みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。
今日は、現地校+日本語補習校で宿題が始まった小学1年生との我が家のバイリンガル子育てについてお話ししています。
*現状*
息子7歳、日仏バイリンガルで子育てをしています。
・ひらがな、カタカナ+漢字を習い始めたところ
・フランス現地校+週1日本語教室(90分)に通っている
年齢が上がってくるとともに「日本語続けていけるかな」に不安がある私です。
日本語を続けていくのに映画・動画・マンガを駆使しててできる範囲で課金しています。(言い方)
今のところ、日本語嫌だ、みたいなことはないものの、
課題は学校+日本語教室の宿題を終わらせることに追われています...。
未就学の時から定期的に更新している我が家のバイリンガル子育てについてはバイリンガルのカテゴリーからぜひ読んでみてくださいね。
日仏バイリンガル教育 宿題だけでも大変な現地校と日本語補習校
我が家はフランス在住、日本語とフランス語でバイリンガル子育てをしています。
息子は7歳で、日本でいうと小2・現地校ではCP(小1)です。
学校は現地校に通い、週1で習い事として日本語教室(90分間)に行っています。
私との会話は80%くらいは日本語ではあるものの、
学校帰りだったりするとフランス語でバーっと話してきたります。
私は基本は日本語で返しています。
過去の記事でも書いたことがあるのですが、
息子は3歳でバシっと日・仏を切り替えて話すようになりました。
0-2歳まで、「Maman(マモン)」と私のことを
フランス語でお母さんと呼んでいたのに、
突然「ママ」に切り替わったほど。
7歳の現在でも、日本語とフランス語を話すのを両方聞いている私から見て
「日本語の方が得意」そう。
得意というか、語彙が多い。
もちろん、幼稚園に入ったり小学校が始まってフランス語の語彙が急激に伸びてはいますがバイリンガルではあるある?の
「あ〜、えーっと」などと言葉を探している感じは日本語・フランス語で見られます。
息子の特性でもあるのかもしれないけど。
物心がつく前から「日本語」をやっているから、
息子には疑問とかは特に持たれていないのですが、
年々いつか、「なんで日本語やらないといけないの?」「もう日本語やめたい」と言われるかもと怯えていますw
これも、親のあるあるですよね。
▶︎フランスの学年がさっぱりわからない!
わかりやすい早見表を作りました。
【バイリンガルの宿題事情】やる気出させるのがとにかく大変
息子は日本語学校に週1で通っていて、日本語補習校ではないので90分だけです。
先生も熱心にやってくださるからとてもありがたいのですが、
やはり年齢が上がってきてフランスの学校の宿題+日本語の宿題があるので、
とにかくいつも「宿題に追われる」状態。
フランスの学校の方も少ないけど毎日宿題があり、
16:30に学校が終わってすぐに帰っても夜はバタバタしながら宿題を毎日やるのが大変。
翌日がお休みの際は少し多めに出るし、2週間のバカンス中もしっかり宿題がでます。
どうやら、息子のクラスは学年の中で「宿題が多い先生」として有名らしい。
どちらかというと、宿題をやらせるモチベーションや集中させる方が大変という感じ。
さっとやれば5分で終われることも、疲れていたりやる気のない状態だとなかなか終わらないのでそれが最も大変。
▶︎フランスにも小一の壁はあるのか?フランスの小学校の宿題事情について
【海外子育て】フランスの小学校にも小一の壁はあるのか? - パリの片隅でブログを綴る(できるだけシンプルでエコロジー暮らし)
ちなみに、日本語学校の宿題では、
幼稚園の2年間は宿題として「絵日記」のようなものが毎週の課題でした。
もちろん字もまだほとんど書けないので、「お出かけした絵」を描かせたり、
折り紙を貼って、私が一言コメントを書くようなものでした。
それでも4〜5歳も8:30-16:30で幼稚園に行っているから大変だった・・・。
日本語教室では何をやっているのか?幼稚園→小1
幼稚園までの授業内容:
・ひらがな、歌、しまじろうのビデオを観るなど
・カタカナは年長の後半で習う
・毎月カレンダー作り(絵と折り紙を貼る)
・数字などの書く練習
・年2回発表会があり、歌や童謡を複数曲歌う
・【宿題】絵日記
小学1年生の授業内容:
・カタカナドリル
・文章を作るノート(書き写しや自分で文章を考える)
・漢字ドリル
・日本の国語の教科書を読む
・歌
・プリント(教科書の内容や漢字)
・年2回発表会があり、歌と音読発表
・【宿題】教科書の音読:1-2ページを5回(親が○、◎など毎回評価つける)、漢字ドリル1ページ、カタカナ練習帳見開き1ページ、裏表ある漢字の復習プリント1枚
+バカンス中は絵日記(文章も自分で書く)、裏表のプリント4枚くらい
ざっくり書くと、このような感じ。
小学生になり、日本語クラスの宿題が宿題らしくなり、
いよいよオーガナイズが大変に。
単純に時間が足りないのもあるが、モチベがなかなか出せないのが問題...。
小学生になり、年初(9月)はカタカナ(年長クラスからの復習)をやりつつ、
12月ごろから漢字を習い始めました。
日本の漢字ドリル(見覚えのある猫ちゃんたちがついたやつw)と日本の小学校で実際に使っている国語の教科書を使う授業をやってもらっているので内容もしっかり学校っぽくなりました。
息子は幸いひらがな・カタカナは日本語学校で習う前に習得できていたから
「わかんない・・」みたいなこともなく、スッと入れたのはよかったかもしれない。
漢字も意外にも楽しくできているらしい。
⇨ちなみに、ひらがなは一人で勝手に覚えたけど、
カタカナは長い夏休みを利用して練習帳をやってもらった。
みた感じ適当にやってたけどw、最後までやり終えて意外にもちゃんと覚えていた。
ポケモンや恐竜の絵本を見せるとカタカナばっかりなので、モチベになっていたみたい!
日本語の学校では年に一度、担任の先生との面談が10分程度あり、
集中力云々などはご指摘があったものの、「日本語レベル」に関しては十分理解できているし、年内のプログラムのレベルに既に達成できていると言ってもらえた。
ただし、宿題に関しては、学校に行く前に急いで終わらせているのが現状。
土曜日のクラスなので、平日はフランス語の宿題をやるのに精一杯で土曜の朝が勝負。
後に持ち越せないのでやるしかないんですよねw
今のところそれでやれてはいるけど、たまに「えーーー宿題かぁ〜」と言ったり、
いざ始めると適当な字でドリルに書いてやっつけようとするので、
こちらもイライラが募ってくるという状態が現状...。
「やる」「やらない」で喧嘩になったり、
険悪になったりするのでこちらも「もう通わないと言い出すかも、いやその前に私もここまで嫌な気持ちになってやる必要あるんだろうか」などと私ももうやめてしまおうかと思ったことはある。
波があるのは当然だし、そりゃ子供も疲れていたりやりたくないこともあるよな〜とわかっても、
私も宥めてフォローして、ということに疲れてしまった時に、「もうやめる?」と聞いたことがある。
▶︎ひらがなは一人で勝手におぼえて、驚いた話し
▶︎「書く力」を鍛えるには、親がフォローし切れる範囲なんだろうか?
息子に「日本語学校やめる?」と聞いてみたら
明らかに小学校のリズムになってから、
宿題が大変すぎる、日本語学校へ行く時間が迫っても行きたがらないので
息子に「もう学校やめる?」と聞いてみた。
日本語教室を辞めるとなると、
日本語がどんどん遠くなっていくんじゃないかという漠然とした怖さは在外の親あるあるだと思う。
だから辞める?とかは簡単に言わないし、
子供がいつそれを言い出すかにビクビクしているwのだが、それでも聞いてみた。
息子は「辞める」と言った。
でも、なんか気まずい顔をしていた。
「今日は行かないけど、また行く」と言ったりするので私が何か気を遣わせている?!とか思ってしまったが、
どうやら仲良しのお友達のことを考えたりしたみたい。
私も辞めない方がいいな〜と思いつつも、
お互い嫌々やるのも良くないなとも思っていた。
息子は今年、習い事でフェンシングをやっている、お友達はテニスや水泳などをやっているという例を出して
「習い事は辞めたかったら辞めてもいいんだよ」と説明した。
息子が「え、日本語学校って習い事だったの?」と言った。
7歳がどう理解しているのか私もよくわからないんだけど、
なんとなくフェンシングは習い事だけど、
日本語に対しては同じように考えていなくて、
2つの学校へ行っているという認識だったようだ。
多分、息子が「辞めていいという感覚じゃなかった」のだと思う。
そんなことは言ったことはもちろんないけど、
「学校」と言っていたからそう思ったのかもしれない。
確かに今年、特に仲良しのクラスメイトができて、
「日本語学校に毎日行きたい」と言っていた時期もあった。
私と息子の間で「日本語学校」と呼んでいたのもあるからかもしれないけど、
良くも悪くもとんでもない勘違いさせていたのかもしれないw
色々話していると、そろそろ時間も迫っているし「学校行く?」と聞いたら、
「うん、行く」と言って、
結局なんの解決?もしなかったけどその後から【行かない選択肢】がなくなった。
何か彼の中で腑に落ちたのか、それともちょっとゴネてみたかっただけなのか...。
私も内心行くと言ってくれて安心していた。
同じ日仏バイリンガル子育て中のママ友にこのことを話したら、似たようなことがあったと言っていた。
学校での楽しいイベントが待っていることがわかるとすんなり「行く!」となって、その後は順調に行けているみたい。
年齢が上がるたびにこの問題はまたやってくるだろうと思いつつ、
でも本当に辞めたいと言えば本人の意思を尊重しようとは思っている。(怯えているw)
【海外子育て】小学生に日本語のモチベーションを保つための課金
日本語環境が少ないとは言え、課金さえすれば解決できることは色々ある!(言い方w)
息子が物心つく前から日本の絵本や歌、動画など積極的に見聞きさせることはしてきているつもり。
読み聞かせやパリで行われる日本のイベントにも顔を出したり。
多分、海外子育ての方は同じようにされていますよね。お疲れ様です!
日本食を食べに日本のお店に行くのも、教育なんじゃないかな。
幼稚園から小学校に入ると当然、子供の好きなもの・興味も変わってくるので私が目をつけたのはやはり漫画。
・ドラえもん
・忍たま乱太郎
・ドラゴンボール
を日本語学校で借りて読み聞かせることもしてきてる。
(私頑張ってる!漫画って読み聞かせるものじゃないからw)
ネットフリックスやたまに一緒にYouTubeを見せたり聴かせたりするほか、
アマゾンオーディブルを聴かせたりしている。
日本に帰ったら絵本を数冊必ず買うし、なかなか帰れない時は、アマゾングローバルで絵本を取り寄せる。
⇨日本のアマゾンで頼むと、5日以内で届く脅威の速さ。
送料に5000円近く支払うとは言え、「欲しい!」時にすぐ届くし、
日本語だし、すごすぎない?もちろん頻繁にはやっていないけど。
フランスで漫画が人気! 意地でも日本語で読んでもらう
日本のアニメ・漫画はフランスでかなり人気が高いのもあって、身近な存在なのは確か。
オタクのためのものではもはやなくって、フランスには日本みたいに充実していない??のか、新しいキャラクターとかがいない?!ので、
パウパトロールを卒業した後、アナ雪、マーヴェルしかない。
それらも「海外」のキャラクターで、なんとかレンジャーとか仮面ライダー派とか、そういう国内のものがとにかくない。アステリックスとか?しかない。
小学生男子は、ポケモン・ナルト・ドラゴンボールなどを経てマイクラへ辿り着いていく感じ。
息子もそんな感じだったのだが、日本語学校の図書館で日本の絵本を毎週借りるようにしていたのだが、
幼稚園の子たちの絵本に飽きてきたタイミングで「ドラえもん」の漫画に興味を持ち始めて、私が読み聞かせるwようになってきた。
ドラえもんのすぐ近くに置いてあったのが、ドラゴンボール。
ここに相当ハマった息子は寝ても覚めても、頭の中がずっとドラゴンボール。w
初期のドラゴンボール(全42巻)のうち30冊くらい飛ばし飛ばしで揃っていて、
毎週何冊か借りて寝る前に読み聞かせる(ハードだった〜)時期が続いた。
全部読んでしまったので、手持ち無沙汰になっていたタイミングで、息子の誕生日会があり、お友達からドラゴンボール超(スーパー)という最新の漫画の1巻(フランス語版)をもらった。
ここでフランス語で漫画を読み始めてしまったらまずい!と思い、
ふとパリにあるオペラのブックオフに行ったら、ドラゴンボールスーパーの15,16,22巻を発見!!しかも日本語!!
▶︎日本語の本を売ったり買ったりできるのよ
新品?と思うくらい中に宣伝のチラシが挟まったままで、
1冊3,5ユーロだったので買ってみた。
しかし読んでしまうとやはり前後の物語が気になりすぎて、
日本のアマゾンで間の18-21巻と最新は23,24もオーダーした。やりすぎw
やはり4日くらいで到着。ありがとう〜
ちなみに日本のドラゴンボール超は1冊税込484円、20巻から値上がりして572円。
これはね、「大人買い」っていうんだよって新しい語彙を教えながら買いました。
で、先週またブックオフへ行ったら、
2,5,6,10,11,12,13巻を見つけてしまい、また買ってしまった。
親バカですよね〜価格は全て3,5ユーロ/冊でした。
思わぬ展開で漫画が揃ってきてしまい、めちゃくちゃ課金している私。
ただ、いいの!
息子が好きなものを読んでいるし、
何より息子と一緒にできるアクティビティで、かつ日本語を身近に感じられるし、
スクリーンタイムもめちゃくちゃ減らせている!これはまじでいい。
子供が読んで読んで〜と言ってくれるのもあと少しかもしれないから。
フランス語版のドラゴンボール超は新品だと1冊7ユーロなんだから。中古でも4ユーロだった。
▶︎オーディブルって子供向けにはどんなコンテンツが揃っているのか?
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
▶︎コラム:ホームシックを和らげるにはパリへ行け!