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父に贈る言葉

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今週のお題「おとうさん」


日本とフランス共に父の日です!




父に贈るプレゼントは・・まだ用意していないんですが。





父のことを知り合いに話すことは少ないですが、今この日に
「私の父」について書いてみることにしました。


【私の父はこんな人】
・45年間、同じ会社で勤め上げて晴れて今年リタイア生活を始めた
・最近めっきり丸くなったけど、昔はそれはもう気軽になんて話せないほど恐かった

・仕事の話はしない、唯一の父からの教えが説得力あった
・家族が驚く新しいもの好き、新しいことを始めたがる




皆さんのお父さんとは似ている点はあるのでしょうか??





脅威でしかない父親

私が小学生、中学生の頃は父はいわゆる働き盛りで22時とか23時の帰宅は普通でした。
ディーラーだったので、土曜も出勤していて、あまり幼い頃父と週末に出かけた記憶はないです。


自然が大好きなので、年に多い時は2度、まとまった休みで旅行へ行くことはありました。


遊園地なんて行かない


その頃、魅力なんてわかりませんでしたが、家族のお出かけはまさか「遊園地」などではなく、車を走らせて川辺で遊んだり、峠道をぐるぐる走って山で過ごすと言うのが我が家の定番でした。

「お友達はディズニーランドに行っているのに、なんでうちはこんなつまらないところなの!」と父本人に言えない私は母に聞いたことがあります。


母も内心私の気持ちを分かっていたでしょうけど、『せっかくお父さんが連れて来てくれてるのにそんなこと言うんじゃない!』と怒られてなおさら不満になったことがありました。


受け継がれるDNA

人混み、長蛇の列がまず大嫌いな父なので、人様が行く場所には行かないと言うのが彼の考え。



・自然が好き
・人混み、人と一緒、待つのが嫌い

気がつくと、完全に私はその血を受け継いだので、今や何も言えません。笑
ただ、小さい時は嫌だったのですよね。


でも【お父さんに頼みごと】は本当に高校生になってもできなかったくらい脅威の存在でした。




規律正しい父、一言で黙らせる


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何事もきちっとしている父なので、毎日同じ時間に同じこと何年間もをするタイプです。
今も夕食の後テレビを観ながらマッサージチェアに座る、やっていることこそ緩いですが、時刻は毎日同じで20時にお風呂に入れるように19:55に動き出す、と言うルーティーンが変わらないようです。笑

突然怒る父

朝の挨拶の声が小さいと、「声が小さい!」と体育の先生ですか!?みたいな一言を寝ぼけながら朝食を食べる私たち兄弟に突然怒鳴る、と言うのがスタイルでした。

箸の持ち方、兄弟で遊んでいる時、いってらっしゃいの声が聞こえない
など・・・

躾なんでしょうけど、ドカンと落ちる雷にいつもビビっていた私たちでした。
時代ですかね。


そんな父は今年春定年を迎えました。


定年した父が変わった


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45年間ずっと同じ会社で務めた父が今年春定年を迎えました。


社会人になった頃の私は仕事が辛くて、辞めたいと思った時に父って本当にすごいんだなとまさに身を以て知ったことがあります。



それをひたすら、45年!!!


すごい・・・・


先にも述べましたが、とにかくきっちりとした性格の父。(そこはあまり受け継いでいない私)

こんな父、初めて見た

定年後、のんびりしまくっている父にまだ働いている母がイライラする、と言うのはよくある現象ですね。
うちも例外ではないようで、母から愚痴を聞かされることがあります。





「お父さん、私が仕事に行った後、二度寝してると思う!」




休日でも朝7時ちょうどに起きて、ルーティーンをこなしていた父。

今は年1でしか実家に帰らないので変化は見づらいのですが、

父に限ってそんなことがあるなんて!



先日の日本への帰省時、私の息子と会うのを心待ちにしていたであろうに二度寝したんです!!!笑 

(いーじゃないかって話ですよね)



時差ボケなどもあり連日、朝6時には起床する息子。
母は7:30くらいに出勤していくので見送ることができたのですが、その一瞬起きて来た父。

息子とそのまま遊んでくれるんだろうと期待していたのですが・・・




「じゃあ、じいじはもう一回寝てくるから〜」



ええええぇぇぇぇぇ!!!!しかも、じいじって。


いや、いいんですよ二度寝しても。
でも孫がこんなに朝からはしゃいでいるのにそれを無視してまた自分だけ寝ようって!


何より母の勘が当たっている恐さ。さすがですね。


父と仕事の話、これがベテランの教え


父は車が大好きで、本当はレーサーとかになりたかったようですが祖母に猛反対され、ある自動車会社へ就職しました。


カニシャンとしてキャリアをスタートさせました。
その仕事がすごく好きだったようですが、いわゆる若手の仕事なのである程度になると営業に回されていくと言う形式だったようです。



父はあまりおしゃべりが得意なタイプではないし、あまり本意ではなかったようですがその部門で30年以上勤めていたのですから本当にすごいなと心から思います。




私も社会人になり、同じくあまりおしゃべりが得意ではないのに憧れの航空会社での仕事がしたくて縁があり就職しました。


就職後数年が経過した頃、私はビジネスクラスやお得意様、VIPと言うような重要顧客を担当する機会が増えて来て、いよいよプレッシャーに襲われて、時々実家に帰っては母に愚痴をこぼしていました。

寡黙な父からの言葉がモチベーションになる

父は特に何も言わず、大抵聞いていただけでしたが、ある時言われた一言がとても印象的で、かつこれこそ、ベテランの教えなのだと立て直したことがありました。



長年営業職をしている父が一言、





「会社を支えているのはお得意さんだからね」と言いました。





当時の私は1日に何百人ものお客様の接客をする中で、その中の数パーセントに当たる航空会社のお得意様(マイレージの上級会員やVIPなど)にミスがあってはならないとか、早くしなきゃと言うようなプレッシャーを日々感じながら仕事にあったっていました。




もっと言えば決して楽しめていなくて、旅行に出かけていく家族づれや学生達を接客している方が無駄なストレスを感じることなく対応できていたと思っていました。


同時に、接客の仕事は目に見える数字「個人の売り上げやその日の収益」が見え辛く、目標を立てにくいのでモチベーションが下がることは致命的だと気付き始めていました。
このままではまずいと思いながらも解決策は見出せていませんでした。

経験値が説得力を与えた

父の言った一言はそのモヤモヤを救ったように感じました。

なぜなら、目の前にいるお得意様を大切にしなければ、会社の収益を伸ばすことができないとリアルに感じられたからです。


航空会社のお得意様は他社でも同じようにお得意様である場合が多いです。
他社でさらに素晴らしい待遇を受けられるなら、そちらに流れていくことはとても簡単です。


父は家で仕事の話をするのが大嫌いなので、ほとんど聞いたことはありません。
その父がさらりと口にした言葉は経験が語る重みのある一言だと感じました。


余談ですが、その後は、仕事に慣れて来たこともあり、お得意様対応がだんだん好きになったと言う嘘みたいな本当の話があります。

お得意様は慣れているからこそ、こちらの話も汲み取ってくださり、私はひたすらその先の快適さや利便性を提案していくことが仕事だと認識できた時、楽しさを覚えました!


最後に 父は新しいもの好き


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私の父の話と言う個人的なところにお付き合い頂いてありがとうございます。

父は定年前の社員旅行でハワイに行ったのですが、グループは作らず(入れてもらえなかったのかどうか知りませんが)一人で行動する!と言い張っていました。

その時点で一緒に行かない母は「海外なのに・・若くないんだから」と心配していましたが、現地で何をするか教えないと言うまた心配を掛けさせる父。

聞かなくて正解だったんですが、人生で初めて【サーフィンに挑戦した】のです!


それには家族全員驚き!!!!


トレーナーの方がお上手だったのでしょう、なんと、ちゃんと立ち上がり波に乗っていました!その姿を写真で見ました。笑

その数ヶ月後には30年ぶりにと、バイクに乗り始めて一人ツーリングに行き始める父。


自由だ・・・


とにかくいつまでも自由で元気でいて欲しい、お父さん。


▼ 父が好きなハワイのお話し

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本日もお読みいただきありがとうございました。

世の中のお父様、素敵な父の日を!


★写真は留学時代に住んでいた南仏の都市のものです。



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