みなさん、こんにちは。フランス在住のYoco(@yoco_paris)です。
今日は、フランスのお店での店員さんの呼び方について対策をまとめました。
フランスのレストランなどのお店では、
店員さんを「呼ぶ」というよりは「待つ」ことが基本で、
日本式の「すみませ〜ん!」と呼ぶスタイルは嫌がられます。
とは言え、待てど待てど店員は来ないし目も合わせようとしない!
ってことがありますよね...。
・フランスの接客はひどい!
・差別してるんじゃないか
と思うこともありますが、
もしかすると、接客しているフランス人の方も、
フランス式に合わせないお客さんに対して
「非常識なお客さんがやってきた」と思っている可能性がある!
非常識なお客さんに対して、わざと嫌な対応をしてくる人もいます。
うわ、感じ悪い!と思っちゃいますが、
お客様は神様ではないですもんね。
人間味ある接客が良くも悪くも、フランス式だなと思いますw
接客の質はサービスを受ける場所、サービスしてくれる人によってかなり異なります。
嫌な対応を受ければ気分が悪くなるし、
フランスに対する印象が悪いものになってしまいますよね。
逆も然りで、フランス人からすれば
マナーの悪いお客さんに接客するのは嫌だなと思っている可能性があります。
相手へのリスペクトのつもりで、
「失礼認定されないためのポイント」をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
この記事は、
・フランス在住7年 前職は接客業
・フランスでいい接客を受けたら「ラッキー!」と思える(レベル感w)
Yocoが書いています。
フランスでの店員の正しい呼び方とは?無視されないためのポイント7選
フランスのレストランやカフェで、
「店員さんが全然注文を取りに来てくれない!」
ってことがありますよね。
「すみませ〜ん!」と声をかけたり、
手を上げてアピールしても全然来ない!
仕事してくれっ!!!と言いたくなる。
しかし、基本的にフランスのお店では
店員さんを「呼ぶ」のではなく、「待つ」のが基本です。
・大声で「すみませ〜ん」と声をかける
・手を上げてアピールする
これらが、フランスでは一般的なことではありません。
むしろ、非常識なお客さんだと思われます。
お店の人は嫌がってわざと無視したり、嫌な接客をして来たりします。
大抵は、「ちょっと待ってください」と言われ後で来てくれます。
⇨仕事としてどうなん?!と言いたいですが、
お客様は神様ではないし、仕事をする人の順序が優先される。
サービスをする人もされる人も
「店員さんはお客さんのために働いてくれている」という考え方。
大きな老舗カフェなどでは管轄外のサービスはしないから、
他の暇そうなウエイターさんにお願いしても来てもらえない可能性がある。
では、どうしたらいいのか?!
【フランスでの店員さんの呼び方】嫌な対応されないためのコツ
フランスでは、店員さんやウエイターさんに注文をお願いしたい場合は、
基本的には、注文を取りに来てくれるのを待ちます。
レストランやカフェの入店時もお客さんが座りたい席を決めるのではなく
案内されるまで入り口付近で待ちます。
*テラスの場合は、
目が会った店員さんに対して、
ボンジュールと言ってから
「ここいいですか?」とアピールすると大抵了承してもらうことができ、
後からメニューを持って来てくれます。
×勝手に自分達で席を選んで座るのはNG
テラスだったら、勝手に座っても大丈夫な雰囲気があります。
店員さんに目配せすると尚いいかも。
勝手に座っていると、忘れた頃に店員さんが大抵メニューを聞きに来てくれます。
案内された席が気に入らなかったり、別の場所がいい場合は
「あちらの席に座っていいですか?」
「入り口の近くは寒いので、奥が良いのですが」など
と交渉するのはあり。
▶︎店員さんと目があったら第一声は「ボンジュール」と言うのは必須
忘れられている時は、小声で話しかける
「フランスでは、店員が来るまで待つ」と知っていても、
待てど暮らせど誰も来ない!
ってことはよくあります。
旅行者や外国人に対する差別をしているんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、
ただ単に忘れているだけと言うことも多い。
フランス人も永遠に待たされていて、
店員に目配せしたり、人差し指を挙げてアピールしているのを幾度となく見て来ているので特定の人達に意地悪をしようとしているわけではないと思います。
基本的に、普段受けている日本のサービスの質が高すぎるんですよね..
忘れられているかもな、と言う時には小声で呼ぶのはあり。
「S'il vous plaît」とか「Excuse-moi」とか言います。
結局、店員を呼んでいいんかい!と矛盾が生じていますが、
*呼ぶときは小声で近くの店員さんに声をかける
*人差し指を掲げてアピールする (無言でw)
忙しそうに見えない店員さんでも、
「J'arrive(すぐ行きます)」とか言われてまたしばらく待たされますがw
気長に待ちます。
大声で呼ぶと、変な目で見られる
日本ではすみませ〜んと言うと(言わなくてもさっと来てくれますが)
店員さんが来てくれますが、
フランスでやると店員さんが嫌がるだけではなくて、
周りにいる他のお客さんもびっくりした様子を見せたり、
露骨に嫌な目で見てくる人もいると思います。
「え、この人なに」みたいな。
【パリのレストラン】フランス人の働き方
フランスのレストランなど店員さんは自分の業務を最優先でこなしています。
お客様が待っているからとかは二の次。
やる気なさそうな人も一定数いますが、
良くも悪くも「人間味ある接客」をしているため、
非常識なお客さんに対しては嫌な対応をしてくる場合もあります。
反対に言えば、
気に入られたり、気が合うと思われればサービスしてくれたりいい接客をしてくれますw
⇨息子とマカロン屋さんに行った時にたくさんあるフレーバーの中から
自分で注文させてみました。
息子が緊張しながら一生懸命注文する姿に感銘を受けてくれた店員さんが
「なんて礼儀正しいの!ちゃんと言えて偉い!もう一個好きなの選んでいいよ。」
と言って下さって(!)まさかのサービスをしてもらってしまいました。
そんなに簡単にマカロンあげていいんだっけ!?w
私の方が気が引けましたよ。
挨拶しないと嫌な対応される
フランスでは、お客さんの方がいい対応をしてもらえるように店員さんに気を遣っていますw
そうじゃないと、本当に嫌な対応を受けたり、ちゃんとしたサービスを受けられないから。
日本とはほぼ真逆ですよねw
「働いている人へリスペクトするのが大前提」と言う考え方もあります。
フランス語喋れないと、無理じゃん!と思わずに、
ファーストコンタクトで挨拶さえあればかなり好印象で一般的な対応をしてもらうことができます。
それでも嫌な人は嫌な対応してきますが、もはや人の問題。
媚を売る必要はないけど、いい対応を受けたい場合はこちらもリスペクトを込めていますよって見せることが大切です!
本日もお読み頂きありがとうございました。