みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。
今日は、南仏マルセイユから日帰りクルーズへ出かけたお話しです。
・マルセイユから日帰りで行ける島がある
・壮大なカランクは子連れで楽しめるのか?
・手軽に行けるクルーズ!の復路が大変だった
*カランクとは...
地中海沿いの石灰岩山によって崖に囲まれた入り江のこと。
自然によって作られた(雨や海の力)まるで南のフィヨルドのような景色が広がる場所
子連れ(小学1年生)での旅だし、3日だけの滞在だったので
マルセイユ市内の観光と浜辺を楽しむことをメインにしようと思ったのですが、
船に乗ってみようとなり、日帰りで行ける小さな島へ行くことにしました。
⇨ 壮大な自然が広がる場所で想像以上に楽しむことができました。
しかし、復路では思わぬ事態になって、疲れがどっと...
それにしても、市内からすぐに海はもちろん、
こんな自然に触れられるのは素敵だな〜
▷マルセイユといえば、
治安の不安が真っ先にやってくることですが、
観光エリアのみ・バカンス時期に訪れて3日間だけだったので全く危ない目に遭うことはなかった。
特に子連れなのでわざわざ夜暗い時間帯を歩くこともなかった。
▶︎パリもまぁまぁカオスなことがあるからな...
マルセイユ・パリに限らず、気を引き締めていきましょう
- 【マルセイユ離島】子連れで日帰りクルーズ!カランクと船でのトラブル
- マルセイユ旧港から行けるフェリー・クルーズ
- 【日帰り船旅】マルセイユから20分で絶景 Frioul島へ行ってきた
- 【南仏】カランクを楽しむには
【マルセイユ離島】子連れで日帰りクルーズ!カランクと船でのトラブル
思いつきでマルセイユにやって来て、
市内の観光地はどこもアクセスしやすいし、すぐに浜辺にも行けるし、
当然太陽もあるしとても良かった!
(治安の悪いイメージしかなかったから..)
観光エリアしか行かなかったけど、人も優しかった〜
街のシンボルであるPort Vieux(旧港)でクルーザーが行き来するのを見て、
「僕も船に乗りたいな〜」と息子が言うので調べてみたら
日帰りで行ける島がある!!
マルセイユ旧港から行けるフェリー・クルーズ
マルセイユ旧港からは気軽に近隣の島へ行ったり、
時間をかけてカランククルーズを楽しむことができる「船の旅」を楽しむことができます。
【定期フェリー(RTM "le bateau")】
■ Île d’If(イフ島):片道 約20分
→ 「シャトー・ディフ」見学に便利なフェリー。
出発は約2時間ごと。
■ Îles du Frioul(フリウル諸島:Ratonneau + Pomègues/ラトヌー島+ポメーグ島):片道 約40分
→ ラトヌー島とポメーグ島をまとめて訪問可能。
1時間に1本程度運航。
【観光クルーズ(ツアー船)】
■ フリウル諸島周遊クルーズ(Îles du Frioul)
所要時間(往復)約2〜3時間
■ サンセットクルーズ(フリウル諸島立ち寄り)
所要時間 約3時間半
■ カランク・クルーズ(Calanques de Cassis / de Sormiou など)
所要時間 約3〜5時間(コースにより異なる)
→ カシ(Cassis)やスギトン(Sugiton)など、カランク国立公園を海から巡る人気クルーズ。発着地はマルセイユ旧港。
子供と一緒なら、
「船に乗る」という体験はやってみたい!一方で、長距離はハードル高かったりする。
体調を崩したり、途中で降りたい..とか言われるのも親としては懸念ポイント。
30分程度で行き来できるのはとってもいいなぁ◎
日帰りで楽しめるので旅行者にも楽しめていいなぁ!と。
日本で小豆島に行ったときは、大きなフェリーで快適だったな〜
船に乗ったら分かったこと
乗り場はPort Vieuxから、予約したチケットの画面を見せるとすぐに乗ることができた。
息子は張り切って2階席に登って行った。
他にも2組ほど幼稚園くらいのお子さんを連れた家族がいた。
出港するころ、
さっきまで青い空が広がっていたのに、だんだんと雲がかかり始めていた。
ゆっくり船が動き出すと、
まるでディズニーランドのアトラクションに乗っているような気持ちになった。
⇨港の出口は複数の船の出入りがあるのと、ヨットが碇泊していて狭いから?しばらくゆっくりと進んでいた。
スピードが出はじめると、
笑えるくらい揺れ始めた!
まさに波の上を上下して進んでいて、
息子も最初は笑っていたけど、だんだん真顔になっていた。w
2階席の座席の横は柵があるけど、
激しく揺れたら簡単に落っこちそうなものだった。
思ったより揺れた
他のお客さんもキャーというくらい揺れていて、
今度は波の上を越えるたびにバシャ〜っと海水がかかる。
揺れもすごいし、思い切り水がかかった息子を内側へ移動させた。
ベルトやベストとかも着用していないので、落ちたらまじで終わり。
一つ前の列に座っている息子より小さな男の子は怖くてもう嫌になってしまっていた。
たかが20~30分くらいだけど15分くらいは激しく揺られて島が見えてきた時に「助かった〜」と安堵したほど。時々船員の人が客席の方へやってきたけど、
特に「大丈夫ですよ〜」とかいうわけでもなくw何もせず去っていった。
とりあえず規定通りの運航できる状況だったんだと信じたいw
⬆︎真ん中の席に移動しても思い切り海水のシャワーを浴びた
途中から到着地の島が見えてくると、
その美しさと(安堵)隠れていた太陽が出始めて絶景だった。
(とても写真を撮る余裕はなかったw)
約30分弱かけて、
島へ到着すると、
思わぬ光景を目にした。
私たちがこの後降りる出口の隣に
次の折り返し便を待つとんでもない数の人たちが待っているのが見えた。
一瞬で、あ、やばい。と気がついた。
▶︎マルセイユといえば、ブイヤベース!なんだけど、わけあってテイクアウトしたら大正解だった◎
復路便は予約不可!長時間待つことになってしまった
そうそう、この船を予約した時、復路が予約できなかったので????と思っていた。
実はマルセイユ旧港を出る際は予約できるのに、
島から戻る際は、並んで時刻にやってきた船に乗る必要がある。
私たちが無計画に乗ってきたために、既に夕方になっていた。
帰り便は一応いくつか時刻を把握していたけど、あと4便しかない。
理想は18時か19時のどちらかに乗り込みたいと思ったが、
島に着いた瞬間の行列が既に2便で全員乗れるのか?怪しいくらいの長蛇の列ができていた。
私が無知だったけど、
後日義弟たちと話していたら、
一般的に、ポルトガルなどの観光船も同じような感じらしく、
帰りは待ち時間を考慮して列に並ぶ覚悟がある。
案の定、私たちも散策は楽しめたものの、
1時間半ほど並んで乗ることになってしまった。
1時間半の間には、
時刻表にない臨時便がやって(おそらく待っている人が多いので)
それにも乗ることができなかった。
次の便は時刻表が1時間後だったので、かなり待つ羽目になってしまった。
しかも、臨時便がやってきた時、列の前方からどんどん船に乗り込んで行き、
多分乗れないだろうな〜と半ば諦めてはいたけど、
ちょうど私たちの目の前で「あと、1組(2人)のみの空きがある」
と船員の方が言い切らないうちに、
カヌーのオールを持った老夫婦が何も言わずに船に乗っていった...。
唖然。
もちろん、その人たちが多分先に並んでいたし別にいいんだけど、
一言何かいえば良くない?(これが結構微妙なところで、オールが目立っていたので私たちとまじで同時に着いたからどっちが先か怪しいくらいだった)
私たちより後ろに並んでいたご家族が
「ほらな、先に行くよな、わかってた。自分たちのことばっかりだなw」
と、私たちにちょっと同情してくれたことがわかったw
優しさを感じつつ、私も苦笑いしてアイコンタクトする。
「まぁ、次の便は確実に乗れるし、座席も好きなところに座れるからいいよね!」
と周りの人たちと励ましあうしかなかったw
多分フランス人なら「子連れなんだけどーーー!?」と闘うのかもしれないけど、
グイグイ言えなかった私は「早く帰りた〜い」という
息子と一緒に1時間待つことになったのだ。情けない...ww
子連れを優先してくれる環境に慣れてしまったのかもwフランスだと子連れ様なのよ。
退屈な時間に息子と同じ年くらいの男の子がいたので一緒に遊べてよかったみたいだが、子供も疲れているし、親も疲れてきてハードだった。
結局20時30分過ぎ(しかも遅れてきた)に乗ったので、お腹もペコペコだし、
レストランが閉まるんじゃないかとドキドキして市内へ戻った。
私たちはイースターのバカンス時期に訪れたけど、ベストシーズンはもっと大変なのかも。便も増えるのかな?
▶︎OUIGOでパリからマルセイユは3時間半!
【日帰り船旅】マルセイユから20分で絶景 Frioul島へ行ってきた
船でずいぶん揺られてヒヤヒヤしたけど、この離島での滞在はとても良かった!
たどり着いた島はFrioul諸島という場所で、マルセイユ市内から気軽にいける離島として人気がある。
さっきまでマルセイユの「街」にいたところから、
急に自然豊かな場所が広がる!
楽しみ方としては、
・自然が豊かな場所でのんびり
・海で泳いだり、シュノーケルなど
・軽いハイキング など
自然に癒される場所。多分夏だと人が相当すごいのかな。
(私たちはイースターのバカンスに訪れた)
一応、レストランが数軒とスーパーが多分1つ、ホテルも数軒あるのだが、
商業感ゼロで(良くも悪くも)自然のまま。
出来るだけ、食べ物や飲み物などは持っていく方がいい。
痒いところに手が届く日本とは違って、フランスの田舎って本当に何もないからね。
住人の方も少しいるらしい!
小さなカランクを楽しめる
マルセイユから隣町のカシに続くカランクは壮大で、トレッキングなどをやるには結構しっかり装備しないと行けないのだが、
こちらの離島では正確にはカランクではない
カランクを小規模にしたCalanque de Morgiret(小規模なカランク)がある。
こちらならハイキングがてら、普通のスニーカーで上り下りできる程よいレベルだった。
小規模といえど、景色には圧倒されるほど美しかった!
子供もある程度の年齢になれば一緒に楽しむことができる◎
小一の息子の方が、グングン登って進んでいき先導してくれた。
確かに普段見られる景色ではないし、相当楽しかったらしい。
ハイキング気分で石や岩場を登り、頂上から海を眺めたりした。
ついさっきまで街中にいたのに
あまりに大自然になったので頭が混乱しつつも、絶景に感激した。
ゆっくりと反対側へ降りていくと、港の方へ戻ることができた。
詰め込んできたおやつを道中で食べながら、息子が先導してくれるのに成長を感じた。
帰り便はヘトヘトだったけど、美しい夕日を見ることができた
【南仏】カランクを楽しむには
マルセイユは国立公園に指定されているカランクを見られることで有名。
マルセイユ本土から隣の町のCassis(カシ)へ続く断崖絶壁に囲まれた入り江のことです。
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地中海沿岸の石灰岩地帯にできた、細長くて険しい入り江
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自然による侵食や地殻変動によって生まれた、フィヨルドのような地形。
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カランク・ド・スギトン(Calanque de Sugiton)」「カランク・ド・アンヴォー(Calanque d’En-Vau)」などが特に有名です。
楽しみ方
1. 絶景の自然美
透明でエメラルドグリーンの海&真っ白な石灰岩のコントラストが美しく自然が作った美しさを体験できる
2. ハイキングが楽しめる
カランク国立公園(Parc national des Calanques)内にはトレイルが豊富。
(初心者向けから上級者向けまであり)
結構ガチなので、事前に装備しましょう。
3. 海水浴・シュノーケリング
入り江での海水浴やシュノーケリングを楽しむのにも最適!
4. マルセイユやカシからアクセスしやすい
マルセイユ市内からバスや車で簡単にアクセス可能。
カシからはボートツアーもあり、海側からカランクを巡るのも人気
5. 観光地化されすぎていない
一部はアクセスが大変な分、手つかずの自然が残っている。
data-start="785" data-end="795">※注意点
夏季は山火事防止のため立ち入り制限がかかることがあります(特に風の強い日は閉鎖)。
滑りやすい道があるため、歩きやすい靴と水分の準備が必要です。
マルセイユが思いのほか素敵な場所だったので、また訪れたくて、
実は今回行くかどうか迷ったけど、隣の街のCasis(カシ)にも行ってみたい。
ちょうど、その間をかける本物のカランクはぜひ行ってみたい。
本日もお読みいただきありがとうございました。
▶︎日差しが強いので子供にもサングラス着用をおすすめ