みなさん、こんにちは、今日は生理とPMSのお話しです。
私の場合、出産を経て体調にいくつかの変化があり、PMSが以前より酷くなりました。
子育てとPMS(や生理)との付き合い方は難しいのですが、私なりの対処方法をみなさんと共有できればと思っています。
女性だけの問題、とは思わず男性の方にも知っていただけると良いなぁと思っています。
・出産後の生理, PMSってどう変わるの?
・PMSとの付き合い方や対策
・子育て真っ最中、辛いときは休みたい・・
産後の生理とPMSが悪化した【実話】
人によって様々かと思いますが、私は第一子出産後、生理が再開してからPMSと生理が悪化しました。・2018年出産
・息子1歳まで授乳
・生理再開は産後9か月目
生理とPMSは産前どう比べて変わったか
産後に再開した生理はざっくり言うと生理、PMSともに重くなりました。
産後の生理が再開した当初は3ヶ月間ほど不定期で、一度の生理が長く続きました。
PMSとは?
《premenstrual syndrome》月経周期の後半に始まり、月経の開始とともに治まる病気。いらいら・怒り・憂鬱・不安・集中力の低下・無気力・眠気・不眠などの精神的症状や、頭痛・乳房の張りや痛み・下腹痛・肌あれ・むくみ・肩こり・便秘などの身体的症状のうち、複数が同時に現れる。
排卵後の黄体期に始まることから、月経周期に伴うエストロゲンやプロゲステロンなどの分泌の変化が関与していると考えられるが、詳細な原因は不明。
精神的症状が特に重い場合は、PMDDとして区別される。月経前症候群。月経前緊張症(PMT;premenstrual tension)。
コトバンクより
【産前の生理とPMSの症状】
産前の生理とPMSはこんな症状がありました。皆さんも共通されるものがあるのではないでしょうか。
・頭痛 重くずっしりする痛み
・腹痛 ずしっと重い痛み
・腰痛 骨が痛いような感じ(この痛みを感じると、そろそろだとわかる)
・イライラ 何でもイライラして、悲観的になる
・甘いものが異常に食べたくなる、食欲が増す
書き出してみると、なかなかの症状ですよね...
産後9ヶ月間この「不快な症状」とは離れていたのですが、再開した生理やPMSの時の不調がレベルアップして下記のような症状が出ました。
【産後の生理とPMSの症状】
・発熱 37度後半(たまに)
・頭痛 頭が割れるのではないかと思うほどの痛み
・関節の痛み 風邪かな?!と思うと数日後に生理が来る
・疲れやすい
・イライラ 悲観的になりやすい
すべて毎回やってくるわけではないですが、これらが代表的な症状です。
特に不定期だった生理周期の間はいつ来るかわからないし、おそらくPMSで上記のような症状も出てくるし自分で把握しづらいのも辛いです。
マイナーな症状で言うと、花粉症のような症状になり、生理が始まった途端その症状がなくなったこともありました。
と言ってもこれは確かめようがないのですが。
特に産後すぐはホルモンバランスの影響もありますからいつも以上に不調や心の不安定な状態も出てくるのですよね。
断乳と生理前の不調が重なったとき
そして産後から一年続けていた「授乳」をやめたとき、つまり断乳をした時期には断乳後の不調も加わって、PMSと生理の時には初めて動けないほどしんどかったことがありました。
断乳の時は体調不良になる(乳腺炎など)と友人たちから教えてもらっていましたが、その時特に問題なく進み無事に断乳自体は終えました。
「何事もなかった、ラッキー!」くらいに思っていたのですが・・
一週間ほど経過した時、その不調が発生?しかも多分PMSと重なりました。
息子を保育園に送っていこうにも「う、動けない・・・・。」
体が重いだけでなく、全身に強い関節痛のような痛みがありベッドから起き上がるのもしんどいくらいでした。
偶然夫が休みの日で私の代わりの送ってもらえたのですが、こんなこと今までなかったので驚いたのととにかく辛かった。
産前は確かにしんどいことはあっても動けない程ではなかったので、かなり重くなったと実感しています。
ただ、人によっては反対に「生理もPMSも軽くなった」と言う方、「生理だけ軽くなった」と言う方もいるので、一概にこうなるとは言えないのです。
産後の生理(PMS)が重くなる原因は?
原因は、実ははっきりしていない。
こうも辛いから、きっと何かコレ!と言う原因があるのかと調べていたのですが、まだ解明されていないのです。
ただ、様々な原因となり得ることはわかっています。
原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。
この黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、PMSの原因と考えられています。
しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスなどの影響を受けるため、PMSは女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こるといわれています。」
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13
特に産後はホルモンバランスが大きく変化する為、産前の生理やPMSと大きく変わるのです。
生理(PMS)の不調を和らげる対策
毎月やってくる不快、不調に対してどうにか付き合っていくしかありません。私が特に気にかけているのは3つのこと。
● セルフチェック、セルフケアの習慣
● 医師に相談(検診、薬の処方)
● 薬に頼らない方法、植物療法
セルフチェックの習慣
結構後回しにしがちですが、自分の体のことをまずは自分自身でよく把握する必要があります。
携帯アプリを用いて、生理周期や症状を記録することができるので、どんどん活用しましょう。
記録を取ったら、そのままではなく、その周期に合わせて「自分を労わる過ごし方」をすることもとても大切です!
★アプリはたくさんあるので、こんなサイトを参考にしてみては?
アプリを見ると、PMSでイライラしたり不調が出てくるのはこの辺りだと言うことがことが分かってきます。排卵日前後がやっぱり一番キツイなぁとか。
その時期はリラックスして過ごせるようにしたり、あまり予定を詰めすぎないようにする。お酒を控える。
生理、PMSについて医師に相談する
産婦人科医に相談するのも躊躇せずに行いましょう。
フランスに住んでいますが、定期的に産婦人科に通う方が多く、生理やPMSについて相談している方も多いです。
日本でも言われていると思いますが、子宮がん検診は2年に一度の受診を勧められています。
【子宮がん検診:Frottisと通称されています。】
体の不調というよりも精神面での症状があまりに酷く、仕事などに影響してしまう場合はPMDDと言う「月経前不快気分障害」であることも考えられます。
セルフチェックだけでは対処できない部分もあるので、まずはお医者様に相談してみましょう。
《premenstrual dysphoric disorder》月経前症候群(PMS)の中で、精神的症状が特に著しい鬱病性障害。不安感・怒りなどの感情が激しく、日常生活に支障をきたすようになる。
エストロゲン・プロゲステロンなどの性ホルモンの分泌の変化に加えて、セロトニンなどの神経伝達物質の変調が作用していると考えられるが、詳細な原因は不明。
月経前不機嫌性障害。月経前不快気分障害。
薬に頼らない方法
私はまず薬に頼らない方法を取り、どうしても必要な場合に薬を飲むようにしています。
と言うのも、20代前半の頃に「生理の痛み」=鎮痛剤で治す と言う習慣になっていたのですが、一回1錠が効かなくなってきて、2錠、3錠と薬を増やしていくことに恐怖を覚えました。
機会があり「植物療法」を学んでからは全く薬に頼らない訳ではないけれど、薬と植物療法を併用していくことにしています。
妊娠中、授乳中に薬の摂取が制限された時にも実際に大いに役立ちました。
私がよく頼っているものはハーブティーです。
特に定番のカモミールティーはPMSを和らげたり、体を温めてくれるので常備しています。リラックス効果もありますしね。
PMSに効くと言われている「チェストベリー」
ハーブティーが飲みやすく、手軽に摂取できます。
ヨーロッパにおいて古くから「女性の不調を助けるハーブ」として重宝されてきました。
ハーブティーが苦手、と言う方にはサプリメント摂取する方法もあります。
副作用と注意事項
チェストベリーには重大な副作用はないとされてきましたが、胃腸障害やざ瘡(にきび)様の発疹およびめまいを引き起こす可能性があります。
チェストベリーは、ある種のホルモン値に影響を与える場合があります。妊婦、経口避妊薬を服用している女性、ホルモン感受性に留意しなければならない状態(乳癌など)の女性はチェストベリーを摂取するべきではありません。
チェストベリーは、脳内のドーパミン系に作用を及ぼす可能性があるので、ある種の抗精神病薬やパーキンソン病薬などのドーパミン関連薬を服用している人は、チェストベリーの摂取を避けるべきです。
あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。▼ こちらもご参考にどうぞ。ハーブのお話を書いています。
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おわりに
仕事や家族との時間ももちろん大切ですが、自分を労ったりケアする時間を見つけることが不調と付き合う一番良い方法では無いでしょうか。
たくさんのストレスを抱えていると、女性ホルモンのバランスが崩れ排卵の周期にまで影響してきます。
それがPMSの起こさせるとも言われているのですから、必要な時に休む、これはもはや現代人にとって「自己管理の一つ」とも言えます。
忙しい毎日の中ではなかなか難しいのですが、自分の体を守るためと思って積極的にケアしていきましょう。
▶︎ 冬はこうやって乗り切る
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本日もお読み頂き、ありがとうございました。