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専業主婦が辛い

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私は専業主婦をしており、それが時々辛いと感じています。
専業主婦歴は2年です。

私にはフランス人夫ともうすぐ2歳の息子とフランスで生活をしています。

・息子1歳9ヶ月(今年4月から保育園)
・フランス在住
・結婚3年目
・妊娠後期まで現地企業で仕事
・契約更新なしで専業主婦になった


パリで生活をしながら、出産を控えたタイミングから仕事と無縁になり「専業主婦」になりました。
息子が生まれてからは凄まじい速さで時が流れて、専業主婦歴は2年です。

今感じていることは「専業主婦が時々、辛い」ということ。

自由な時間も多いですし、夫が働いてくれているから生活していけるという恵まれた環境です。
まだ小さな息子とも過ごせる時間がたくさん持てている幸せもあります。

ただ、専業主婦になるまでわけもなく、漠然と「専業主婦良いな」なんて思っていましたが、いざなってみたら良いことばかりとは言えないと気がつきました。
精神的に苦しいと感じるレベルに達し、試行錯誤の上どうにか今は「辛いけどストレスを溜めないようにやっていこう」と思えてくるまでに回復しました。

・なぜ専業主婦は辛いのか
・私が働かない理由
・毎日、何をしているのか
・「辛い」からどうするのか

専業主婦(夫)のパートナーを持つ方へ
専業主婦(夫)のパートナーが辛そうにされていたら少し参考にして頂きたいです。


専業主婦が辛い

専業主婦になって辛いと感じている理由は実は沢山ありますが、そのほとんどの理由に関連する最も辛いこととは、私の場合これです。

【人との関わりがないこと】

実は私はこれが辛いと思う理由だとはすぐに気が付かなかった(認められなかった)のです。

なぜなら私は1人でいることが好きだから。
1人で買い物するのも好き、家で1人でずっと過ごすことも苦じゃない。
思い込んでいました

仕事に追われていた毎日を思えば、自分の思うままに今日は天気がいいから出かけようかな、今日はゆっくりしたいから家でパジャマで過ごそうなど自由に選択することができ謳歌していたつもりでした
楽しめている時ももちろんあるのですが、思ったほど心は満たされていないのです。


自由な時間は実はここまで!と限られている方が有意義に過ごせたりするものですよね。

その他辛いと感じること
・変化が少ないこと、刺激がないこと
家事が一日のメインだとだんだんとつまらないと感じる
仕事をしていた頃に比べ自分の「成長」などを感じない
結局、これらのことも人と関わっていたら、周りから刺激を受けてハリが出てくると思うのです。

専業主婦は想像以上に「孤独」なのだと痛感しています。

息子さえ社会に出ているのに。自己嫌悪に陥る専業主婦

息子は現在保育園に通っています。
運よく待機リストから抜け出して保活を終えたので、平日昼間は私は1人なのです。
いいご身分だねと思われても仕方がないですね。
私も以前はそう思ったかもしれません。

▼ パリ&近郊もなかなかの激戦です、フランスの保育園事情。
www.parisimpleco.life

息子が保育園へ通うようになったことでその間の家事などはスムーズにできる時間が確保できたものの、同時に自分との戦いが始まったのです。

手のかかる小さな息子と一緒にいると育児も家事も全然上手くいかずイライラしたりして、目の前のことをこなしていくだけで精一杯!あっという間に1日も過ぎ去る日々でした。

息子が最優先で、それが全て。
妊娠、出産を経て子育てが私の人生の中心となっていたこの約2年。

そこから突然子育てしない時間を持ったときに、良く言えば自分と向き合う時間がようやくできてたのですが、ふとこう思うのです。

「私、何やってるんだろう」

一歳半の息子さえ保育園でお友達とのコミュニティがあるのに私は一切ないんですよね。
幸い、気のおけない数少ない友人はいますが、毎日顔を合わせるわけではない。
そもそもみんなは働いているし…と連絡そのものをするのを躊躇してしまうようになっていました。気のおけない友人のはずなのに。

元同僚でもある日本人の友人の一人は私と(ほぼ)同期が今や産休に入った上司の代理を務められるほど、チームからも信頼を置かれる存在になっていました。
一生懸命子育てを頑張ってきたつもりの私はちょっと複雑な気持ちになってしまったのです。(おこがましいけど)
友人の出世が羨ましくて、もちろん誇らしくもあります。日本ではない場所でみんなをまとめるんですから!みんな自由だし主張も強いのに。

誇らしいは嘘っぽく思えるとかもしれないですが、私はその同じ2年という月日の中で仕事において全く前進していないんだな…と改めて感じてしまいました。仕事してないんだから当たり前ですけどね。


専業主婦は楽なのか、自分が強くないとそう思えないかも


人との関わりを持たなくなったことで、自分の評価は時々入る情報から自分で評価することになります

これが厄介。

自分を評価する必要はあるのか?と思われるかもしれませんが、例えば仕事をしていると、上司からの評価やお客様からのお言葉(お褒めやお叱り)などを受けて、それがモチベーションやレベルアップの原動力になります。
また、予算や目標達成に対して同僚達とコミュニケーションを取り合うことが仕事として存在するのです。
それはそれで人間関係のストレスも発生するのだけど、結果として仕事が評価されれば、新しい仕事を任されたり出世に繋がるという変化がやって来ます。

私の大きな気づきは仕事とメンタルのバランスを取る上でも大切な事なんですが、新しい仕事や責任が大きく伴う内容でも誰かに評価されると、頑張れると思うんです。

一方で、専業主婦は誰も評価してくれない。
(そもそも仕事ではないけど)
夫と息子が自分の作ったご飯を美味しそうに食べてくれるとそれは嬉しいことには違いないですが、その後出世するわけではないんです。
明日も同じ事をするわけだし、今年の頑張りで次年度の給料が上がるわけでもない。


私はこれまでにものすごいキャリアを持っているわけでは無いですが、航空会社で7年ほど勤めて、責任者と言われるポジションもやっていました。
誰もが知る自動車会社の役員秘書という仕事の経験もして、パリでも長くは無いけれど数社フランス企業で職務経験があります。

だからとても苦しいんです、この誰からも一向に認められない感じ。

今、私の任務は繰り返し続け今日も明日も終わりがない。
洗い物をようやく済ませて昼食を作り始めて食べて片付けて…。

自分自身をだんだんと自分が認められなくなっていきます。

家事も育児も出来なくなった、働いてもいないのに

ほんの1ヶ月前、その任務が出来なくなってきたんです。
永遠に終わらない(気がする)家事をやっても面白くなくて、誰からの評価もされない。
一生懸命続けていけば手際よくなったり、料理が上手くなるかもしれないけどこれをしている間に失ったものは沢山ある。
いつまでこれを続けるのか、復職できるのか。
自分にどんどん自信がなくなっていく。

こんなことばかり考えて、上手く行動できない自分にまた嫌気がさし始めました。
息子に作った手抜きのご飯。食べてくれずに「そりゃそうだよね、こんな愛情のこもっていない料理」とさえ思う。

今思えばうつなどの傾向があったのではないかと思います。
その渦中だと冷静な自己分析はなかなか難しい気がします。

具体的な症状としては
・疲れているわけでもないのに、家事ができない。
・笑えない、やる気が出ない
・それらに対して自分の無力さに自己嫌悪

近くにいても分からない専業主婦の苦悩

完全にストレスが溜まっていることは理解できても、「働いてもいないのに家事もできない」ということが自分で理解できないし解決策が見つかりませんでした。
こういったストレスの矛先は夫に向けられました。

あるとき思い切って、ずっと言わなかった辛さや苦しみを夫についに打ち明けました。
夫は驚いていました

私も以前そうだったように「専業主婦は働かなくていい=ストレスが少ない(もしかしたら楽だろう)」と少なからず思っていたからだと思います。
自由を謳歌しているようにも見えていたと思います。

苦しいと思っていること、不安に思っていることを打ち明けた時、人とこんなに長く話したの久々だとさえ打ち明けると、それを聞いた夫は反省していました。
一日の中で話す人がほとんどいない、夫とも話さなかったら私はその日誰とも話さず終わる。

私が息子が眠るまで寝室にいるとそのまま横で眠ってしまったり、夫が帰宅してうたた寝していたりという状況も続いていたので本当にお喋りする時間が存在しない時期がありました。

夫は息子が保育園に入れた時「しばらくゆっくりしたらいいよ。一歳まで付きっきりだったからやっと自由な時間が持てるんだから」と言ってくれていました。

私もそれが実現すると思っていたのですが、なぜか気持ちが不安定になることも増えたのです。

・経済的不安、自分で自由にお金を使いにくいこと
・無職であることへの負い目
・社会復帰が困難になることへの不安
・育児に対する責任感
・フランス語力の低下

よく感じてしまうのはこういった要素。
フランスは日本以上に共働きが多い社会で「健康なのに働いていない」となぜ?と思われることも多いようです。

フランス語だと専業主婦と言う言葉はないので、「今は無職です」と言う表現になります。
「求職中」とか「(入園前は)子供をみてます」と言ったこともありました。

専業主婦だから「私が育児を主体でやらなければ」と考えてしまいがち、それは結局自分を追い込むことになってしまいました。
いつか仕事を持ちたいと漠然と思いながら、日々が過ぎていくとこれから経済的に大丈夫かな?とかこのままだとフランス語も伸び悩む、むしろ低下するなぁと言う不安要素ばかり生まれてきます。

なぜ専業主婦は働かないのか

働いていないから専業主婦なのですが、そんなに不満だらけで辛いなら働けば少し変わるんじゃないかと思う方も多いと思います。
私も実はそう思っています。
それでも「働かない(働けない)理由」はもちろん家庭によると思いますが、私の場合は下記のような理由です。

・妊娠後期6ヶ月目で当時働いていた会社の契約更新がされなかった→失業した
・出産から息子が1歳になるまでは私が家で息子をみたかったから
・1歳時点で保育園の空きが無かったため就活断念。
・仕事を再開する前に日本に帰っておこう(一時帰国)
・保育園入園できた為就活始めようとすると引っ越しが決まり、再度保育園を探す羽目になる・・

環境のせいばかりにしていますが、この環境だと本当に仕事を探せない・・。
短期間の契約の仕事にもトライしたことはありますが急だったこととやはり息子を預ける先の折り合いがつかず断念。

簡単ではないのです。
ちなみにフランスも保育園事情は大変厳しいですが、共働きである事はは必須条件ではないです。

やはり時間があるからネガティブに深く考えてしまうのですよね。
今、少しマシになってきたので辛かった時期(ついこの間の話ですけど)を冷静に振り返ることが出来てきています。

▶︎引っ越しが引き金となり、その後1年以上自宅保育になった・・・(就職できてない)
www.parisimpleco.life


なぜマシになってきたのかを書きます。
もし、今辛い状況の方がいらしたら少しでも参考にして頂きたいです。

専業主婦が辛い時、乗り越える方法(旦那さんもみて欲しい)

専業主婦という状況自体は変わっていませんが、いつまでも辛いと言ってばかりはいられません。
私が実際に実践して、どうにか自分のメンタルと向きあって立ち直りつつある方法を紹介します。

パートナーに打ち明ける

パートナーが一生懸命働いてくれるから生活していける。私は、家事や育児をすることもなぜか完璧にできない。
パートナーは疲れているのに仕事してない私が疲れていると言ったらなんと思うだろう‥
これが完全にネックになってしまい実は毎日顔をあわせるパートナーに話せない原因になってしまっています。

結局、何も言わなかったところで「辛い」気持ちは蓄積され続けるので「妻が不機嫌」「元気がない」と思われたままになってしまうのです。

私も初めは躊躇していましたが、打ち明けてよかったと思っています。
その立場になっていないとどんなに仲の良い夫婦、カップルと言っても肝心な部分は分かち合えていないのかもしれません。

体を動かす

がっつり運動した方がいいとは言いません。むしろそう言った言葉は負荷になりませんか?
散歩でも、ウインドーショッピングでもいいです。
外に出ると、それだけで思っていたより気分が良くなります
ポイントは食材の買い出しなど家事のためでなくて自分の為に外に出る事です。

ながらエンターテイメントする

何かしながらできるエンターテイメントはもはや現代ではなんでもありますね。
私は主にこんな感じです。

◎バス、電車移動しながら・・・読書
◎家事しながら・・・ユーチューブ、音読アプリ


読書は息子が生まれてから育児関連のもの以外は本当に読まなくなりました。読めなくなったというのが正解かも。
今はもっぱらモンテッソーリ教育について。
フランスでも必ず書店にコーナーがあります。
以前から興味はあるのでつい見てしまうのですよね。

自分と向き合うとついネガティブになりがち、自己評価を下げがちになるので、もっとメンタルを強くする必要があるとか心の安定が大切だと感じています。
あまりかしこまってもまた苦しいので、難しい話は取り入れません。

心を整える。

長谷部誠 幻冬舎 2014年01月
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元日本代表主将 長谷部誠さん著「心を整える」です。

とにかくお人柄が文章から伝わってくる
私も頑張ろうと勇気をもらえました。
読みやすいのにメンタルに関する専門書以上に心に入ってくる。
やはり真面目でストイックな部分がバシバシ感じられてそれが尊敬できます。
あの大舞台ではこんなことが起きていたんだとかこんなことを思われていたんだと試合中の裏話も興味深いです。
私はサッカーの試合を観るのが好きなのでパリに来てヨーロッパのリーグ戦を観られるのが楽しみの一つなのです(日本に居ると時差の関係でリアルタイムで観ようにも夜中3時〜とかになってしまうのです)

嫌味がなくでもしっかりメンタルに効く本です。

さいごに

専業主婦の悩みはもしかしたら、多くの方と共通することなのではないでしょうか。
仕事に就きたい、何か私もやりたい!と思っている方こそ悩んでしまったり、現状が辛いと感じてしまうからです。
私の新たな課題はやはり就職活動とどんな働き方をするのか?
子供と最大限一緒に過ごしたいし、自分が頑張れる(モチベーションを高めていける)仕事もしたい。私の夫は職業柄週末も出勤しているのでそのバランスも上手く取っていく必要があります。
要するに難易度が高い・・。笑
まずは自分自身が心が落ち着いたので新たなスタートを切る準備がようやくできた、というところです。
日々の問題は小さいものから大きいことまでありますが、ちょっとずつ乗り越えて楽しめるようにしていきたいと思っています。
皆さんも孤独を感じたりしないで、同じ境遇の人がいるんだという事を忘れずにいきましょう。


▷第一子を出産後、主婦として母として思うところが出てきました。
第二子に対する考えが実際に子供を持ったことで変わってきました。
ちょっとヘビーな内容になっているかもしれません・・。
note.com



本日もお読みいただきありがとうございました。

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