【日仏ハーフ】フランスの学校給食・好きなメニュー

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。

 

 

今日はフランスの給食のお話です。

 

学校で子供たちが何食べているのかは確かに気になりますよね。

フランスの学校給食には、色々な特徴があり面白いです。

 

 

フランスの学校給食の特徴

・前菜/メイン/デザート 

・ベジタリアンの曜日、魚の曜日がある

・給食を食べるかどうかは選べる

・世帯によって支払う給食費が異なる

 

 

先日、息子が好きな給食のメニューを自ら話し始めたので色々聞いてみました。

(意外と幼稚園での日常って教えてくれなくないですか?)

 

 

 

 

 

 

【日仏ハーフ】フランスの学校給食の特徴

息子は6歳で年長。幼稚園の給食は毎日食べています。

 

 

フランスでは給食は絶対ではなく、自宅で食べてから午後再登校することができます。

 

我が家は送迎が面倒だし息子はお友達と給食(la cantine)を食べています。

 

給食のメニューは、公立の場合は市のウェブサイトなどからメニュー表を確認することができます。

 

 

学校によって異なりますが、メニューにも様々な工夫がされているのが見受けられ、オーガニック、地産地消、フランス産などマークがついています。

 

 

週1回はベジタリアンデーがありますが、実際子供たちにとっては野菜だけだと不人気だったりするみたいですが...。

 

 

【メニューのパターンが決まっている】

 

曜日ごとに大体のパターンが決まっています。

 

こちらは私たちが住むパリ郊外の市のものですが、一般的にフランスだと金曜日に魚(介)を食べる日とされています。

 

月・木...パスタ、お肉料理

火...ベジタリアン

金...魚

 

 

*水曜日は学校はお休みですが、学童のメニューが載っています。

*おやつは16時30分以降の学童の子供たちだけが食べます。

おやつはパン・ヨーグルト・フルーツが基本です。

 

⬆︎日替わりではなくてこれが一回分のおやつ。

結構多いと思うの私だけ?

 

 

【フルコース】

 

いかにもフランスらしいのが、幼稚園給食とは言え【前菜・メイン・チーズ(乳製品)、デザート】という括りになっています。

 

 

ここ最近のメニューを見ると、前菜がなしでお肉などの付け合わせに野菜がついているパターンもある。

 

 

ワンプレートに載せられているのでレストランのような感じではないですが。

 

息子によると、年少・年中さんは円卓に座って大人が料理をサーブしてくれるが、

 

年長からは自分でプレートを持って列に並び、料理を作ってくださるマダムに入れてもらうんだとか。

 

 

先生方とは別に子供達の食事を補助する方がいます。

 

 

【パンは別途ついてくる】

パンって主食ではなくて、ソースをつけて食べたり(お皿を綺麗にするw)、チーズと一緒に食べたりするもので、日本のご飯の代わりではないんですよね。

 

息子によると、先生やanimateur(ice)(食堂で補佐してくれる人)の人が園児の円卓にパンを持ってきてくれるので欲しい場合は人差し指を上げて(挙手)お願いする。

 

メニューには載っていないけど、パンは毎日食べるみたいです。

 

 

フランス政府によって水とパンは無料で提供することと決まっています。

 

 

【給食費は家庭によって値段が異なる】

公立の学校の給食費は自治体によって決められます。

 

le quotient familialという世帯収入別の表があり、支払う金額が10段階くらいに分かれています。

 

自治体が決めた段階に応じて(1食当たりの金額が書かれている)毎月支払います。

 

 

自治体のウェブサイトから金額を知ることができ、前年度の世帯収入によって計算されます。

 

 

パリ市の場合:10段階に支払う金額が分かれている

Tranche1【世帯収入0〜234€】0.13€/1食

Tranche10【5000€以上】7€/1食

 

10段階はこんな感じで刻まれていました。

0.13/0.85/1.62/2.28/3.62/4.61/4.89/5.10/6/7

詳しく知りたい方はこちら (la cantine scolaire de paris)

 

パリなら結構な割合でtranche10クラスの人たちもいそう。

そういう場合は私立に入っているのかな。

 

 

余談ですが、インフラの影響下毎年少しずつ(1ユーロ未満ですが)給食費自体が値上がりしています。

 

フランスの幼稚園の給食メニュー

フランスの幼稚園児が食べている給食にはフランス政府の規定が当然あります。

 

Les menus doivent respecter un équilibre nutritionnel. La taille des portions est adaptée au type de plat et à la classe d'âge de votre enfant.

Le repas servi en cantine scolaire comporte les éléments suivants :

  • 1 plat principal 
  • 1 garniture
  • 1 produit laitier
  • 1 entrée et/ou 1 dessert

Cantine scolaire à l'école primaire (maternelle et élémentaire) | Service-Public.fr

要約) メニューは栄養バランスを考慮しなければなりません。

料理の種類や年齢によって分量を調整します。

 

次の食事が提供されます。

・メイン料理 1品

・付け合わせ 1品

・乳製品 1品

・前菜 1品 /またはデザート 

 

⬆︎基本はこのスタイルで出すことが法律で決まっています

 

 

息子の幼稚園ではメニュー表にこんなふうに分かれています。

 

Entree du jour(前菜):例)野菜のポタージュ、ニース風サラダ 、キャロットラペ

Plat du jour(メイン):ボロネーズ、コルドンブルー、魚フライ、ステーキ

legumes accompagnement(付け合わせ):野菜ピュレ、インゲン、ラタトゥイユ

fromage du jour(チーズ):日替わり

dessert du jour(デザート):フルーツ、コンポート、フラン、ムースオーショコラ

 

 

日本の牛乳の代わり(今もそうなのかな?)にフランスだとデザートにチーズかヨーグルトがついてきます。

 

 

メニューをよく見るとわかる、フランスっぽいルールがあります。

 

・豚肉は使われない

・ソーセージは鶏肉で作られたものを提供 

・イベントにちなんだメニュー

・お肉の種類(牛、鶏、七面鳥、鴨、仔牛など)

・金曜日は魚デー

 

 

 

 

豚肉を使わないのはイスラム教の子供たちも一定数いるからですね。

 

全ての学校で同じかはわかりませんが、豚肉が使われないのは暗黙のルールという感じ。

ソーセージも鶏肉のソーセージなので「saucisse volaille」と書かれています。

 

金曜日が「魚」なのは、キリスト教(カトリック)が理由ですね。

 

 

 

日本人の私からすると、色々取り入れられているのが興味深い。

 

 

幼稚園児が好きな給食のメニュー

息子が珍しく学校の給食の話をし始めたので色々聞いてみたら、面白い答えでした。

 

 

日本育ちの私とは当然メニューも違うし、好きな料理も違いますよねぇ。

 

【メイン】

・ポレンタ

・ニョッキ トマトソース

・ニョッキ ほうれん草のソース

・ニョッキ ノーマル(多分クリームのこと)

・イカリング

 

【デザート】

・ムースオーショコラ

・パイナップル

 

炭水化物多いっ!w

 

というか、「欧(米)だな〜」と思ったのが私の感想。

イタリアンというか。

 

息子は苦手な野菜も多いけど、おおむね何でも食べて、食事は割と好きなタイプ。

 

意外だと思ったのはほうれん草のソースのニョッキが一番美味しいくらい好きらしいこと。

 

自宅だと、ほうれん草はよほどわからないで食べちゃっている以外はわざわざ食べないのに、とても美味しいらしい。

 

多分、緑の野菜を食べれている自分も誇らしくて好きなんだと思うw

 

 

本日もお読み頂きありがとうございました。

 

▶︎「野菜嫌い」な子への食育について。個性重視、主張が大事なフランスらしい

www.parisimpleco.life

 

 

 

 

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