皆さんこんにちは、今日は私がフランス生活で親友と出会うことができたというお話しです。フランスに住んでいる私は移住した当時、友達はほとんどおらず孤独を感じていました。
今は幸い、数少ない友人がおり、とにかく生活が格段に楽しくなりました。
夫や家族以外で気兼ねなく話せる人がいることは心のゆとりに繋がります。
そもそも、どこにいたって大人になると友達がなかなかできない!ですが、どのようにして友人ができた私の体験をまとめます。
●友達がいるだけで生き延びられる海外生活
●悲しい...どう考えても友達は見つけられなかった場所
●友達作りは出会い。無理しなくて探しまくらなくても良い気がする
これまでの人間関係から新しい場所へ行くと日本でも海外でも辛い思いはたくさんしますよね。その分、気の置けない友人ができたら、それだけで頑張れる。
これは時にはパートナー・家族では埋められないものだったりします。
友達作りは重要?海外在住でどうやって親友を見つけたのか
私はフランスに来て5年目でそのうち半分以上は子育てをメインにしておりほとんど自宅にいる状態です。コロナ禍もあって大勢の人と出会う機会はさらに少ない・・。
それでも本当に大切で気の合う友人たちがいるおかげで楽しく生活を送れています。
夫や息子との時間はもちろん大事ですが、友達と過ごす時間はまた違った意味でとても大切ですよね。
渡仏当初、「知り合い」は少しだけいてもその人達は「気の置けない友達」ではなかった。友達がいたらな・・・なんて思ったりもしましたが、誘われて行った先で「友達」ができるどころか、惨めで悲しい思いさえしたことがありました。(御述します)
無理して誰でも友達になろう、探そうとはせず、それまでは家族や1人の時間を楽しむことも良いのだと今は思います。
と言ってもこれを読まれている方は友達作りに興味があると思うので、私がまずどこで友達と出会ったのかを書いてみます。
【フランスに来てから友人と出会った場所】
①職場
②友人の友人がいる席
③ツイッター
④飛行機内
⑤学校などの子供関連の場所
今や親友と呼べるほど気が合う2人がいますが、そのうちの1人に出会ったのは移住してすぐの職場でした。
フランス企業に日本人従業員が数名いて、私の出社初日に彼女に出会ってすぐに仲良くなる事ができました。年齢も同じで気が合う、これまでの境遇なんかもよく似ている。その友人が私に紹介してくれたのがもう1人の親友!しかも息子と同じ歳の子を持つママ!
彼女達とは3人でよく会っています。お互いの家を行き来したり、夫も含めて一緒に食事や遊びに出かけたりできる仲です。・・最高です。
海外生活で日本人を見かけたらお声かけるか問題
私はパリ郊外に住んでいるので比較的日本人の方を見かける機会は多いです。パリ中心ほどではないですが。ただ、見かけても勇気がないので、私は声をかけられないタイプ・・。笑
そうしたら、つい昨日!お声をかけてもらうことがあり、ちょっと立ち話して連絡先を交換させてもらいました。(しまった、完全にすっぴん笑)
いずれも子供を遊ばせる市の施設や幼稚園など子供に関わる場所でママさんにお声をかけてもらいました。ありがたい・・!地元ならではのことや学校関連の情報交換できるのは本当に嬉しい。
SNS ツイッターで気の合う友人を見つけられるのか?!
数年前にツイッターを始めたときはまさか考えてもいませんでしたが、ツイッターを通じて友人ができました。それまでは私がツイッターを使う目的というのはこんな感じ。
・子育ての成長記録
・自分の考え(もやっとしてまとまってない)を言語化してみる、目視してみる
・フランス生活の情報集め
・ママパパ達とのコミュニケーション
元々、Twitter上で積極的にコミュニケーションを取ろうというよりは自分のインプットアウトプットとして使っていた感じでした。(Twitterはとても良い面も多いのですが、たまに見たくないやり取りや情報を入れすぎてsns疲れになってしまうので、最近は控えめにしています・・・。)
ところが、主に子育てに関するツイートは似た境遇の方や子育ての先輩方がものすごく反応して下さるし、意見交換することが増えてきました。
私自身も気になるフォロワーさんが出てきました。(ツイッター沼w)
で!この人、多分気が合うだろうなとか分かるんですよ。何気なく呟かれたこともそうだし、私のグチみたいなツイートにも付き合ってくれたり。
もちろん、お会いしたこともないしお顔さえも知らないんだけど、やり取りの温度感が合う方がいるんですよね。
そう思っていたら、フォロワーさんからお声がえいただいてパリで会うことになったのです!
現実でもフォロワーさんと友達になる
Twitterなどのsnsは二次元の世界。でも、気が合いそうでタイミングも合ったので実際にお会いすることになりました。
この入り方だと、事前情報が多いので実際に会うのは「初めまして」なのだけれど、好きなこともなんとなく知っているし、お子さんが何が好きかも知っている。笑
とても不思議な感覚でしたが、初めて会ってぎこちない感じと言う感じにならず、むしろあれもこれももっと聞きたいことがある!感じ。
主にママさん同士で子供の年齢が近くて、今抱えている心配事なんかも似ていると言う背景がなおさら「気が合いそう!」と思えたりします。フランスで生きていると「こんなのあり?」とか「こう言う時どうしている?」が出てくるので、共有し合える人がいるのは本当にありがたいのです。
日本人ではない数少ない友人
数少ない友人は日本人が多いです。フランスにいる特に言語のストレスフリーで話せるだけでも嬉しいし、日本人同士の良さはやはりありますよね。
数少ない友人の少数派の日本人でない友人もおります。出会った場所はパリ行きの飛行機内!
訳あってイスタンブールからパリまで隣の席にいた人とお喋りして仲良くさせてもらっていました。友人と言っても私の親世代なので「パリの両親」としてお世話になっていました。今は海外に引っ越ししてしまってほとんど会わなくなってしまったのですが。
「両親」の子供達(当時小学生)にも遊んでもらったり(私がフランス語が下手すぎてイラつかれていたw)子供達のベビーシッターも何度か会ううちに友人になりました。2人で食事したり。彼女はドイツ人で、定期的に連絡を取らせてもらい仲良くしてもらっています。
人のご縁は本当に不思議なものですよね。
▶︎飛行機で出会った人と友人になった
子育て世代 海外生活にママ友は必須!存在が偉大すぎる
フランスで妊娠中から思っていた事がありました。
「何にもわからない・・・」「いや、なにが分からないかもわかってない」
初めて何かをする時によく感じる事だと思いますが、【海外で妊娠出産】って結構なパワーワードだと思うんです。言語や現地での生活に不安があると余計に。
どんなに不安でも産むのは私。フランスで生まれ育っている夫だって、妊娠出産については知識も覚悟も皆無なんですよ。
私は出産の直前までママ友と呼べる人がおらず、義母や職場の上司(10年以上前に出産)が唯一の経験者であり身近な?人たちでした。
助けになることもあるけど、その女性達は励まそうとして「大丈夫、何にも問題じゃない」「妊娠は病気じゃない」「私は産休中も働いてたわ」とかまるで大ごととしては扱ってくれず。さらには「私たちの時代は〜だった」などと昔の知識を押し付けようとしてきたりします。笑
そればかりでではなかったけれど、私が知りたいのはそういうことではなかったのです!
・リアルな出産までの過程
・私の不安な気持ちを共有したい
・産後の復帰や保育園確保はどうしたら良いか
・バイリンガル子育てどうやるか とかそういうことが知りたかったのです。
だから、ママ友が必要だと思いました。
幸いにも今は息子と同い年の子のママさんが身近にいたり、すぐに会えなくてもsns上で助けてくれる人がいて本当に救われています。
知識云々だけでなくて、妊娠出産前後はメンタル的にも繊細な時期なので、誰かに支えられていることを実感できるのは健康的だと今は思います。
▶︎当時、夫はあまり頼りにならなかった。笑
無理して友達は作らなくていい。ただの場違いで友達なんて見つけられなかった
フランスに移住して間もない頃、日本で一緒に働いていた時の先輩がパリにいるので時々お会いしていました。
彼女が友達のいない私を気にかけてくれたのですが、そこから繋がった縁で日本人の集まりにお邪魔すると・・・私にはとにかく居心地が良くなくてただただ終始情けない思いをして落ち込んで帰りました。
ここで「あ、無理して友達を作ろうとしても無理なんだ。」と学んだのです。
誰にも非はないけれど友達になれない人達の中にいてもやっぱり友達にはなれない。
当時私を誘ってくれた先輩はフラワーアーティストを目指してパリで勉強している人でした。その繋がりで「友達の集まり」に顔を出すと、料理人、パティシエ、ソムリエ、カメラマン、美容師、パリコレスタイリストやメイク、フランス文学学者、アーティストなどなどスペシャリストばかりでした。
それも、既に有名メゾンなどで仕事をしているとかビジネスが順調に行っている人も多く決して「ただの日本人の集まり」ではなかったのです。
移住してきたばかりの私は無職だし、何のスペシャリストでもないただの主婦。
仕事や勉強の為にパリで必死に生きている彼らとは全てが違いすぎて、将来の大きな夢を語り合う彼らとは全く話が合いませんでした。と言うかお互いに話すことがなかったのです。私と話しても彼らにはメリットはないし。
「初めまして」と言えば「なんの業界で働いているのか?」と質問されて「あ、主婦なんだね」と言われるとそこから話は盛り上がらず。参加資格など別に必要ないはずなのに、完全に間違った場所に来てしまったのだと、ただただ惨めな気持ちになりました。
彼らはそれぞれ業種が違っても同じパリという世界で生き抜く同志でみんな知り合い同士。
もちろん、主婦の方もいたけれど、〇〇シェフの奥様とかインフルエンサー的な方々で日本語でコミュニケーションが取れること以外は私には心地が悪かったのです。彼らには何の非もないし、人によってはスペシャリストでなくとも上手く付き合えるんだと思うんですが、私には自分が無能だと言われているようで、辛くて無理でした。
何もしなくてもビザがもらえるって良いよね
その集まりの後、2度と行くものかと思っていたのですが、親しみを持ってくれる人がいて個人的に何度かお茶をしたりしていました。
ある時「何もしなくてもビザがもらえるって羨ましい。良いよね。」と言われました。嫌味を言うつもりではなかったと思いますが、私が夫と結婚していると言うだけで仕事をしていなくてもフランスに滞在できることが彼女には不公平に感じたのだと思います。
当時、彼女が学生ビザ切替の時期で普段は学校とフリーで仕事をしつつ、フランス語も初心者レベルで勉強しつつ言う大変な状況だったからだと思います。
言われたことはショッキングでしたが、当時の私は移住して友人がいないし、仕事がない(滞在許可待ち)状況で少し辛かった時期でした。彼女が何気なく言ったことに怒りとかの感情ではなく「確かに私には何もない、彼女は頑張っているのにビザも確約されていないなんて」と自分に自信が持てない状態でした。段々と、付き合う理由がなく離れて行くほかなくなりましたが。
友達作りはご縁
今思えば、友達作りを必死に頑張って友達ができたわけではなかったです。
彼氏が欲しい!ばかり考えていると、全然できないみたいなことに似ていますね。笑
縁としか言いようがないですよね。友達がいた方が私は確実に良いと思いますが、沢山欲しいわけではないですし、今とても満足できています。
無理を過ごしていてもそこで気の置けない仲間を見つけられるわけではないし、居心地が悪いと思ったらそっとフェードアウトした方が賢明です。
と、何だか偉そうに言ってしまいましたが、皆様にも素敵な出会いがありますように。
▶︎夫とはどうやって出会ったのか
本日もお読み頂いてありがとうございました。
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