【フランス洗濯事情】洗剤を使わない方法がエコロジーでエコノミー

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みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。

今日はフランスのお洗濯事情についてお話ししたいと思います。


妊娠・出産準備がきっかけで洗濯洗剤と柔軟剤を使うことをやめました〜(不思議な人w)

洗濯しないわけにはいかないので環境にも体にも影響の少ない洗濯の実で洗濯してみたら、とても良くてハマってしまいました!


●洗剤をやめた理由ときっかけ
●どうやってお洗濯してるのか
●環境とお肌に優しいお洗濯はじめました

キツイ匂いが苦手な方だけでなく、敏感肌やお子様や妊婦さんのお洗濯方法を考えている方もぜひ参考になさってくださいね。




【フランス洗濯事情】洗剤なしで環境と赤ちゃんの肌にもやさしい方法


フランスで生活を始めてから、洗濯さえもカルチャーショック!を感じます。




・洗濯時間がめちゃくちゃ長い(短縮モードで45分、エコモードだと3時間!!)

・長時間の洗濯のせいか衣類が痛みやすい

・硬水のせいでタオルがゴワゴワ、カチカチ

・白いものを繰り返し洗濯すると、グレーっぽくなってくる 

・洗濯洗剤がやたら大容量(1.5~3L)で、匂いがキツイ!

・柔軟剤も匂いがやたらキツいし、使っても洗濯物が柔らかくならない!!





洗濯洗剤と柔軟剤の匂いがキツい!


色々カルチャーショックがある中でも特に、一般的な洗濯洗剤の匂いがキツすぎて鼻がもげそうになる...。


いわゆる「いい匂い」なのでしょうが、私には香りが強すぎると感じます。


パリではバルコニーに干すのはNGで乾燥機がない場合は部屋干しが基本です。


洗濯物を乾かす間は部屋中に香りが広がります。


柔軟剤も同じく強い香りで、しかも使ってもなぜか柔らかくならないなぜ!

しかも大容量な1.5Lとか3Lみたいな巨大なボトルかその詰め替え用しかないので、匂いが好きじゃなかった時の絶望感ったら。そして重いw




つわり中の洗濯が辛い

妊娠中は匂いづわりという特定の匂いが受け付けなかったり、匂いに敏感になることがありますが、私もまさにそうでした。


元から結構強めだと感じた洗剤の香りがつわりが始まった頃は頭痛がしたり、気分が悪くなりました…。


生まれてくる赤ちゃんの服やお布団も用意しなきゃいけないという時だったのでこれを赤ちゃんの服にも使うの嫌だな...と抵抗を感じていました。



色々調べていると「洗剤を使わない洗濯方法」はいくつかあり一般の洗剤よりもナチュラルな素材を使って洗濯することができます。


いっそのこと洗剤と柔軟剤を使うことをやめることにしました!




柔軟剤は赤ちゃんにはNG


柔軟剤を入れても硬水の影響か全然衣類が柔らかくならないし、出産準備で初めて知ったのですが赤ちゃんの服には柔軟剤を使ってはいけないと言う産院からのアドバイスがあり、

どういうこと?!となりました。


新生児は特に皮膚が薄く敏感であることからある程度の時期まで使用はメーカーなどでも推奨されていません。




▷赤ちゃんに柔軟剤がNGな理由:


・香料・合成化学成分による皮膚反応やアレルギーのリスク
・有害な化学物質の吸引リスク
・皮膚呼吸の阻害(衣類をコーティングすることで柔らかくなるが同時に通気性が低下するため)



⇨フランスではお掃除などで多用されるVinegre blancを使うことにしました。



●100%ナチュラル素材
●衣類を柔らかくする
●カルキ対策


フランス人にとっては香ってこそ、清潔な洗濯物


洗剤の匂いがキツすぎるという話を夫や義家族と話した際に「洗剤のいい匂いがしてこそ清潔な洗濯物だ!」と言っていました。


確かに生乾きの嫌な匂いがするのは嫌ですが、ふわっと香るというよりは鼻にガツンと来るのでちょっとわけが違うんですよねぇ。



日本に一時帰国すると、実家の洗剤が優し〜い香りで反対にびっくりしたくらい。




赤ちゃん用洗剤には、フランスでは有名なネコマークの商品がありますが、義母からもらったけど同じく匂いがキツすぎてつわり中耐えられず、その後は使うことなく引っ越しで知人にあげてしまいました。





【ウォッシュナッツ】洗剤なしで洗濯する!100%天然素材の洗濯の実

洗剤なしでお洗濯をするなんてそれまで考えたこともなかったのですが、意外とやり方はあるんですね。



調べてみたら「洗濯の実」と言われる木の実を使って自然なものだけの洗濯することができることを知りました。



フランスではNoix de Rhita、Noix Lavageと言われています。


本当に木の実なので、ケミカルなものは一切なしでお洗濯できると分かったのですが、最初はかなり半信半疑でした。


こちらが洗濯の実。


実(み)と言っても中は空洞で乾燥している果皮です。
ムクロジの木から取れるもの。

果皮には石鹸成分のサポニンを発生させると言う特徴を持っています。


インドやスリランカなどでたくさん採れ、
昔から特にカシミアなどの洗濯に使われてきたものです。



水の中でかき混ぜると、この実から泡が出てきます。
ケミカルなものではなく、自然なものでこの泡で洗濯をすることができます。





日本語でも取り扱っているお店は実はたくさんあるようで、以下のように呼ばれています。




・洗濯の実
・ランドリーサボン
・ウォッシュナッツ
・ランドリーナッツ など



洗濯方法

洗濯の実と言われる木の実だけで一体どうやって洗濯ができるのか?気になりますよね。





【使い方】

①付属のコットンの袋に5粒ほど実を入れる。
②洗濯物と一緒に回す

たったこれだけ。
洗いが始まると泡がもこもこ出てきます
途中取り出す必要はなし。




【仕上がり】

かなり良いです!


明らかにフワフワに柔らかく仕上がります。
疑いの目を持っていたのですが、特に柔らかさには驚きました!



特に違いを感じるのはバスタオル。触り心地が違います



フランスは硬水の影響で本当にゴワゴワに仕上がります。息子にもタオルがカチカチだと言われたことあり。w


(そもそもフランスのタオルがずっしり重くてかため)

一気になめらかな手触りになっていて感激。カシミアのケアに使われていたのも納得です。



ケミカルなものは一切入っていない自然のものなので、赤ちゃんの洋服や寝具、つわりや匂いに敏感な人、敏感肌の方にも問題なく使うことができますね。




その他にもこんなメリットがあります。



【環境にやさしい】
化学成分ゼロで環境を汚さない、使い古した木の実は燃えるゴミへ



【経済的】木の実は複数回使うことができる、フランスの一般的な洗剤よりコストが安い



【嵩張らない】使うたびに減っていくし、収納場所を取らない。旅行にも液漏れの心配なく持って行けるのが便利





▷1kg入りはどのくらい持つか?
⇨約10ヶ月で使い切りました。家族3人で赤ちゃん用/大人用で分けて洗濯(1日1~2回洗濯)
洗濯機は6Lのもの。



⇨息子の成長や洗濯量が増えた&洗濯機のサイズアップ(7L)で半年くらいで使い切るようになってきました






どこで買うことができる?


パリでは1KG入りでオーガニックスーパーやアロマゾーンなどで売られています。

▶︎Aroma-ZoneではアロマセラピーやDIYコスメに必要なあらゆるものが手に入ります!
www.parisimpleco.life



▷フランスのAmazonでも取り扱いがあります:Alepia Noix de Lavage Bio, Agrumes, 1 kg

▷現在楽天での取り扱いがあります。

気になる点と対策

洗濯の実は自然のものゆえにこんな特徴もあります。

①衣類に香りが全くつかない
②激しい汚れが落ちにくい
③洗濯の実は使い捨て


我が家ではこんな風に解決しています。

①香り付けはエッセンシャルオイル



やはり全く香りがしないとさみしいのでエッセンシャルオイルで香りづけしています。


木の実にも影響なく、干す時にふわりと優しく香ります。
我が家はラベンダーの香りを使用しており、心地よい香りに加えて抗菌効果があります。




②激しい汚れには予洗いプラス



・重曹(ひどい汚れに、臭い洗濯物にも)
・お酢(白をより白くする、柔軟剤効果、カルキ対策)
・日本で買ったウタマロ固形石鹸かマルセイユ石鹸で汚れを取る




③複数回繰り返し使い、燃えるごみとして処分



洗濯の実は複数使うことができますが、特に海外の洗濯機はお湯で洗濯するため、お湯の温度によって1度でふにゃふにゃになってしまい、2回目は使うと効果が薄い(泡が出にくい)ことがあります。



〜40度だと2〜3回くらい繰り返し使えますが、60度以上だと1回で取り替えるのが良さそうです。
処分の際は燃えるゴミとして捨てることができます。

▶︎おむつや赤ちゃんグッズはネットオーガニックスーパーをフル活用!
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ぜひ、試してみてくださいね。



▶︎黒い服を黒いまま美しくキープするには
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本日もお読み頂きありがとうございました!




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