【ヨーロッパ生活】なぜ金曜日に魚を食べるのか?

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。

 

今日は「金曜日に魚を食べること」について書いています。

 

 

フランスに住んでいると、金曜日に魚を食べる習慣があることを知ります。

 

土用の丑にうなぎを食べるみたいなこと?

 

そういえば、学校給食のメニューも毎週金曜日は魚介のメニューです。

 

 

キリスト教(特にカトリック)が関係しています。

 

日本人としては驚き。

もちろん、フランスだけでなく近隣ヨーロッパの国々で同じ習慣があります。

 

定期的に魚を食べることに関しては健康的だし、子供達の学校給食で出してくれるのはありがたいことですよね。

 

 

色々調べていたら、○曜日はこれ!みたいなものが他にも多くて、これで献立作れますねw

 

 

 

 

【ヨーロッパ生活】なぜ金曜日に魚を食べるのか?

 

フランスに限らず、ヨーロッパでは金曜日に魚を食べるという考えがあります

 

 

学校給食でも金曜日は魚料理と決まっています。

 

 

ただし、「習慣」はありますが実際は「伝統」のようなもので、

一般家庭ではもちろん自由に食べたいものを食べている人が多いです。

 

 

実際ほぼ毎日の食事を作っている私も、

「金曜だから魚にしなきゃ!」とは思っていませんw

 

 

日本人には馴染みがない人も多いですが、

金曜日に魚を食べるのは、宗教的な背景が影響しています。

 

 

金曜日に魚を食べる習慣は、キリスト教の伝統によるもので、現代では健康志向やエコ志向のためという考え方を持つ人もいます。

 

 

キリスト教の影響

 

金曜日に魚を食べる習慣は、キリスト教の伝統に由来します。

 

キリスト教では、金曜日はイエス・キリストが磔にされた日(受難日)とされ、肉を避ける代わりに魚を食べる習慣がありました。

 

 

・聖書の教えでは、受難日に自己犠牲の一環として肉を避けること

・肉は豪華で贅沢なもの / 魚は質素な食べ物とされていた

 

 

肉食の制限をすることで、謙虚さと自己制御を示すための行いをするためということから始まった習慣です。

 

 

現在は、そこまで徹底している方は多くないと思いますが、中世からの習慣として続いています。

 

 

私の義母はこの習慣を取り入れてクリスマスイブやイースターの前の金曜日に魚料理を出してくれることもあります。

 

 

▶︎イースターってなんで「卵」「うさぎ」「チョコレート」何だっけ?

をまとめました

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伝統からエコ・健康志向で魚を食べる

ヨーロッパでの金曜日に魚を食べる習慣は、宗教的伝統から始まりましたが、

現代では健康や環境への配慮が理由で取り入れる人もいます。

 

 

実際のところは、中世とは違って魚の方が肉類よりも価格が高いです。

 

 

もちろんヨーロッパの海沿いの国や地域によっては異なりますが、

魚を食べることを意識的に行うにはコストもかかります。

 

 

ところで、魚を食べることがエコであるというのはピンと来ない人もいるかもしれませんが環境にやさしい理由はいくつかあります。

 

 

温室効果ガス排出量が少ない

牛肉生産は多量のメタンガスを排出することは知られていますが、魚の養殖や漁業はその量を大幅に抑えることができる

 

少ないエサで魚肉を生産できる

魚は与えた飼料に対して多くの食用肉を生産する(飼料変換率が高い)

 

低い環境負荷

持続可能な漁業や養殖は、自然資源の保護と生態系の維持する

業認証制度は、過剰漁獲を防ぎ、海洋生態系を守るための管理手法を導入している

(マリン・ステュワードシップ・カウンシル(MSC)という認証制度があります)

 

養殖技術の進化

養殖技術が進化し、環境負荷の少ない方法が確立されています

⇨餌の改良、水質管理、廃棄物処理の効率化

 

養殖魚は環境に配慮した方法で育てられ、自然の海洋資源に対する依存度を減らします

 

 

▶︎たまには、パリで美味しくて手頃で「本物の」お寿司を食べたい

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魚が肉よりも高価

現代においては「質素な食べ物」ではなく、

フランスは魚の方がお肉よりも価格が高い!

 

 

ざっくり平均価格をまとめると、

 

・牛肉...15~35€/kg

・豚肉...10~18€/kg

・鶏肉...15~20€/kg

・サーモン...28~35€/kg

・鱈...20~27€/kg

 

 

部位や買う場所によって価格は変わりますが、大体こんな感じです。

インフレで2-3年前に比べて、全体的にどんどん価格は上昇しています。

 

 

内陸のパリでも美味しいお魚が食べられる

私が住んでいるところが内陸のパリ周辺であることも影響していると思いますが、パリではフレッシュなお魚を食べることができます。

 

 

パリはノルマンディー地方などから陸路で2時間程度で輸送できる距離であることから朝のマルシェでお魚を買うことができるし、レストランでは早朝に採れた新鮮な魚をランチタイムに提供できる良い環境。

 

 

 

 

 

日曜日のローストチキン(プレロティ)

そう言えば、他にも○曜日に食べる料理がありました!

 

フランスは日曜日にプレロティという定番があります。

 

これは宗教的な理由ではなくて、日曜日に家族で食べる食事だからですね。

 

週末に家族が集まるという習慣があるためオーブンに入れておけば完成するというのも手間があまりかからず良い◎

我が家もよくやります。

 

そのほかのヨーロッパの曜日の定番料理

調べていたらいいろ出てきたのですが、ほんとかな?w

ヨーロッパには他にも特定の曜日に特定の食品を食べる文化が存在します。以下にいくつか追加の例を挙げます。

 

献立に困ったら参考にしてみてくださいね!

 

 

 

・木曜日のパスタ(イタリア)


⇨ 週末の準備として、簡単で手早く作れる食事が好まれる。


 多くのイタリアの家庭では、木曜日にパスタ料理を食べる習慣があり、

「Gnocchi di giovedì」(木曜日のニョッキ)というフレーズもあります。

 

 

・木曜日のカツレツ(オーストリア)


 ⇨ 週末の準備として、簡単でボリュームのある料理が好まれる。
ウィーンでは、木曜日にシュニッツェル(カツレツ)を食べる

 

 

・金曜日のマメ料理(ギリシャ)


⇨ 伝統的な断食の日として、肉を避けるために豆類を食べる。
金曜日にファソラーダ(豆のスープ)を食べる

 

・水曜日のイェリショス(ギリシャ)


⇨ 週の中間点で栄養価の高い食事を摂るため。
  ギリシャの多くの地域で、水曜日にイェリショス(魚料理)を食べる

 

 

 

▶︎プラトベース料理は週に1~2回くらいは意識的に取り入れています

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本日もお読み頂きありがとうございました。

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