フランスの学校は2ヶ月おきにバカンス。義両親が孫を預かりたがる問題が面倒
幼稚園に通い始めた息子ですが、フランスといえば子供たちのバカンスがとにかく多い。9月の新学期から2ヶ月おきに2週間のバカンスがやってきます。年間16週!!
働く親からすれば、「預け先問題」はやっぱり深刻です。
企業のバカンスは5週間が最低ラインですから(日本に比べればとんでもなく多いですが)、子供のお休みに全て合わせようとしても全然足りません。
その分、学童やコロニーと言ったバカンス中の有料預け先が充実しているので、親と過ごせないバカンスの何週か分はこういったサービスを利用する家庭も多いです。
もしくは、ベビーシッターも日本に比べれば見つけやすく、利用する家庭もたくさんあります。そして最後の砦はおじいちゃんおばあちゃんに預けるが多いでしょう。
確かに無料で(言い方)、信頼できる家族に家族にみてもらえる方が親としても安心です。
【フランスの学校のバカンス】
・秋:万聖節(Toussant)
・冬:クリスマス
・冬:冬休み
・春:イースター
・夏:夏休み
夏休み以外はそれぞれ2週間ずつ、夏休みはなんと...8週間!
合計16週のバカンス+水曜日休み(午前のみの学校も)+土日祝ももちろんお休みです。いやぁ、多い。
さ、一般論はこのくらいにしておいて、実際みなさんはどうでしょうか?本音としては「親に預けたい」のでしょうか?
特に、義両親。
私は、実はあまり預けたくないと思ってしまっています。
正直預けたくないことに罪悪感を持っているけど、それなりの理由がこれまでの積み重ねであるからです。
一方、義両親はとにかく預かりたいばかり。それはそれで、幸せなことではあります。世の中には積極的に実の孫でも長時間預かりたがらない人もいるからです。
まさに、それが実家の両親。まぁ本当にそう言っていたわけではないですが、そんな感じが出ています。なので、前者の方が「仕方なく預ける」場合でもマシかもしれませんね。
なぜ、子供を(義)両親に預けたくないのか
私が義両親に様々な不信感や嫌悪感を頂いたのは妊娠中が始まりでした。その後産後しばらくも全く受け入れられずにいました。今は少し落ち着いたし、感謝する気持ちも持てるようにはなっていますが、よほど理由がない限り、子供を預けたいとは思っていません。完全にホルモンのせいじゃんとは思いつつも、その後やっぱり受け入れられない部分は引きずっています。
夫は自分の親を喜ばせたいし、実家に行けば自分が楽できるので息子を預けたがりますが。今のところ、義実家に預けて夫婦で出かけたのは近場で買い物などするための数時間だけでした。まぁ私が働いていなかったので、絶対預けないといけない理由もなかったですし、とりあえず預けたくない気持ちが強いのです。
【預けたくない理由】
・時間にスーパー寛容=ルーズすぎる
・危機管理がやばい
・こちらのお願いは聞かない
・実際は子供を見てない
多分あるあるな部分もあると思います。
「預かりたい」という割にはこちらが「やって欲しいこと」「やってほしくないこと」
は無視で自分たちのペースややり方は変えません。
何かで見たことがありますが、おじいちゃんおばあちゃんは「孫のお世話をしたいのではなくて可愛がりたいだけ」という言葉を見てそういうことなんだよなと腑に落ちてしまいましたが、でもこっちが困ることはやめて欲しいんですけど・・。
具体例で言うと、
食事の時間やお昼寝はこの時間帯だから、と伝えてもまぁ守られません。
義実家へ週末などに食事会に呼ばれてランチは14時・15時スタートになることもあります。私はそもそもそれが嫌なのですが、この人たちの習慣なので百歩譲って良しとしても子供に同じようには出来ないので朝から子供の分だけ食事を作り持参することに。
すると、「私が作ってあげたかったのに」と義母。そしたら何時になるのよ?!と言いたかったけど、その後作らずに手ぶらで行ったら「え?持って来てないの?」と言う始末。無責任なんです。
食事がこれなので、お昼寝もいつもの時間には全く間に合わず、寝そびれて寝られないか、寝た時間が遅すぎて夜に響くかどちらにしても最悪。機嫌が悪い状態で返される私たち。
夕方18時までには帰りたいと言ってもこちらの都合はお構いなしで、永遠喋り続けたり「あれをこれを持っていきなさい」とどんどん人の時間を奪うのがとにかく嫌・・。
1日くらいいいんじゃと思うかもしれませんが、毎週末+平日でも家に呼ぼうとするので本当に勘弁してほしい。ヨーロッパの家族の結束はすごいので、しょっちゅう会うことは当然なんでしょうけど、私は遠慮したい・・。極力連絡しないようにしています・・笑
義実家にいる間、義両親が積極的に息子を見ているわけでもないので、悪戯しないか、衛生的に大丈夫かなど、結局は自分で見ていなければならず私は気も休まらず、疲れて毎回帰ってきます。まぁ料理したりしなくてもいいので何もしない嫁なんですけれど。
▶︎その中でも年一辛いのがクリスマス
義両親は基本的には優しいのですが、たまにぶっ飛んでいて夫もブチギレることがあるくらいやばい時があるのです。
レベル1
・おおらかさがヤバイ:息子が義母の陶器のお皿などを触ろうとする⇨
私が注意する⇨「いいのよ〜割れたら片付ける手間が減るから!」いや、割れて怪我することが困るのよ・・
・不衛生さを謎の強要:息子が床や庭に落ちているものを口に入れようとする⇨私が注意する⇨「あなたは(私)気にしすぎ、ちょっとくらい土を食べたほうが免疫付いていいわ」自宅の中も全員靴で歩き回っているし、外から入ってきた犬もいるし。。そもそも落ちたものを・・え・・・・(絶句)
・声が死ぬほど大きい
叫んでるの?って言うくらい。「もうちょっと小さい声で話してくれる?」と何度か言ったことがある。義母は「あなたのカルチャーではないものね」「あなたは都会出身だものね」「これが私たちには普通のことだから」などと笑いながら言うけど嫌味かな
声が大きすぎて頭痛がする。
・子供のリズムは無視
フランスや欧州は大人中心な人も多いので、子供の時間に合わせて食事などが基本的に出来ない人も多い。にしても就寝時間20時って100万回言っても絶対に聞く気がない。その態度がムカつかせる。そのくせ睡眠は大事だなどと理想論だけは唱えている。
特に子供が生まれたばかりの頃も3時間おきに授乳するし、眠いのに23時とかまで滞在させられて(まだ食事中)、帰宅後夫婦喧嘩が絶えなかった。今は割り切って夜ご飯は一切一緒に食べないことになった
レベル2
・保育園見つかったら働くというと「あなたは水土日働けばいいじゃない、私がその日見てるから(自分の休日だから)」
⇨義母はこのように勝手に人の予定を決めて相手を怒らせる
・休職中だけど息子は預かりたい:義母が足を骨折している時も預かりたいと言っていたので拒否した。義母に何かあっては困るし、第一、そんな状態で子供を見てほしくないのよ。。義父は基本自由人なので、まったく子供を見てないし、可愛がってるつもりだけど話が通じないしフラっとどこかに行ってしまうので全く当てにならない。
・庭や家の中に鋭利なナイフや数メートルの鉄の棒などが転がってる。何度言っても片付けてくれない・・
レベル3
・帰宅後手を洗わない、コロナなんて@:¥>#(以下自粛)と言ってる
・危機管理がやばい。嵐の日に海辺に1歳と3歳児を連れて行く
⇨義姉の子供を見るために1歳児と3歳児(多動などの心配が若干あり)を預かっている際に自宅近くの海辺が嵐で超荒れているのを見に行った。動画で大人の顔の高さまで登る波を間近で見せているのを見てゾッとした・・。目の前はちょっとした崖のような場所でリスクしかないのに・・。こう言うところが信じられないし受け入れられない原因。
割り切ることも大事だが、預けたくないものは預けたくない
私も完璧な母親ではないので、うまくいかないことも多いし、毎日のようにイライラ怒っている。それなら、可愛がってくれるマミーパピーを頼ったほうがいいのだよなと思う時もある。が、しかしやっぱり嫌なものは嫌で、息子は私と夫の息子であって、権利は親にある。義母は「私の子供でもある」と夫に冗談で言っていたけど、それは勘弁して欲しい。
好きで預かってくれるしと割り切って考えるようにはしているが、主張はしないといけない。守らないなら「連れて来られない」と言う意思表示は大事かも。
実妹は実家の両親達と距離を置いていたことがあった。まだ動けない赤ちゃんは抱っこしてれば可愛いし大人しいけど、3歳4歳になってきた甥達が手がかかるのが大変で露骨にうちの父はそっけない態度をしたり怒鳴って怒ったりしていた。
親側(私の妹)は「顔見せに行ってあげてる」気持ちも多かったので、「顔見せにわざわざ言ってるのに嫌な気持ちになって帰ることになる」と子供もかわいそうなので距離をおいた。
もちろんうちの両親も異変に気づくけど、いい選択だったと思う。
最近になって寂しかったのか父も甥に優しくしていて思い知ったのだと思う。
子供が嫌な思いするのが一番かわいそうだし、親達もデメリットしかないなら一旦態度に示すことは大事そう。
フランスやヨーロッパの人たちは文化的にも言葉で一度表現するほうがいい気がする。「気づくだろう」で気づかない可能性もあるし、気づかないとまたこちらがフラストレーションが溜まることになるから。
今回は愚痴ばかり。子を育てていると、あらゆる面での壁にぶち当たる。
それにしてもバカンスが多いせいで、2ヶ月ごとに預かる預からないのやり取りするのは超絶面倒くさいなぁ・・・
あ、水曜日も学校がないので、水曜日預けにきなさいの件・・・毎週やるのかな?!
先週学童に預けたことを不満そうに言っていたらしい。
本日もお読み頂いてありがとうございました。
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