みなさん、こんにちは。フランス在住のYocoです。
今日は、私もしかしてホームシックかな?と思ったら読んでほしい記事を書きました。
いやいや、もう海外長いんで慣れてます
日本ではもう働けないっすわ〜
と思っている特に「海外生活が随分慣れてきた」人向けの記事になっています。
今住んでいる場所も居心地がいいし、
コミュニティもあるし、ホームシックなんてと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、
あれれ、J-popがやたら泣ける...
ってことがあれば、
もしかしたらホームシックかもしれません。
航空券も価格高騰して
なかなか日本に帰るタイミングが難しいこともあるし、
海外では気を張って意地を張って生きないといけないこともある。
つまり、日本を感じることで、その疲れが癒されるということ。
もしかしたら、ちょっと心身が疲れている時の何%かは、
ホームシック的なものなのかもしれないです。(私の実感としてある)
・この記事はフランス在住9年目
・フランスも日本も両方好きですと言い張るYocoが書いています
【海外生活】慣れてきた頃にホームシックかな?と思ったら
海外生活が長くなれば、意外と住みやすくなるし、
「いや、もう日本には戻れない」
「日本ではもう働けない」
と、割と本気で思う一方で、
ふと流れてきたあの頃のJ-popに胸を打たれる瞬間があり、
急に日本が恋しくなったりするんですよね。
海外生活1年目、2年目、3年目は生活に慣れることや新鮮さを感じつつも、
きっといろいろ模索しながら過ごしている大変な時期だと思います。
段々と、慣れてくると、住みやすくなって行くので楽なことも増える一方で、
カルチャーショックどころか、
最初は見えていなかった社会の闇がむしろ見えてきたりw (何があった)、
最初は理解できなかった言語や表現がわかってしまったりw、
一周回って「あぁ日本、神」みたいな時間もやってくる。
もはや、色々ひっくるめて
海外で幸せの基準を下げて生きていると(それはそれで幸せなの)、
いつの間にか「日本に帰ることが非日常」すぎて、
いつものカオスなフランスに着いたら
・空港に着いた瞬間から無愛想なフランス人に歓迎される
・当然、動いてないエレベーター
・あちこちにゴミが落ちている
あ〜帰ってきたんだと、安堵します。w
悲惨w
▶︎日本では考えられない衛生概念
でも、嫌いじゃないんですよ。
フランス(パリ周辺)のことしか知りませんが、
誰も彼も人間らしく生きているし、
困っている人がいたら助けてくれるし、そう思って生きられるし、
子連れだと当たり前のように優遇してもらえるし。
遠い故郷の日本はエネルギーチャージの場所として大切に思えているし、
海外生活が長くなるほど、日本人であることを意識して、誇りに思う気持ちになってくる。
海外の家のデコレーションとかが好きなのに、
南部鉄器の急須が欲しくなるし、
畳とか欲しくなるのってそういうことなのかね!(私も片隅に置きたいと思っている)
前置きが長くなりましたが、
もしかしたら、ちょっと心身が疲れている時の何%かは、
ホームシック的なものなのかもしれないです。
つまり、日本を感じることで、その疲れが癒されるということ。
心の回復に試すべきこと
心の回復というと、とても重大なことに感じてしまいますが、
海外にいると、昔流行った歌とかテレビの話さえ
共有できる人が家族にはいなかったりして、
「そんな大したことなさそうなこと」がちょっとずつ重なっている気がする。
・日本食を食べる
手作りでもいいし、お店に行ってもいい、とりあえず食べてみる。
⇨美味しくて期待を超えていたら、とっても幸せだし、
なんだよこれと思ったらそれもまた正常な反応だし。
育った土地のものを食べることはやっぱり心身に影響する。
▶︎海外でも手に入る和食用食材をリスト化しました!
・J-popを聴いてみる
個人的には定期的に聴いたりする習慣はなかったけど、
ふと、GLAYのHOWEVERが流れた時にグッときた。w
大ファンだったということではないけど、
当然何度も聞いていたし、遠い記憶を遡った感じがした。
しかも、最近はネットフリックスなどで日本のドラマやドラマ主題歌もなつかしのあの頃のものがふと現れると、ちょっと感情をえぐられる気持ちになる。
嬉しいような、センチメンタルな気持ちになる。
え?私が病んでいるだけ?
・J-popを大声で歌ってみる
聴くだけでも十分いいのですが、歌ってみてください!
家族が「え、何その歌..?」みたいな誰も共感してくれなくても全然いい。
むしろ、いや、この曲の良さ分からなくて残念だね、君はという顔で大声で歌えばいい。
びっくりするくらい歌詞も覚えているし、
あ、あの時のCMの!みたいなシーンが蘇ってくる。
YouTubeが色んな曲を提案してくるので、そのままおすすめに乗って歌うのです。
・日本の本を読む(できたら紙で)
デジタルですぐに買えるとはいえ、
紙で見ると、丁寧に作られた本の表紙や素材や読みやすさなどいちいち感動する。
内容は好きなものでいいんだけど、活字を落ち着いて読むことで、
なんとなく気持ちが落ち着く。
⇨高確率で海外では特に子供とかに「え、どう読んでんの?!」と声をかけられる。
縦書きで逆ページに進んでいくのにいつも驚かれるか、二度見される。w
▶︎パリのブックオフとか行ってみると、日本の書籍コーナーもあるし、
最近のベストセラーも普通に置いてあったりするよ。
・日本語で話しまくる
友達や家族と、とにかく日本語を話しまくる。
直接会えるならなお良いし、ビデオ越しでも。
当たり前のことも、気づいたらやれてないなってことが実はあったりしますね。
▶︎パリで日本のお寿司を食べる
海外に染まる必要はない
「郷に行っては郷に従え」は確かに大切。
自分自身も一応、それを意識してはいるし
フランスにいるならフランスのやり方を尊重して過ごす必要がある。
特に色んなルーツの人がいるし、外国人もめちゃくちゃ多いパリ・パリ郊外の環境では、ある意味自分以外もマイノリティの集まりだけど、
一方で意地でも適応しないで生きようとしている人たちを見ると、
それは違うだろうと思うことがある。
ただ、エセフランス人になればいいわけではないし、ルーツを捨てる必要もない。
特に、海外生活が長くなると、「え、自分のことフランス人か何かだと思ってる?」みたいな変な人もいる。
大抵そういう人は「日本って...w」みたいな日本を下げることしか言わないし、「移民の人が...」と自分は移民ではないかのような謎の立場からものをいう人も現れるので、そういった人から真っ先に距離を置いたり、SNS上なら即ブロックするのも心身を守る一つの手段かもしれません。
▶︎パリの日本人は変だと言われることがある...w
フランスにいると、日本に興味ない人や日本をよく知らない人たちから
「どっかのアジアの国から来た人」程度にしか思われないし、本当にそうなんだけど、
だからこそ、「いやいやあなた日本の良さ少しも知らないなんて」と心で思っとけばいい。
海外にいるからといって、
日本を忘れたり、日本人であることを忘れないで生きる方がいい気がする。
あとは、定期的に日本で行けると、また心身とも回復するよね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
▶︎どうやらそうじゃなさそう、鬱かもしれない...というと思う方は、参考までに。