね。
もみの木には種類がいくつかあり、フランスでよく売られているのはNordmanという種類のものです。
もみの木をリサイクルするということ
写真はパリ市ウェブサイトより
実際にフランスではクリスマスツリーをリサイクルする場所や回収期間を各自治体が明記し、リサイクルを促すようにしています。
私が住んでいる市ではクリスマスが終わってから指定された日に家の前の道路に置くと担当の方達が早朝に回収してくれます!
もし回収日を逃してしまっても回収場所が指定されているので自分で持って行くことも可能です。
もみの木をリサイクルするのはもみの木を粉砕して木材チップへ変換するため。
木材チップは例えば植物の追加肥料として、除草として役に立ちます。またもみの木は生分解性があります。
公園などでも花壇にもみの木チップが敷かれていることが多いです。
▷参考にしたページ:Sapin naturel ou artificiel : que choisir ? - Gamm vert
⚠︎残念ながらリサイクルが面倒?でその辺に捨ててしまう人もいてパリの街中だとよく見かけてしまいますが(しかも春先とか...)、その場合はリサイクルには貢献できていませんね。一般ごみとして回収されることになります。せっかくなら再利用できる方法で消費したいものですね。
リサイクル時の注意点:もみの木の装飾は取ること!人工の雪やラメはリサイクルできません。
(翻訳)ツリーを飾る際に避けるべきことがいくつかあります。
もみの木に人工の雪やラメが付いていると、堆肥化することはお薦めされていません。
Concernant la décoration du sapin, quelques gestes sont à éviter. « Il ne vaut mieux pas mettre de la neige artificielle ou des paillettes. En général, il est déconseillé de mettre un sapin au compost s’il y a eu des paillettes dessus », conclut Vincent Houis.
引用:Le Parisienneより
もみの木の価格
2022年のフランスでのもみの木の平均価格は31.95ユーロ(5,000円前後)。
ただし、当然もみの木のサイズ、品種、品質によって価格が異なります。
【サイズ】80cm〜200cm が一般的。ホテルなど300cmくらいのものも見かけます
【品 種】Nordmann、Epiceaという種類がよく知られています
我が家は小さめの100~150cmのNordmanを買うことが多く20ユーロくらいで購入しています。同じサイズでも老舗のお花屋さんなどで購入すると価格は30~40ユーロくらいです。きっと品質もより良いのかと。
都市部は難しいかもしれませんが、生産者のところで購入することももちろんできます。価格も少し安いみたい。
フランスのIKEAでは24.99ユーロが最安で売られています。
IKEAでツリーを買ってリサイクルすると
日本でもフランスでもIKEAのキャンペーンとして本物のもみの木を購入することができます。
IKEA日本:ツリー返却時のキャンペーンはツリー購入証明提示+3,000円以上購入で1,000円オフクーポンがもらえます。詳しい情報はこちら
IKEAフランス:ツリー購入キャンペーンは要予約。ツリー回収時は24.99ユーロ(ツリー代金)をクーポンで100%返金します。詳しい情報はこちら サーモンも安くなるらしい。
(2023年時点での情報です)
同じIKEAでも結構待遇違いますね・・!!
余談ですが、フランス人も近隣欧州人はとにかくクリスマスにここぞとばかりに買い物します。普段はお財布の紐が固めな印象ですが、クリスマスはお祝いムードでものすごく消費している印象。
本物のもみの木のメリット・デメリット
↑ネットに入っているので、開封すると葉が開いてきます!
フランスに来て知人宅で初めて本物のもみの木を見たときにめちゃくちゃテンションが上がりました!
大の大人がクリスマスツリーを見て大興奮するというw知人家族や子供たちは逆にびっくりしていたかもしれません。
自分で家族を持つようになって、クリスマスツリーを買った時にもまたテンションが上がりました!我が家では子供が1歳の時からもみの木を買っていますが、子供も特別なイベントを楽しみにしてくれていますし、夫もとても誇らしげです。w
もみの木が環境面で実はメリットが多いということですが、実際に何本も買ってきた私が思うメリットとデメリットを書きたいと思います。
【メリット】
・本物にテンションあがる
・爽やかな森の香りが漂う
・収納スペースが不要
・毎年オリジナルなツリーが完成する
【デメリット】
・葉が落ちる
・1ヶ月半ほどで枯れ始める
・花粉が飛ぶ!?
・置き場所を取る
やはり本物はテンションが上がります!いい香りが漂うのでクリスマスらしさを感じます。そして当然ですが、天然のものなので毎年木の表情が違い、似たように飾り付けても個性が出ているのがとてもいいなぁと。
メリットは環境面以外で言うとほとんどツリーの存在感という感じですね!
デメリットはやはり避けられない葉が落ちる問題。
もみの木を買った時に網から出す時、飾る時、飾りを取るときなどは特にたくさん葉が落ちるので掃除機をかける必要があります。
細かい葉が毎日ポロポロ落ちるのが気になる人もいるかもしれません。私はもう気にしないですw
2年ほど前に花粉症がひどくて、何度なく鼻がむずむずして寝室へ行くと落ち着く・・・花粉症?!という現象が起きました。今は花粉症自体が落ち着いたのですが、敏感な方はお気をつけて!!
ツリーはある程度場所を取るというのもお忘れなく。本物のもみの木の下の方が思った以上に横幅があります。
注意点として室内で飾る場合は乾燥・日光・熱源に注意してくださいね。枯れるのが早くなってしまいます。
赤ちゃんがいる家庭のためのスワッグ
▷こちらは子供が0歳の時のクリスマスに飾ってあったスワッグ。
ちょうど息子がハイハイし始めた頃だったのでツリーを購入するのはやめておこうと思っていた時に近所のお花屋さんで見つけました。
5ユーロくらいだった気がする!
当然デコレーションもほとんど持っていなくて「いつかサパンを買ったら飾ろう」とストラスブールでお土産に買ったあったオーナメントで十分に足りました。
その後はずっともみの木を買っていますが、結構ボリュームもあるし、ちゃんとクリスマス感が出るのでおすすめ。
子供が生まれる前は特にクリスマスの飾りつけしていなかったので、なんとなく寂しい印象でしたが、スワッグがあると雰囲気がでます。
オーナメントは毎年少しずつ増やして行くのが嬉しいし楽しい。
クリスマスは楽しい・幸せなものですが、環境への配慮も忘れずに過ごしましょうね。
▶︎プラントベースも環境配慮に貢献しているよね
本日もお読みいただきありがとうございました!
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