【フランスの政治】極右党首 Jordan Bardella ジョルダン バルデラとはどんな人?

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。

 

今日はフランスの政治について少し触れています。

 

極右政党の国民連合が有力な政党になることで、フランスに住む日本人や外国籍にとっては生活において大きな影響を受ける可能性があります。

 

詳しいことを書いているわけではないですが、基本的な情報をまとめることにしました。

 

・極右政党の特徴とは?

・28歳の党首バルデラ氏とは?

・今後懸念されること

 

など

 

選挙の結果によっては大きな政策の変化が考えられます。

 

特に最近名前を聞くことが多いバルデラ氏について詳しく書いてみたので、参考になれば幸いです。

 

7/7には第二回の投票を控えており、少しでも情報を集めておくのが良いのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

 

【フランスの政治】極右党首 Jordan Bardella ジョルダン バルデラとはどんな人?

 

フランスの国民議会選挙が行われ、

ますます名前を聞くことが増えてきたジョルダン バルデラ氏のことをまとめました。

 

 

フランスの政治について細かく触れているわけではないですが、

(突然出てきたような)この人は一体何なんだ?ということを触れていきます。

 

 

というのも、ジョルダン バルデラ氏の政党は極右政党で、

「移民排除」の政策をすることを掲げていることで有名です。

 

 

フランスや欧州に住む日本人や外国籍にとっては、

かなり緊張の局面であることから、情報収集し、まとめました。

 

 

 

バルデラ氏プロフィール

 

生年月日: 1995年10月13日

出生地: ドランシー(フランス)

母はイタリア系、父はイタリア人とアルジェリア系フランス人の血を引く

 

パリ大学1パンテオン=ソルボンで哲学と社会科学を学ぶ

 

2024年

フランスの極右政党「国民連合」(Rassemblement National)の党首。

2015年に国民連合に加入以降、急速に昇進した。

 

ニュースなどで顔を見て驚いたと思いますが、

若干28歳と言う若さ。

 

 

フランスは現在の大統領エマニュエル マクロン、首相ガブリエル アタルそれぞれ「若い」と言われていますが、20代でさらに驚き。

 

80代現役の国もある中で色々混乱しますね...。

 

若い方が良いとも言ってないですけどね。

 

▶︎大統領と首相の関係性について基本をまとめています

www.parisimpleco.life

 

 

 

 

バルデラ氏の特徴

 

●家族との結びつき

 

・マリーヌ・ルペンの姪であるノルウェン・オリヴィエと婚姻関係があったため、創設者一族の一員との結びつきがある。

 

●SNS利用やプロモーション

 

・Tiktokフォロワー180万人で若者からの支持を獲得している可能性

【インスタ79万人, YouTube12万人】(こわいので中身は見ていませんw)

 

・バルデラ氏はパリ郊外の貧困地域で育ったこと、生活苦や犯罪に直面してきたことを強調して、自身が「労働階級者を救えるリーダーになる」ことをアピールしている

 

・清潔感や見ため整えることで好感を持たせて活動をしている

 


28歳の若者ではあるものの、フランスの政治の中心人物としての地位を築いており、次期首相候補と言われているまでの影響力を持っている。

 

⇨7/7、第二回の国民議会選挙で単独過半数でない場合は首相にはならないと宣言しているようですが、まずは選挙の結果が気になりますね...

 

選挙活動

 

・16歳で国民集会(旧国民戦線)に参加し、マリーヌ・ルペンに注目される。

 

・2015年に国会議員補佐、2017年に報道官、2018年にはジェネレーション・ネイションの責任者となる。

 

・2014年から地方選挙で活動を始め、2018年には国民連合の選挙リストの首位に立ち、イル=ド=フランス地域圏評議会の議員に選出される

 

 

欧州議会議員


 2019年の欧州議会選挙で国民連合のリストの首位に立ち、欧州議会議員に当選

 

2022年マリーヌルペンの指名により当時副党首から党首に任命

 

 

 

そもそも極右とは?国民連合 (RN): Rassemblement Nationalの政策の特徴

 

極右と言われる国民連合(RN)は「移民排除」のイメージがあると思います。

どんな政党なのか?政策を掲げているのかを簡単にまとめました。

 

・移民制限や国家主義を掲げる


・欧州連合からの離脱を支持


・経済保護主義やフランス優先主義を強調する政策を推進

 

フランスで極右政党が政権を握ることがあれば、

移民政策や社会の雰囲気が大きく変わる可能性があります。

 

フランス優先主義ということは移民の数を大幅に減らすことや外国人労働者の優遇措置を撤廃するなども考えられます。

 

フランスに住むまたは移住を考える人にとってもビザの取得や更新、就職活動、日常生活など多方面で影響を受けることが考えられます。

 

 

 

マリーヌ・ルペンから党首に任命されたバルデラ氏

RN党といえば、マリーヌルペンの印象があると思いますが、党首の座は2022年に退いています。

2022年の大統領選出馬のため、当時副党首だったバルデラ氏を党首へ任命した。

 

RN党はマリーヌルペンの父が創設した政党で、娘であるマリーヌが引き継いだ。

党首を退いてからも、現在党員として在籍している。

 

バルデラ氏は2022年の党首選で正式に就任し、今日に至る。

 

 

 

2024年7月7日 第二回国民議会選挙でどうなる?

フランスで6月30日に行われた国民議会(下院、定数577)選挙の第1回投票で、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右「国民連合」(RN)が最大勢力になる見通しとなった。

引用: BBC

 

 

「移民排除」を掲げる極右政党(RN)がこれまでの国民議会選挙の第1回投票で極右が勝利した例は過去に一度もないことから、フランス人にはもちろん世界中に大きなインパクトを与えました。

 

そして、選挙権を持たない移民・外国人にとっては不安もあります。

 

第2回投票(決戦)は7月7日。

フランス人にとってもかなり緊張感がある状態です。

 

 

追記:結果として、過半数を占めることはなかったもののフランス国内や海外にもかなり大きなインパクトを与えました。

 

フランスに住む外国人としては、極右支持者がこんなにも多かったことに思うところもありました...。こんなにも気持ちの落ち着かない1週間を過ごしたのは初めてでした。

 

国民議会選挙のしくみ

 

国民議会選挙のしくみは下記のようになっています。

 

『国民議会選挙』とは

フランスの議会下院にあたる国民議会は定数が577議席ですべてが小選挙区となっていて、選挙は、場合によって2回にわたって投票が行われる仕組みになっています。

 

1回目の投票では、過半数を得票し、かつ有権者の4分の1以上の票を獲得した候補者が当選します。

 

1回目の投票で、当選した候補者がいない場合は1週間後に決選投票が行われます。

 

決選投票では、1回目の投票の上位2人と、1回目の投票で有権者の12.5%以上の票を獲得した候補者が進み、最も多くの票を得た候補者が当選することになります。

引用:NHK

 

 

 

【背景】

マクロン大統領は、6月上旬に行われたヨーロッパ議会選挙で、

 

自ら率いる与党連合が極右の国民連合に大敗し、国民議会(下院に相当)を解散する決断を下しました。

 

 

新たな選挙が6/30に1回目の投票を行った。

 

⇨RNが首位、現職の与党連合は3番手となった。

 

国民連合(RN,連携会派含む)が33%

新人民戦線(NFP)28%

与党連合22%

 

 

 

 

【今後の展開】

極右政党の国民連合と連携する勢力が得票率で30%あまりを獲得して首位に立ち、左派の連合の新人民戦線が2位、マクロン大統領率いる与党連合が3位となりました。

1回目の投票で過半数を獲得する候補者がいない選挙区では、1週間後の7日に上位の候補者による決選投票が行われ、最終的な結果が決まることになります。

 

引用:NHK

 

 

 

 

 

本日もお読み頂きありがとうございました。

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